全てが蒼に染まる時
俺は、ギルギス戦の後、フラフラになりながらも扉を開け、階段を上る。体には特に目立った外傷は無いが、目が霞む。
どうやら青い炎の使いすぎだと思っていいだろう。それでもゆっくりと足を上げ、階段のの向こうにある扉を開ける。
その光景は、以前のドロドロした黒い雰囲気と変わり霧が立ちこんでる景色が見えた。
俺は、一瞬驚き。周りを再び見渡すと崩落はしているが間違いない。あの魔城だ。
かつて魔城だった場所は、変わり果て、そこら中に穴だらけで、壁の破片がそこら中に散っていた。なので、そこから外に発生している霧が入ったので、今ここにいる場所は霧で充満していた。
そして、俺がここにいる場所が地上だとすると、ギルギスと戦った場所は地下だったと今感じた。
「おいおい、なんだよこれは・・・・ミスティ達どんな戦いをしたんだよ」
俺は、外に充満した霧を青い炎で燃やしながら警戒しつつミスティを探し始めた。この荒廃した場所を重い足で無理やり動かしつつ進む。
「お~~~~~~いミスティいるのかーーーーーーー」
声を出すのも、返事はなく、逆に不気味に感じた。おいおいミスティどころか目的の魔術師どころか魔族もいないってどういうことだ。みんなどこに消えたんだ。
ド――――ンドンドンドン!!!
その時、何かが爆発する場所が遠くに聞こえた。俺は、その場所の方角を向けゆっくりと歩き出し、その方角に向かって霧を燃やす。すると、かつて俺がいた場所のチャチャル村の周囲には、爆撃が続いており、その周りの森が、そこら中に燃え始めて煙が立ちこんでいた。
「な、何なんだよ。村に何が起こったんだよ」
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
「うるさっ」
今先程の耳が潰れる程の快音に俺は、耳を塞ぐ。どうやらその村の近くに放ったものらしい。
そして、3、4度もその近くに光が走るように見える。
「村の近くに誰と誰が戦ってんだよ?」
「恐らく、キメラの一体とフェインズ達のようだね」
俺は、聞き覚えがあるその声に反応し、即座に後ろに振り向く。やっぱりだ。黒い装束を着ているが、その声は間違いないミスティだ。
「ミスティ・・・・・・お前生きてたのか」
「あはははは、何とかね。約束通り例の魔術師は倒して結界も解いたよ。これで問題はないよ」
ミスティの姿は、俺以上にボロボロで、そこら中から血がポタポタと滲み堕ちていたが、その外傷にも関わらず血跡が付いてる顔でほほ笑んで俺を迎えてくれた。
「てか、お前なんだよこの黒い装束は?」
俺は、彼女の外傷と同等に気になる装束姿に気になった。
「あはは、これね。ちょっと戦闘だね。服が使い物にならなかったからノートの切れ端で装束を取り出したの。流石にいくら私でも全裸では帰れないよ・・・・・・・・それより君、その様子からするとギルギスを倒したんだね?」
「ああ・・・・いや倒したって言うか逃げられたって言うのが正しいか。後一歩の所で逃げられてしまった。すまない」
「いいよ・・・・そもそも目的は、足止めって言ったはずなのに約束を破るなんてお姉さんのお仕置きが必要ね」
「まさか・・・・・・」
ミスティは、両手に嫌らしい手つきをしながら俺に近づき、そのままその場に押し倒される。
てか、その衝撃で背中に壁の破片が当たってヤバいんだけど。どうすんだ今この状況で魔族に襲われたらよ。
そして、俺の抵抗も構わずにつよく抱きしめられた。ヤバいな、昨日のリュミエールの件といい今回といい俺は、女に押し倒されたらなぜか抵抗が出来なくなる。もしかして俺は典型的なドMなのか。そりょそうだよな。この状況で内心めっちゃ喜んでるからな。
