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【完結】決戦世界のダンジョンマスター【書籍一巻発売中】  作者: 鋼我
二章 迷路なくばダンジョンにあらじ
34/207

これを異世界に持ち込んだのは誰だぁ!

「その冒険者、確実に商業派閥の息がかかってますね。私の後釜ですよ、きっと」

「やっぱり?」


 小声で爽やかに言い切ったヨルマの言葉に、俺は溜息を吐いた。


 お貴族様方との話し合いの翌日。俺、ヨルマ、そしてコボルト・シャーマンの二人と一匹はコアルームにいた。ヨルマがここにいる理由は、迷路づくりの相談をするため。シャーマンがここにいる理由は、エドヴァルド殿から言われた件のためだった。


 シャーマンは石の椅子の前に、座禅を組んでいる。彼の前には木製の大皿、ダンジョンを掘った時に出てきた小石、煙を漂わせる簡素な香炉等々、よくわからないものが雑多に置かれている。


 エドヴァルド殿の話にあった水の事をシャーマンに伝えたところ、


『ならば自分がお役に立てられるかと!』


などと尻尾を振りながら宣言したのが昨晩の事。朝に色々準備をして、このコアルームで謎の儀式を始めたわけである。


 コアルームである理由は、ここが力の中枢だからとの事。まあ、言わんとするところはなんとなくわかる。ここが中枢でなければどこがという話にもなるし。


 結果が出るまで、ヨルマと待つ。その間に、冒険者について話をしてみたところ冒頭の通りになったのだ。


「この場所を知っている。一切話を聞かない。腕利き。ここまで状況証拠がそろえば目的は前回の私と同じ。モンスター撃破による経済攻撃でしょう」

「犯人、わからない?」

「トップならともかく末端ともなりますと数も多いので。現地で張り込むならともかく現状では。申し訳ありません」

「そうかー……うん、無理言って済まない」


 流石に、ヨルマといえど何でもかんでもわかるわけでは無い。ロザリー殿の線に期待するか……。


「うわっほん。主様、申し訳ないのですが」

「おおっと、煩くしてすまん」


 シャーマンに怒られてしまった。静かに待つとしよう。この間も使った椅子もあることだし。せっかく時間もあるし、この後必要になるのでダンジョンカタログのページをゆっくりめくる。相も変わらずクソ怪しい広告のオンパレード。購入欲求をくすぐる魅力的商品の数々。そして最後に、値段の怪しさ。


 そういったもろもろをガン無視し、必要な情報を抽出する。不必要なノイズが多すぎるが、これ自体はダンジョン強化に極めて有用なのは間違いない。


 迷路、トラップ、設備維持。敵を消耗させるもの、自分たちを有利にするもの。これらをうまく使っていくことで、真にダンジョンといえる場所にする。


 そのためには、やはり資金がいる。現在の我がダンジョンの収支はこうなっている。


コイン収支

・収入


初期五十枚

襲撃一~五回 収入合計 四十九枚


襲撃六回目 五枚 ホブゴブリン二匹 ゴブリン六十匹 ゴブリンシャーマン1匹

襲撃七回目 十五枚 強化オーガ

襲撃八回目 三十枚 はぐれペインズ


収入合計 百四十九枚


・支出

コボルト 三十匹 六枚

コボルトシャーマン 一匹 一枚

スライムクリーナー 三匹 六枚

シルフ・エリート 一体 十枚

マッドマン 三体 十五枚

ガーディアン「エラノール」 一人 十枚


ストーン・ゴーレム  一体 二十枚

コボルト・アルケミスト 一匹 三枚

ゴーレム・サーバント 二体 二枚

ラミア「ミーティア」 一人 二十枚


転送室 十枚

洞窟補強 三枚


大型冷蔵庫 一枚

ストーン・ゴーレム用ブレスト・プレート 一枚

換金 三枚


支出合計 百十一枚


収支合計 三十八枚


 ダンジョンを始めたころに比べれば、モンスターの戦力は充実したといっていいだろう。実に頼もしい。……結果俺の慢心を招いたわけだがそれはともかく。


 迷路建設とトラップに使用できるコインは……思い切って、三十枚。敵に消耗を求めるならば、半端な広さや少量のトラップでは意味がないのだ。この投資を無駄なく使って最大の効果を求めたい。なので。


