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ビギニング オブ ユニバース  作者: 抹茶あいす
2/16

トウモロコシ畑または恋の行方

僕の目の前には


トウモロコシ畑


腰はギシギシ鳴ってる


肩にはハンガーが埋まってるみたい


太陽は燦々と照り続けてる


滝のような汗が流れ落ちる


トウモロコシ畑は青々と生い茂ってる



僕はふらふらと歩き始める


トウモロコシ畑に向かって


頭の中はガンガン


夏の日差しが何もかも焼き尽くす


雲は悠々と西へと流れてゆく


僕のスニーカーは泥だらけ


それでもトウモロコシ畑は生い茂ってる



昨夜 彼女と会話したんだ


ありふれた世間話さ


他には何もない 断じて


彼女はノリノリ 僕もソワソワ


でも考え直してみた 待てよ


この先にいったい何があるっていうんだ


行けども行けどもそこはトウモロコシ畑



夢の続きを見たいとは思わない


どんなラストか予想がつく


今のままが良い このままそっと


恋の一歩手前がちょうど良いのさ


太陽は燦々と照り続けてる


君の笑顔が幻のように僕を誘う


目の前にはトウモロコシ畑が生い茂ってる



恋の行方が気になる


彼女はどれほど真剣なんだろうか


抱きしめたら消えてしまいそう


夢なら夢で構わないじゃないかと


もう一人の自分がクールに言ってのける


滝のような汗が流れ落ちる


トウモロコシ畑は青々と生い茂ってる



彷徨っているのかな


僕は


トウモロコシ畑の中で


ありふれた出来事のように


君の事を忘れられたらと思うよ


だって太陽は燦々と輝き続けてるし


さっきから僕は夢を見てるようだ


行けども行けどもそこはトウモロコシ畑なんだよ

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