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少女達は悩みを抱く  作者: アークマ
第一章 花を枯らせる悩み種
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桜花 桜 10

 まず倉敷さんは私に今住んでいるアパートを紹介してくれた。外面を気にする両親はそんなこと許さないと思っていたが珍しく快く私の一人暮らしを許可してくれた。

 引っ越しの日、倉敷さんが迎えに来てくれたが倉敷さんの車にのり、両親が私を見送った後、車の中で倉敷さんが


「君の両親は相当なクズだね。これじゃ君が悩み種にかかってしまうのもよくわかる」

「え、私の両親のこと調べたりしたんですか?」

「調べるまでもない。君の両親は金で簡単に君を売ったんだよ。だから君はもうあの両親に関わらなくていい。私が紹介するアパートで学生の間は面倒を見よう」


 倉敷さんが私に言った後、私は倉敷さんの紹介されたアパートに入り、倉敷さんは私を送った後すぐに帰り、私はアパートの自分の部屋で荷物の整理をする。部屋で荷物の整理をしていると大家さんが私の部屋に挨拶に来た。


「倉敷さんから話は聞いています。私は大家の神咲 美奈と言います」

「ご丁寧にどうも。私は」

「大丈夫。倉敷さんから資料を貰ってますから。悩み種にかかっている桜花 桜さんね」


 神咲さんと名乗った大家さんが私にいう。この人も悩み種を信用してくれてるんだ。


「私も悩み種にかかっていたから相談したいことがあるならするといいよ。先輩としてできるだけ桜花さんが治るよう頑張るわ。私じゃ治せないけどね」


 神咲さんは笑いながら言うと私は


「悩み種はどうやったら治るんですか?」

「うーん。それは私の口からは何とも言えないなぁ。今桜花さんに言っても多分わかってもらえないかな。でもアドバイスをするなら心の拠り所をつくることかな」


 神咲さんは私に言うが心の拠り所?何だそれ?この時はそう思っていたがそれだけ話すと神咲さんは部屋から出ていき、私の新生活が始まった。そうして倉敷医院に通院し、私の悩み種の経過を見ながら現在にいたる。




 僕、前田 紅は急に空を見上げてボーっとしている桜花さんを見ていた。悩み種を治したいからどうかってそんな悩むもんなのかな?治したいものだと思っていたけど。


「そうね。前田君。決めたわ。私の悩み種。治せるなら治してほしい」

「もちろんだよ。僕は悩み種を、桜花さんをよくするために一緒にいるんだから」


 僕は桜花さんに言うと桜花さんは少し照れた後


「そんな恥ずかしいセリフを簡単に口にしないでほしいわ。照れるし」


 え?そんな恥ずかしいこと言った覚えないけど。でも悩み種を治すにはどうしたらいいんだろ。桜花さんのことを知っていけば糸口が見つかるかな。

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