『茸の大部屋 三十枚 大量の茸が自生している大部屋です。様々な毒キノコが繁殖しており、踏みつけることで胞子がまかれ至近の者はそれを吸い込むことになります。毒の種類はマヒ、体力低下、幻覚、笑い衝動などなど。侵入者にとって大きな障害となるでしょう。当然ながら防衛側も対策を取らねば同じ事になるので注意が必要です』


 間違ってもこんなのを買うわけにはいかない。これ、地味に水や空気関係の魔法が使われているらしくその分高くなっているとか。うちなら工夫で下げられる。ますますもってこの状態で買うわけにはいかない。……エラノールさんなら同じ効果のキノコを採取してもらえないだろうか? 後でちょっと相談してみよう。


「ぅわんっ!」

「おおっと!? どうしたシャーマン」


 唐突に吠えた配下に声をかける。自分の顔をひとなでしたシャーマンは香炉に蓋をしながら話し出す。


「おっしゃる通りでした。このダンジョンの下には、水の精霊がおります。それも、かなり強い」

「かなり強いって……うちのシルフ・エリートぐらい?」

「シルフ殿よりも、さらに強く、格の高い精霊ですな。……正直やや腑に落ちませぬ。あれ程までとなると、土地神として祭られていてもおかしくない。なのになぜ地下から出てこないのか……ふうむ?」


 首を傾げられても困るのだが。とはいえ、水の精霊か。となればうちのダンジョンの水がこれほど多いのは、それの影響と考えて間違いはなさそうだ。


「その精霊が通れるほどの道がない、と考えるべきですかね? 私も精霊は専門外ですが」

「道って……水があれば出てこれそうなもんだが。実際、風があるところならシルフは自由自在に移動しているし」

「……あまりこういうことは口にしたくはないのですが。たとえば、邪魔をするものがあるとか」

「んん? 邪魔をするものって?」


 ヨルマは苦笑いをしながら、それを指さす。赤い光をたたえる、一抱えの巨石。ダンジョンコア。


「ああ……ありそう」


 思わず呻く。そういえば、転送室の説明にレイラインがどうとか書いてあったか。水の精霊もそれを使っていると仮定すると……うん、邪魔だな。


「じゃあ、何だ。ダンジョンコアに頭を押さえられているとすると、もしかして精霊を怒らせている可能性があったりするわけか」

「あくまで可能性。ダンジョンコアが精霊に影響を与えているという仮定が正しければ、の話です。ほかの理由も十分考えられます。これ以上は、別のアプローチが必要かと」

「私も、より大掛かりな儀式をするかはたまた直接目にしないことには、何とも」


 ヨルマとシャーマンの言葉に、ちょっと考えを巡らせてみる。とりあえず、当初の目的だった水の原因は分かった。放置は不味いかもしれない。とはいえ、もっと緊急を要する懸案はほかにも山積み。現状はここまでとするべきだろう。