ミスティは、俺の女となった豊乳に飛び込んでくる。
「おいちょっと」
「良かった君が生きてくれて」
「・・・・・・・・・お互い様だ」
胸に飛び掛かってくるミスティの声は、非常に甘く感じたので俺は、とりあえずミスティの頭を優しくさする。それに対して彼女は、スッと顔を赤くしながら上げた。
「何を!?」
「何って頭をさすっただけでどそれが・・・・・・」
「ん~~~~~年下の男の子には絶対されたくないのに」
「まあ、いいじゃないか。頑張ったんだからそれくらいさせろ」
「・・・・・・・・・」
やばいミスティが再び照れて俺の胸に隠れてしまった。話題を変えよう。
「なあ?お前先程結界を解いたって言ったけどホントなのか?ぶっちゃけあまり変わらないような・・・・・・」
「それは、大丈夫。私がちゃんと全ての結界を壊したから・・・・・まあ『セフィロム・ポルタ』は、完全なる高度の結界だけではなく気配をも遮断させるからね。分からなくてもしょうがないな。だけど私の言ってることは本当だよ。覚醒した状態で再び確認したから・・・・・・・痛かったけど」
「??」
今最後の言葉が聞こえなかった。覚醒?どういうことなんだ。まあ今は、細かいことは気にしないことにしよう。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
その時、ミスティが俺に寄せ続ける中、ドゴン!!とさらに激しい音が村近くに鳴り響きキメラが雄たけびを挙げるのが聞こえた。それに反応してミスティがボロボロな状態で起き上がる。
「人がいい気持ちになっているのにまだ、戦いが続いてるようだね。たくフェインズの奴何をやってんだか。いや・・・・・・・あのキメラがおかしいと思った方がいいのかな」
ミスティは、さらに、歩を進み村の方角を見続けた。そして、少し驚愕した顔で唾を飲み込んだ音が聞こえる。
「カーディナスの奴まさか・・・・・・いやこんな事があっていいのか?」
「どうしたんだ。ミスティ?」
「上がっているんだよ。キメラの魔力が先ほどより・・・・・・なるほど魔族が急激に減ったのはこの為か・・・・・・」
「どういうことだ?」
「アルマリア君、先程からここ周囲にいた魔族が見当たらいの。気が付いてるよね?」
確かにミスティが言ってることも分かる。地下には魔族が山程いたはずの魔族がこの荒廃した魔城後には、一人もいなかった。
「それってお前が魔城の魔族を倒したんじゃないのかよ」
「いいえ。確かに派手な戦いはしたけど大した数は倒してない。いい・・・・・あのキメラは恐らく周囲の弱い魔族を遠距離で吸収しているの。多分アルマリア君には見えないけど、大抵の魔術に手を染めてる人間にはマナの姿が見える。あれは、魔族をマナに変換して恐ろしい魔物なのよ」
「アルマリア君これから、フェインズ達の救援に行くから君はここにいて」
そう言うとミスティは俺から離れ、村に向かおうとふらつきながらも走ろうとする。正直マナとかの初めて聞いた語源はあるがここは止めるべきだ。
「ちょっと待て。こんなボロボロな状態で行くな」
「心配しないで。元凶の魔術師を倒した今、この霧も時期に晴れる。そうなったらもはやこっちのものだよ。大丈夫サクッと終わらせてくるから」
「ちょっと待てよ俺もい・・・・・・・」
俺は、ボロボロになったミスティを止めるべく起き上がり声を上げようとしたがそれは出来なかった。
なぜなら俺の目の前には驚愕なことが起きていたからだ。
それは、前に向かってるミスティの前に上半身裸の初老の男が紫の妖気のようなものを纏っている手刀のようなものが彼女を貫き後ろに倒れた。
