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少女達は悩みを抱く  作者: アークマ
第二章 才能を求める少女の悩み種
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才田 才子 8

「さ、才子ちゃんについてし、知っていることですか。た、確かにつ、つきあいはな、ながいけどそ、そんなにわ、私は才子ちゃんと、と仲良くないよ」

「どんな簡単なことでもいいよ。僕らは彼女が急に天才になったって聞いてびっくりしてるんだよ」


 びっくりしてることに嘘はついてない。ただ天才になった要因はよくわかってる。才田さんのは多分


「さ、才田さんはな、悩み種、な、なんだよね?」

「わかるの?」

「げ、原因はだ、だいたい予想がつきます。と、というかそ、そうでな、ないとあ、あの凡人だ、だったさ、才子ちゃんがあ、ああなるのはおかしい」


 挙動不審に喋りながらも言葉が強いな。なかなか。


「黒木さんって人を見下してないか?」

「み、見下してい、いません。わ、私はじ、事実をい、言ってるだ、だけ」


 事実を言ってるだけって言うけど十分言い方が酷いよ。


「そ、それよりさ、才子ちゃんにつ、ついてだけどさ、才子ちゃんはさ、才田家のじ、次女でさ、才子ちゃんのき、兄妹はあ、兄がふ、二人。い、妹がひ、一人い、いるらしい」


 家族構成は聞いてないんだけどそうなんだ。でも悩み種はいろんな状況でかかるもの。家庭環境が悪いのか?


「さ、才子ちゃんはさ、才田家のぼ、凡人でほ、他のき、兄妹た、達はさ、才能にみ、満ち溢れてい、いるらしいです。そ、それでわ、私もさ、才子ちゃんにき、興味がで、でては、話あったりあ、遊んだりと、友達のようにせ、接してました」


 家の中では一人だけ凡人か。才能化学園は才能に溢れた子ばかりで凡人だとかなり努力しないとやっていけないんだろうね。


「さ、才子ちゃんはぼ、凡人かもだ、だけどで、でもど、努力の天才だ、だと思うよ」


 黒木さんは僕に言った後、一旦深呼吸する。


「努力の天才?」

「う、うん。さ、才子ちゃん。人がやる何倍もべ、勉強とかしてる。う、運動も。た、ただや、やりすぎてた、倒れたこともあ、ある。で、でもそ、それだとさ、才田家はみ、みとめてないっぽい。さ、才田家はけ、結果がす、全てだ、だから。わ、私もそ、それは思う」


 黒木さんがまた一旦深呼吸する。本当に喋り慣れてないなこの子。


「結果が大事ってのはわかるけどそれが全てでもないと僕は思うよ」

「そ、それはひ、ひとそれぞれだ、だと思う。わ、私も、もそうだし。は、話しつ、疲れた。や、休む」


 黒木さんはそれだけ言うとカフェで頼んでいたコーヒーを飲み、落ち着いていた。


「疲れたならまた別の日にしようか?」

「だ、だめ。わ、私まだな、悩み種につ、ついてき、聞いてない。き、聞くだけならだ、大丈夫」


 黒木さんが桜花さんを見ながら言った後、桜花さんも黒木さんに喋り始めた。

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