ブロッサム
同じような朝でも
どこか違う
些細な変化に
気付けぬうちに
季節は変わっていく
もしも音もなく
君が去ったとしても
僕はその理由を
探し出せずにいるだろう
ただ回想を繰り返すだけで
テーブルの上
ソファーの下
冷蔵庫の中
バックシートの隙間
ベッドとシーツの間
何処を探しても
見つからないと知った時
僕は君の歩いた道を辿る
君が何百日も歩き続けた道を
僕は君が毎日見ていた景色を初めて見る
その景色の彼方に
君が見ていた日々がある
君が思い描いていた夢や
君が失意をどうやって
希望に変えてきたか
やっとわかるような
気がしたんだ
少しの変化が
やがて大きな実と成って
甘い香りを放つ
幸福やら
絶望やらをね
今となっては
手遅れだけどね
同じような朝でも
どこか少しずつ
変わってゆくものなんだね
冷たい空気の中で
僕は思いを馳せる
些細な変化に
気付けぬうちに
季節は変わっていく
たとえ無駄だとしても
風をきって
僕は君の元へと急ぐ
分かりきった事を
伝えるために
そばに居るだけでは
理解し合えない事がある
離れてみてやっと
わかるような
そんな気がしたんだ
テーブルの上
ソファーの下
冷蔵庫の中
バックシートの隙間
ベッドとシーツの間
同じような朝でも
どこか違う
些細な変化に
気付けぬうちに
季節は変わっていく
もしも音もなく
君が去ったとしても
僕はその理由を
探し出せずにいるだろう
ただ回想を繰り返すだけ
幸福やら
絶望やら
何処を探しても
見つからないと知った時
僕は君の歩いた道を辿る
君が何百日も歩き続けた道を
僕は君が毎日見ていた景色を初めて見る
たとえ無駄だとしても
風をきって
僕は君の元へと急ぐ
分かりきった事を
伝えるために
そばに居るだけでは
理解し合えない事がある
離れてみてやっと
わかったような
そんな気がするんだ