「え?」
「ハハハハハ。やったぞ」
「ミスティーーーーーーー」
謎の男が高笑いをする中俺は、足が重くなりながらも刺されたミスティの方に駆け寄った。彼女は、腹部から血が出ているが、ヒューヒューと呼吸をしながらその男の方に睨みつけた。
「カ・・・・・・・ディ・・・・・ナスどうやって?」
「ハハハハハハハハハハ馬鹿かね。あの程度の拘束術式私が解けぬと思いかね。少し未熟過ぎるではないかね。呪いの一族」
「お前は?」
「ああ、君とは初対面のようだね。私は、この霧を起こし、魔族と手を組んだしがない魔術師と言った方が正しいかね」
「お前が、全ての元凶・・・・・・・」
その言葉を聞いた俺は、憤怒に震え始め全身に青い炎を纏い静かに怒る。こいつがギルギスと手を組みリュミエールの故郷を絶望に駆り立てた魔術師・・・・・・・
「だったら。お前を生かす訳には行かない。お前が、魔族と手を組んだからこんなことになったんだ。今度こそお前を・・・・・・・」
「おいおい、待ちたまえ。いいのかね?私を攻撃して?倒れている君の仲間をよく見たまえ」
「何?」
俺は、あの魔術師の言う通りミスティの方を見る。何だか急激に顔が青ざめき呼吸乱れておかしくなっている。
「ミスティどうしたんだ?」
「ハアッ、ハアッ、ハアッ何だかお腹が・・・・・・」
「腹が、腹がどうしたんだ?」
俺はそう言うと彼女が腹に指を背けていたので俺は、言う通りにためらいなく装束を脱がし見るとミスティの腹部が不気味に紫色に変色しゴロゴロとうごめいていた。
「な、何だよこれ?」
「驚いたかね。今私が指したのは、人間を魔族に変換する薬を魔術に覆わせて彼女に差したのだよ。」
「これが・・・・・・今までに儀式の生贄にされた人間を魔族に変える薬なのか」
「ああ、そうともだがこれは、未完成で10歳以下の未発達の人間にしか適応されず成人に使うと何が起きるか分からんがね。だが私ならそれを含めての対処方法を持っている。・・・・・・・・ただし彼女を救いたければ私に従いたまえ」
「ハアッハアッ・・・・・」
ミスティは、さらに呼吸を乱れ荒げている。こいつに従う・・・・・・いかにも悪役が使うテンプレな展開だが、正直にそれしか手はないだろう。そう思いつつ青い炎を解く。
「ハハハハハハハハハハ。案外頭が回る人間で助かったよ。そうだ最初の指令を言い渡そう。あの村に残っている人間を根こそぎ経て」
「何・・・・・・」
「聞こえなかったのか?あの村の人間を皆殺しにしろって言っているんだ。別にいいんだ。命令に逆らわなくてだが・・・・・・君の仲間は魔族になるぞ」
「くっ」
「ハハハハハハハハハハどうした呪いの一族よ。これならあの眼は使えまい。勝ったぞ私の勝ちだ」
ミスティを蝕むそれは、あっという間に顔の近くに浸食し始めている。確かにこいつは、志和さんと違い性格も別人の他人だ。だが、今まで俺を助けてくれた恩人だ。それをほっといていいのかよ。俺は、どうすればいいんだよ。俺は崩れ始め悔しく感じた。
「ハハハハハハハハハハ不様だな」
魔術師が笑い続ける中、ミスティ手は、俺の方に当たっていた。彼女の顔は虫の息と思えるほど蒼白で浸食はさらに進んでいるようで手はとても冷たかった。俺は、彼女が何か言いたげな感じなのでミスティの顔の近くに近づき手を握る。
「ハアッ、ハアッハアッアルマリア君私を燃やしてその炎で・・・・・」
「何だよ・・・・・・」
「???」
「何だよ、何だよ、何だよそのテンプレなこと言いやがって、そんな事言われたら尚更燃やせる訳ねえだろ」
