ピンナップガール
ザラザラの壁に囲まれて
僕は暮らしている
沢山の地図とピンナップガール
まだ夢を見ているのかい
そうとは知らず
詩を読むように時は流れている
静かにゆっくりと
薄汚れたマグカップの山
古ぼけて
役に立たなくなった時計
針は遠い過去で止まったまんま
鏡の前にはボサボサ頭の僕
眠れよ 眠れ
静かにゆっくりと
調子っぱずれなロック
ちょっと酔うには丁度いい
それ以上は無理だ
頭のネジが何処かではずれそう
ラジオのチューニングを合わせよう
きっと二人で気持ちよくなれるさ
そう
もちろん 静かにゆっくりと
午前10時になったら
君はフライパン片手に
ムニエルを作る
見様見真似でこしらえた料理が
世界を変えるみたいに
君はショーツとブラだけで
僕を魅了する
静かにゆっくりと
雨の降る街に出ると
若い人や年老いた人がいる
一緒くたになって
苦労にまみれているんだ
僕の希望は何処にあるんだろうと
ふと思う
それは静かに押し寄せてくるんだよ
ゆっくりとね
暗い雨が降る
水溜りを避けて歩く以外にない…
誰かと会う約束もないのに
腋の下の匂いを気にする君
僕は湿気ったベッドに横たわり
窓辺のミモザを眺めてる
保護色を使って上手に生きていく
それもまた良いだろう
誰も気にしないよ
だから 自由にやろう
静かにゆっくり変えていこう
詩を読むように時は流れているのだから
ザラザラの壁に囲まれて
僕は暮らしている
沢山の地図とピンナップガール
まだ夢を見ているのかい
そうとは知らず
詩を読むように時は流れている
静かにゆっくりと
薄汚れたマグカップの山
古ぼけて
役に立たなくなった時計
針は遠い過去で止まったまんま
鏡の前にはボサボサ頭の僕
眠れよ 眠れ
静かにゆっくりと
調子っぱずれなロック
ちょっと酔うには丁度いい
それ以上は無理だ
頭のネジが何処かではずれそう
ラジオのチューニングを合わせよう
きっと二人で気持ちよくなれるさ
そう
もちろん 静かにゆっくりと
僕のピンナップガール