「よし。とりあえず精霊についてはとりあえず以上とする。シャーマン、ご苦労だった」

「はは。では、私はこれにて失礼します」


 大皿の上に道具をひょいひょいと乗っけて、シャーマンはコアルームから去っていく。


「さて、待たせたなヨルマ。早速相談に乗ってもらいたい……のだけど。そういえば、工務店の方は、どうよ?」

「ええ、おかげ様で無事ミヤマ様の専属となれました。これもミヤマ様とブラントーム伯爵家の力添えのおかげ。このご恩は、働きを持って必ずやお返しいたします」

「よろしく頼む。……ある程度落ち着いたら、工務店で働いている皆さんも一回お招きした方がいいか」

「お許しいただければ、その旨を伝えさせていただきます。皆喜び大いに励まれることでしょう」

「……あんまり大げさにならんように頼むな。キャンプぐらいでしか歓迎できないから」


 きっと同僚の人もハイロウだろうから、大はしゃぎしそうなんだよなぁ。容易に想像できる。


「さて、それじゃあ本題なんだけど。ぶっちゃけ、迷路作れそう?」

「もちろんですとも。ダンジョンといえば迷路。ダンジョンといえばトラップ。まさしく我らがデンジャラス&デラックス工務店の得意分野でございます。むしろそれを取ったら何が残るのかという話です」

「過大広告とぼったくり価格と借金地獄」

「ははは、おっしゃる通りで。……意外と残りましたね」

「ひどいものばかりだけどな」

「……さて、脱線はこのぐらいとしまして。こちら、カタログをご覧ください」


 誤魔化す様に大きく手が振られ、ページがひとりでにめくられていく。開かれたそこには、大きくはっきりとこのように書かれていた。


『迷路基本セットガチャ』


「ガ……ガチャ? ガチャ、だと?」


 目を疑った。ガチャ。古くはスーパーや駄菓子屋に置かれていた景品交換機。百円入れてレバーを回すことで、中のカプセルが出てくるシンプルな仕組み。レバーを回す音がそのように聞こえることから、ガチャガチャと呼ばれていた。それがスタート。


 その後、そのランダムな景品の排出という基礎概念が巡り巡って携帯のソーシャルゲームに移植。強力でレアリティの高いキャラクターや装備を手に入れるために常識では考えられない金をつぎ込むゲーマーが現れるように。後年、ガチャと呼ばれるようになったのはこちらの方になる。


 俺はそういうものに手を出さなかったが、友人が…………あれ。…………くそ、これもヤツに持っていかれているか! だめだ、もう思い出せない。


 ……気持ちを切り替える。ともあれ、生活資金や未来への蓄えすら突っ込んでしまうほどの射幸心を煽るもの。それがガチャである。


 よもや、異世界でガチャを目にしようとは。しかも、それがゲームではなくダンジョンのシステムとしてあらわれようとは。


「誰だ……こんな悪魔のシステムをこの世界に持ち込んだ阿呆は……。確実に破産したダンマスがいるぞこれは」

「えー……はい。正直申し上げれば、それなりに。結果的にダンジョンと縁を繋いだ貴族が相応に増えました」

「商業派閥ぅぅぅ!」


 こんなもん実装するのは連中しかいない。確信が持てる。


「で、これをどーしろって言うのよ。俺にガチャ破産しろと?」

「いえいえまさか。現在、これが最もローコストで迷路の構成要素を揃えられるのですよ」

「何と?」


 ヨルマ曰く。このガチャには『通路』や『曲がり角』、『十字路』といった迷路のパーツがランダムで入っている。これを使用することで、お手軽にダンジョンにその施設を設置できるようになる。


 これについては実感がある。転送室を設置したときがまさにそれ。コインを支払って設備を購入。あとはダンジョンカタログ片手に、設置現場まで行ってページをかざしたらポンと設置されたのである。確かに、設置は楽だった。


「しかし、結局掘らなければならないんだろう? 迷路全体を掘るとなると時間も労力も相当かかる。コインで掘るとすると、ガチャに使っていけるコストは……」

「ところが。この迷路基本セットで手に入る設備を使えば、そういった下準備は一切不要。現場で使用するだけでお望みの設備が即座に設置されます」

「……嘘やん。だって、転送室の時は掘ったから三十枚から十枚にコストダウンできたじゃん」

「そちらとは事情が異なるのですよ。資材や設備の納品先が別の商人というのが一点。設備自体のコストが段違いというのがもう一点。ガチャの胴元をやっている商人の商売戦略が別にあるというのが最後の一点」