「アハハハハハハ。さ・・・・・・・いごまで・・・・・・・何を言・・・・・・・・って・・・・・・い・・・るかわから・・・・・・ね・・・・・いい・・・・から・・・・・はや・・・・く」
彼女の瞳は光がなく意識が飛びそうになっている。代わりに体の浸食は進みミスティの口元から魔族らしいキバが生え始める。そして、彼女の最後の声が聞こえる。
その言葉を聞いて俺は、決心をついた。
俺は、これ以上ミスティの醜い姿が見たくない為青い炎を放ち、それは、ミスティの周りに包まれた。その光景を見た魔術師は小物らしく驚きを見せていた。
「何だと。いいのか彼女は、君の大切な存在じゃないのかね?」
「ああ、大切だともだから、彼女の言い分を尊重して燃やしてやった。それだけだ」
「ふざけるな。こんな事があっていいのか?私の野望がこんなことに潰えて~~~~~~」
魔術師が負け犬の遠吠えを無視し、全身が蒼炎に包まれたミスティの姿を見つめながら俺は、彼女の最後の言葉を思い出す。
『君のその炎を美しかった』・・・・・・・か。馬鹿野郎がその言葉俺が志和さんと最後に別れた言葉と似ているじゃねえか。どんだけ俺とお前は、運命を感じてしまうんだよ。ええミスティよ。
「分かったよ。俺は、この戦いをサクッと終わらせて本当の意味で幸せを掴んでやる」
「その意気だよ。アルマリア君」
「え?」
俺は、その懐かしい声に振り返る。すると先程に燃やしたはずのミスティの姿があった。彼女からは、紫の蝕みは完全に消え平気な表情で立っていた。
「馬鹿な。なぜ貴様がここに?燃やされたはずだぞ・・・・・それに私の薬の浸食は?」
「ああこれね。アルマリア君のおかげだよ。まさか浸食された所だけを燃やすなんて流石だよ」
え?そうなのか俺は本当にお前を燃やしたはずなのに・・・・・
だけど良かった。お前が消えずに済んだのは本当に良かった。
「ねえ。聞こえる?」
「ああ、聞こえてるさ。ミスティ俺はこれからどうすればいい?」
「そんなの分かってるじゃない」
「そうだよな」
ミスティと相づちを合わせ魔術師に向かって青い炎を構える。それに対し魔術師はより小物らしくうろたえていた。
「待て私を燃やしていいのか?私を殺し・・・・」
「燃やす・・・・・・・・」
「グアアアアアアッッそん・・・・・・・な・・・・・・・・・・
・」
俺は、静かに青い炎を解き放ちその魔術師はひどい悲鳴を喚き散らしてしまう。
「これ・・・・・・・・でおわ・・・・・・・」
その魔術師は何か言いかけていたがそれは聞かずにさらに力を強め瞬時に灰に還した。
その魔術師が燃やした後俺は、すぐにミスティの元にたどり着く。
「ミスティ無事か?」
「うん。なんとかね。アルマリア君・・・・・・ありがとう」
「いや・・・・・・・俺のおかげじゃないよ。あの時俺は本当にお前事燃やそうとした。だけどなんでかお前が生きている。もしかしてこれが奇跡なのか?」
「奇跡・・・・・・?あははははは」
それを聞いたミスティが何故か笑い飛ばしてしまった。
「な、何がおかしいんだ?」
「意外だよ。まさか神を信じないはずの君が奇跡を信じるなんて・・・・」
「ほっ、ほっとけ」
俺は、照れて彼女の顔を逸らし横を見る。確かに言う通りだな。俺が奇跡を信じるなんて・・・・・・・・
だけど今回限りだ。
「なあこの霧はもう消えるのか?」
「うんもう消えるよ。ほら先程より明るくなってきたよ」
確かにミスティの言う通りにここ周囲の霧が消え明るくなっていく。そうか、これですべてが終わったんだ・・・・・・・いやまだだったな。村の近くにはまだキメラがいるんだったな。後はそれを倒すだけだよな。
「なあミスティ・・・・」
「ん?アルマリア君あれ見て?」
