才田 才子 14
僕、前田 紅は町田先生にあの場を任せた後、才田さんを探してひたすら校内をまわる。才能化学園の先生に何度も声をかけられたが「町田先生の知り合いです!」と勢いで逃げてきた。早く才田さんを探さないと!あの人達に見つかればやばい!
僕は学園にある教室内をまわった後、最後に屋上に向かうとそこに才田さんがいた。
「才田さん!」
「......誰だっけ?君」
「僕は前田 紅だ。それより早く逃げないと。ここは危ないんだ」
僕は才田さんに近づくと才田さんは僕の手をはらいのける。
「や、やめてください。昨日初めて会った私になんでここまでするかわかりませんが私はもう終わりです」
才田さんは僕に言った後、僕の後に誰かが屋上にまで来た。
「なんだ。悩み種が治ってしまったのか。まぁお前如きの悩み種では満足してしまえば治ってしまうんだろうとは思っていたさ」
僕の背後に現れた人は見た目は黒いロングの髪に顔には右の頬にばつ印の傷があった。
「いやぁ。初めまして。俺は櫛枝 狭義という。以後おみしりおきを」
櫛枝と名乗った男に才田さんは近づいて
「なんで!なんで私の悩み種が勝手に治ってるの!そんな簡単に治るもんなの?」
「はっは。治るわけないでしょう普通。いや、普通だから治ったのかもしれないですね。あなたの悩み種はその程度だったということ」
「その、程度。それに普通だから治った?あなた私のことを馬鹿にしてるの?」
「よくわかりましたね。凡人のくせに」
櫛枝は才田さんに言うと才田さんは櫛枝の胸ぐらを掴みにかかろうと近づくが才田さんの動きがゆっくりすぎる。なんであんなゆっくり動いてるんだ?
「うっ!く、そ!な、なんで。なんで思うように動いてくれないの!私の身体!」
「本当に凡人なんだな君は。努力の天才とか言われてるらしいがもう努力をしても無駄なほどに身体能力、脳が低下しているな。君の悩み種はそういうものだったということさ。楽しかったろ?数週間天才達と肩を並べることができて」
「ば、馬鹿にするのもた、大概に」
才田さんは櫛枝のところに着く前に地面に倒れる。屋上まで一体どうやってきたんだ?
「その様子を見るに悩み種が治ったのは数時間前というところかな?最後の力をふりしぼって屋上まできたわけだ」
櫛枝は才田さんに言った後、屋上から去ろうとする。
「今日は前田君。君に会えただけでもよしとしよう。その凡人のことは任せたよ」
櫛枝はそれだけいい残し屋上から降りて行った。




