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プロローグ

「紅君はいつ恋愛するの?」


 僕の幼馴染、綾瀬(あやせ) (るい)は僕に聞く。僕の名前は前田(まえだ) (くれない)高校二年生で僕の見ためは赤い髪のショートヘアーに体型は普通の人くらい。細すぎず太すぎずだ。

 なんで綾瀬さんが僕にそんなことを聞くかというと彼女は病気にかかっているから。恋愛という病気に。


「僕はまだ恋愛はしないよ。好きな人としか恋愛はしない。そう何度も言ってるだろう。昔からさ」

「恋愛はした方がいいよ。その方が成長する人はいるし喜んでくれる人もいる。とても良いことじゃない」


 確かに普通に恋愛するならそれにこしたことはない。でもこの恋愛、綾瀬さんが関わる恋愛は全て綾瀬さんが原因なんだ。


「綾瀬さん。君は病気なんだ。だから然るべき場所に行こう。ね?」

「紅君も私を差別するんだ。みんな私を差別する。おかしいやつ。お前が関わるとろくな目にあわない。私の彼氏を返せ!とかさ。馬鹿みたい。私は今のままでいいの。恋愛する気がないなら私には関わらないで」


 綾瀬さんはそう言って僕の前から去る。僕は彼女達のような病を持つ人達に関わって治療しなければいけない。それが僕がここにいる役割だから。

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