「その、戦略とは?」

「こちらをご覧ください」


 ヨルマが再び腕を振るう。またもやひとりでにページがめくられる。そして現れたのは。


「迷宮デラックスセットガチャ……一回三十コイン!? 高けぇ! 今回の予算全部使うことになるじゃねぇか!」

「でも、これ一回まわすと基本セットが三回無料なんですよ」

「お、おう? そんな特典が。それがあると考えると、安い……?」

「はい。それが戦略であり、罠です」

「商業派閥ぅぅぅ!」


 人の心がない! ちなみに、基本セットガチャは一回五コインである。つまり十五コイン分お得になる計算。


「基本セットガチャに入っている設備に使用されている資材なんですが、一般建築物からの流用品なんですよ。量産されているからコストが安い。なので設備一つにかかるそれも大変お安くなっているわけです」

「そこでコストを抑えて、デラックスセットガチャで大儲けを狙っているというわけか……」


 異世界で、こうもガチャ商売をされると極めて複雑な気分になる。まあ、破産させるという点においてはこれほど楽な方法はないのだろうけど。設置コストの安ささえ、おそらくは罠なのだろうなぁ……。そちらにコインがかかれば、その分は抑えようという理性が働くから。


「ともあれ、これで最低限は揃います。デラックスセットを回せば罠や特別な設備が出ますから。それを見てから基本デザインを考えていくとよろしいかと」

「ううむ、なるほど」


 ……正直、コイン三十枚をランダムなシステムに任せるのは非常に気が進まないのだが。今回ばかりはしょうがない。俺はいつもの小箱から、なけなしのコインを取り出した。ああ、ペインズ倒してあれだけ増えたのにすっかり寂しく。


 ページの上にコインを載せると、無情にも一瞬でそれは消え去った。代わりに、ガチャボタンらしき紋様に光が灯る。


「それでは、景気良くいってみましょう!」

「おー……」


 喪失感に苛まれつつ、紋様に触れる。唐突に流れだす、景気のいい音楽。いくつも浮かび上がって派手に光を放ちつつ回転する魔法陣。ああ、見せてもらったスマホゲーのガチャってこんな感じだったなぁ。


 音楽に合わせて回っていた魔法陣が一つになると、白い光を放った。そして一つの姿を映し出す。これは……細い糸と、絵馬みたいな板。あ、これ、時代劇で見たことあるやつ。


「鳴子ですね」

「鳴子だな。……え? こういうのが出てくるの?」

「デラックスガチャで出てくるのはレア、スーパーレア、スペシャルスーパーレアの三種類。鳴子はレア等級ですね」

「あんなの、うちでも作れるんだが。作ったんだが」

「まあ、ダンジョンのシステムとして登録されますので、手作りのそれとは便利さが違いますから……」


 フォローするヨルマの表情は若干冴えない。微妙に視線も逸らしているし。ははん? さてはこれハズレだな?


 幸先の悪さに血の気が引き始めた矢先、現れた魔法陣が銀色に輝きだした!


「ヨルマ! なんかすごいことになってる!」

「あ、これたぶん、初回保障のスーパーレア等級が出るんだと思いますよ」

「初回保障ぅ……」


 てっきり当たりを引いたと喜んだらこれである。そうこうしているうちに、光は集まり次のガチャが輩出された。えーと、これは……。


「落とし穴、か?」

「ええ、落とし穴ですね。地味ですが、確実です。実用性のある当たり枠ですね」

「……まあ、落とし穴の怖さは最近身をもって知ったが」


 それより不穏な発言だったな今。つまり何か、SRでもハズレがあるってことか。……ふふふ、いよいよもって期待が持てなくなってきた。落とし穴は使うけど。


 次の色は残念ながら白。そして、現れた三つ目は。


「トイレ、ですね」

「……なんでトイレ。罠じゃないじゃん」

「設備も入っている、とお伝えしましたよ? ご安心ください。全自動清掃、洗浄機能付きです。レアでは当たりですよ?」

「俺は、撃退用の罠が欲しいんだよなぁぁぁ」


 がっくりと、項垂れる。……そうだ、期待した俺がバカだったのだ。工務店が商業派閥の手にある限り、よほど注意しないとぼったくられる。分かっていたはずだったろ、俺。 案の定。四回目の排出は『岩』だった。転がすか、落としてご利用ください。坂や段差はセルフで準備してください、との注意書き。岩なんて、どうとでも準備できるわ……。転がした後、元の位置に戻すのは魔力で簡単操作といわれてもいまいちうれしくない。


