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第十一話 自然のお願い

よろしくお願いします

俺の手は彼女の力によってちぎれそうなほどに、引っ張られながらでいた。

「ちょっと、待ってください!俺自分で走れますから、俺引っ張られなくても、ついていけますから!」

と、俺が真剣な顔をして、彼女に訴えていると、やっと彼女は走る速さを遅めて、俺の方を向いてくれる。そして、

「あ、ごめん」

と言って急に放したのだった。

俺はあまりにも急に話されたことによって前のめりに倒れそうになる。

「うぉっと」

「さっきは大丈夫だったけどあいつら、仲間に即座に連絡できるから、なるべく見つからないように速く移動するし、なるべく近くにいて欲しいの」

聞いてはいたけれど、連絡されたら厄介だなぁやはり、だから彼女の言っていることは正しい、正しいのだが

「一つだけ、体力は温存しときましょう」

「まぁ、それもそうかありがとう!」

そう言って俺に向かってナイスと言わんばかりの顔をして、それから親指を立てて俺に見せてきた。

その親指はなんとも歪な形をしていたのだが

「じゃ!急ぐよ!」

そう言う彼女の一言と同時に俺たちはまた通路を走り出す

俺は走り続ける、彼女が止まるまでは、そして、

彼女は突如曲がり角で急停車した。

「うぉ!ど、どうしたんすか?」

俺はひそひそ声でそう言う。

「シッ!敵がいる」

そう言われた先をみると、たしかに敵らしき陰が二つほど見えた。

幸いなことに二つだけ、最小人数である。

それに俺はホッと息を吐くが、どうやらそんな時間はないらしい、彼女は俺に手で合図をして急に走り出す。

そして一人目をその勢いに任せてタックルのようにして、倒す。

そして忘れずにホッチキスのようなものでトドメ的なものをさす。

そして俺は彼女がタックルしなかった方を狙ったのだが、俺の反応と足の速さが遅かったようだった。

そいつは急に緑色のいかにも体に悪そうなガスを体全体から出して逃走を図ろうとする。

「あ、やべ!」

俺がそう言ったことで、彼女もそれに気づいたのだろう、彼女は鼻を塞ぎ、その場から走る体勢へと移行して、地面を蹴って高速移動を開始する。

そしてあっと言う前に、そいつのところへと追いつき、的確にホッチキスのような物で攻撃する。

そしてそいつを確認して、俺の方へとゆっくりと歩いてくる。

怒られる!!

「なにしてんの!まぁ、今回は最終的には良かったから良いけどさぁ」

「ごめんなさい」

「いや、ごめんごめん、君にはドアだけの協力をお願いしていたんだったね、そんな君に戦闘まで求めた私が悪かった」

なんだか言い方がムカつくなぁ!

僕を馬鹿にしているような、、

「いや、俺が悪かったっす!次からはこれ使いますんで」

と言って、前の戦いでもらったものを見せる。

「できれはそうして欲しいな」

と、彼女は呆れていた顔を少し今までの顔に戻してそう言う。

「はい、そうします」

ありがとうございます

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