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ビギニング オブ ユニバース  作者: 抹茶あいす
6/16

ブルー

その人に

謝らなければと気づいた時


一番辛いのは

その人がもう

この世には居ない時だ


遺された思いが胸を掻きむしる


その人に

恥ずかしくないよう

生きようなんて


ただの言い訳なんだ


どん底まで落ちて

必死で働こう

なにも考えず


じっとしていると

その人がそばに居るようで

ダメになる


謝ろうと思った時

その人はもういない

そういうものなんだ


後悔しても時は戻らない


自分がした事を

忘れてはいけない

決して


幸せになろうなんて

考えちゃいけない


許して欲しいなんて

思っちゃいけない……




どうして君は

何も言わなかったんだい

それが僕を苛立たせたんだろう


いつも従順な君

何をされても怒らなかったね

僕は愛を持て余していたんだろう


こんな風に君が

目の前から消えてしまうと知っていたら

もう少しやりようもあったのに


これが僕の望んでいた事なのかい

信じたくないけど

僕は君の気持ちに応えられなかった


残酷な仕打ちだよね

それが君の仕返し?

冗談だよ 今の僕は幽霊みたいだろう


君ともっと話したかった

あれもこれも

言いたい事は沢山あったんだ


君が突然いってしまうから

僕は平静を保つのが大変なんだよ

それが君の求めていた事?


きっとそうなんだね

君の思惑通り僕は落ち込んでいるよ

もう見つめ合う事も出来ない


何を愛したら良いか

もうわからなくなってしまった

僕は結局 自分の事しか頭にないんだ


僕は一杯一杯だったんだ

どうして君を遠ざけたのか

今でもわからないよ 本当に


いずれにしても

君はもういないし

僕は一人で答えを見つけなきゃならない


でも無駄とも思える

どんなに反省したところで

君が帰ってくるわけじゃないからね


だけどどうにかしなくちゃね

時が解決すると人は言うけど

僕が君にした事は変えようがない事実なんだ



「さあ ショータイムだ」

「元気を出していこうぜ」

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