 そして、ラストの五回目。音楽がより一層激しく荘厳に。魔法陣も虹色に輝きだしたではないか。


「おおお! ミヤマ様! SSR演出ですよ! 確定ですよ!」

「そーかー……風呂か温泉が出ないかなぁ」


 マッドマン風呂も悪くはないのだが、そろそろ普通の湯船につかりたい。そんな現実逃避をしていた俺の眼前で、演出は最高潮を迎えて消えた。残ったのは虹色の後光を背負った一つの映像。


「……『爆笑空間』? なんだこりゃ?」

「やりましたねミヤマ様! まさかの大当たりですよ! これです、これ!」


 やたらとはしゃぐヨルマが開いて見せたページには、このようにあった。


『爆笑空間 二十コイン 奇妙なオブジェがいくつも置かれた大部屋です。オブジェはフェイクで、調べても何もありません。魔法もかかっていません。かかっているのはこの部屋全体で、一定時間立つか中央まで進むと中にいる全員にラフショックの魔法が自動発動します。抵抗に失敗した場合、部屋から出るまで笑い続けることになります。魔法が使えない、まともに攻撃も防御もできない侵入者。これほど倒しやすい相手はいません。後は煮るなり焼くなりお好きにどうぞ』


「お、おおおう! 確かに、大当たり! 収支的にプラスまである!」


 ラフショック。たしかこの間の魔導士が使ってきたやつだったな。気合、というかたぶんコアの力で抵抗したけど。あんなのがかけられたら、侵入者はさぞかし辛いだろう。


 あと、部屋にある奇妙なオブジェとやら。そんなのが置いてあったらそれこそ罠じゃないかと調べるのは当然の心理だ。そして調べている間に一定時間が過ぎる、と。


「これ、かなり強力なやつじゃないか?」

「ええ、間違いなく。多くのダンジョンが採用している優良トラップですね。使われすぎて対策を取ってくる冒険者もいますが」

「んんん、……そうか。まあ、常に侵入者が引っかかると考えるのは甘えか」


 とはいえ、対策をとれるのは金に余裕ができた中堅以上の冒険者だろう。ゲーム経験だが、駆け出しのころは生活だけで手いっぱいというのはよくある話だ。


 しかし笑う魔法、か。……呼吸しないモンスター、うちにはそこそこいたよな? これは悪さができる気がするぞぅ。


「三十枚使った甲斐があったな。これなら、迷路部分で敵を消耗させられそうだ」

「なによりです。そして、この当たりをもっと引きたくなるようにあの手この手で通知が来るようになりますのでご注意のほどを」

「通知切りたいんですけど!」


 その後、基本セットガチャを三回使用。『通路』『曲がり角』『十字路』『三叉路』『坂道』などを複数手に入れた。罠はなかったが、変わり種で『泥道』というのを手に入れた。これはこれで使えそうである。


 後はこれをどのように配置していくか。ヨルマに相談に乗ってもらいつつ、計画を練った。

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― 新着の感想 ―
ガチャは悪い文明。
[一言] 悪い文明を回したら中々いい感じのが出て来ましたね悪い文明。
[一言] ……あれ? 内装の打合せで頻繁に訪問出来そうな上、ダンマスと男子学生ノリでガチャ回して一喜一憂してるヨルマって、御三家当主とイルマさんを凌ぐ勢いでハイロウ達のぐぬぬ案件なのでは?
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