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ビギニング オブ ユニバース  作者: 抹茶あいす
7/16

冬のバカンス

凍えるような冷たい風が

大地を震え上がらせる

山を谷を平野を

駆け抜けてゆく


冬のバカンスの始まりだ

トロピカルなサウンドが

何処からともなく

聞こえてくるよ


風の音に混じって

風の音に混じって


突っ立って耳をすます

微かに温もりが感ぜられる

弾ける水しぶきと

降り注ぐ陽光を夢見てる


僕はどうかしちゃったのかな


真夜中過ぎ

船は漕ぎ出す

もうすぐ雪になるだろう

ロープを緩め船は岸を離れる


かじかむ手を

握りつぶして

冬の海へ漕ぎ出す船

かがり火がゆっくり遠ざかる


忘れていた歌を

思い出す

身体が自然に揺れ出す

その声が誘っているんだ


風の音に混じって

風の音に混じって


冬のバカンスが始まるよ

トロピカルなサウンドが

何処からともなく

聞こえて来るんだ



沖に向かう船

吹き荒ぶ木枯らし

港に早朝の明かりが灯る頃

船は北の海を彷徨っている


高鳴る胸の鼓動

身体を巡る血の流れ

荒れ狂う波の狭間で

その歌声だけが頼り


目を閉じると

聞こえて来るんだ

冬のバカンスの始まりだ

トロピカルなサウンドさ


君にも聞こえるはずさ

誰の心にも届くはず

忘れていた歌が

聞こえて来るんだ


風の音に混じって

風の音に混じって


風の音に混じって



凍えるような冷たい風が

大地を震え上がらせる

山を谷を平野を

駆け抜けてゆく


冬のバカンスの始まりだ

トロピカルなサウンドが

何処からともなく

聞こえてくるよ


風の音に混じって

風の音に混じって


突っ立って耳をすます

微かに温もりが感ぜられる

弾ける水しぶきと

降り注ぐ陽光を夢見てる


僕はどうかしちゃったのかな


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