「なんだ?」
俺がミスティに声を掛けようとするが彼女は、ただならぬリアクションをしてたので言う通りに示した場所を見る。
すると、謎の魔術師を燃やした後から黒い瘴気のようなものが溢れていた。そして先程まで霧が晴れていたのにあっという間にこの魔城後を包み、この山全てを包み込んでいた。まるですべての終わりかのように俺は嫌な予感を感じていた。くそなんなんだよ。せっかくハッピーエンドを迎えたのによ。
「これは、魔性の霧・・・・・・・」
「魔性の霧?ただの霧ではないのか?」
「うん。これは、普通に霧に魔族の好む気を調合させた要請の霧。これを包まれたらさらならる魔族、魔物がこれを嗅ぎ付けここに集まってくるよ。くそ、カーディナスめとんでもない置き土産を置いてしまって本当に迷惑だよ」
そう言いながらミスティは舌打ちをする。
「ミスティ霧を晴らすことは出来ないのか?」
「無理だよこの霧はあっという間にノルド山を包んでしまった。ちょっとやそっとじゃ晴らすことは出来ない・・・・・・・せめて一度に霧を晴らすことさえできればいいけど」
「じゃあなんだよ。この霧を晴らさなければこの地に第二、第三のギルギスが出てしまうのか?」
「そう言うことになるね」
何だよそれ。せっかくここまでうまく行ったのにすべては水の泡かよ。どうすればいいんだよ。・・・・・・・・・・・・ん?一度に霧を晴らす。そうかその手があった。
「ミスティ大丈夫だよ。方法はある」
「その方法って?」
「俺が、青い炎を一度に放出させてこの霧を跡形もなく燃やすことだ」
「何言っているの?そんなことできる訳ないじゃない」
ミスティが言う通りこれは無謀だ。だけど俺は・・・・・
「確かに無謀かもしれない。だけどこの炎は、いろんな奇跡を起こしてくれる。霧を晴らしたり、バカでかい大剣を持ち上げたりそして先程のように魔族への浸食をも止めた。行けるはずだ」
俺は、そう言いながら周囲に青い炎をぶちまけ、体を慣らし周囲に温風を放つ。目標はただ一つ目の前にある漆黒の霧ただ一つ。俺は、それを掴むよう。手を差し出す。
「待って。そんなことしたら君のマナのすべてが燃えて尽きて君の事消滅しまうんだよ」
ミスティは、よろめきながらも俺に近づき止めようとするが青い炎が放つ突風で彼女の行き先を塞ぐ。
ミスティは、俺を止めようとするが俺は止まらない。これで終わらせる。お前なら出来るだろ?青い炎いやアルマリア・・・・・・・・・お前のすべてを寄こせ・・・・・・・・・・
「じゃあ。行こうか」
おれは、この言葉を口にした瞬間青い炎のすべてを体中に放出させる感覚が走った。周りのすべてが青い炎が包まれてミスティの声も姿も聞こえない。なあ青い炎よ、今何が起こってるか分からないが、俺に服従してこの霧を燃やしてくれ。
その願いが通じたか激しい音が波を打ちながら聞こえはじめ同時に体が熱く逆に心地よく感じる。息は切れ呼吸は出来ない状態だが、それは、悪いもんじゃない。顔も手や足そして、髪の毛のすべてに感覚がないように感じる。
そうか、反動で、俺そのものが消えるのか?だけど構わない。こんな俺でも人の役に立つことが出来た。
だけど、せっかく異世界に来たならこの山で留まらず各地に旅したかったな。
RPGやラノベの異世界ものみたいに仲間と手を組み絆を育み共に成長し強敵に立ち向かう。
そして・・・・・・・・・女になった俺だけど好きな女性に告白して甘い生活を味わいたかった死ぬ直前だそんな下らない妄想をしてもいいだろう。
例えば・・・・・・・・ミスティの・・・・・・・志和さんような優しい笑顔が似合う年上のお姉さんと共に一生を送りたかったな。




