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私のどこが好きと彼に聞くと? 迷わず真っ直ぐな目で私におっぱいが大きいトコロと答えた彼!

作者: 七瀬






私は付き合って3ヶ月の彼と私の部屋でイチャイチャしていて、

私は彼にこんな質問をしてみたの!


“私のどこが好きと彼に聞くと、、、?” 


迷わず真っ直ぐな目で私のおっぱいが大きいトコロと答えた彼!

正直! その答えは私は嬉しくない!

どちらかというと、私は胸が小さいのに憧れていたから。

私は中学1年生になる頃から、スクスクと胸が大きく膨らんでいった。

別に特別、胸が大きくなるような事はしていない!

乳製品はあまり好きじゃないし、食べ物も好き嫌いが多いと思う。

ただ思い当たる節があるとすれば? 私の母親は胸が元から大きかった事かな。

勿論、胸の大きさが遺伝するのかは私にも分からない!

でも? 確実に同年代の女の子よりは、私の胸は大きかったと思う。




『いつからそんなに、アンタの胸はデカくなったんだかねぇ~』

『ママの遺伝でしょ!』

『胸の大きさって、遺伝するのかい?』

『さあねぇ~』

『“でも、ほれ? 小さいよりは大きい方が女の子はいいじゃないのか。”』

『お父さん! 年頃の娘の前で、そんな言い方ヤメて!』

『・・・ごめんごめん!』

『ぼくもお姉ちゃんのおっぱいの大きさ好きだよ!』

『アンタの話なんか、聞いてないでしょ!』

『なんだよそれ? 褒めてやってんのに、、、!』

『はいはい! 早くご飯食べなさい!』

【はーい!】





・・・そして今、私は23歳になって一人暮らしを始めている。

そんな時、久々にできた彼氏。

その彼氏が、“私のおっぱいが大きいトコロ” なんて答えたもんだから、

私はそれ以外、自分には魅力がないのかと悩み始める事に。




『何、そんな暗い顔してんの?』

『だって! 良夜が私のおっぱいが好きだなんて知らなかったから、』

『はぁ!? そんな事、心配してたの?』

『“私の魅力って、おっぱいが大きいトコロしかないみたいでさ、”』

『何言ってんだよ! 心音のいいところはおっぱいの大きさだけじゃな

いじゃないか!』

『・・・例えば、何?』

『性格が優しいトコロとか、笑うと可愛いトコロとか、』

『“普通の答えだね!”』

『普通の何が悪いんだよ! 普通が一番、いいんだからな。』

『私さ、ずっとおっぱいが大きいトコロがコンプレックスだったの、

周りの同年代の女の子は小さくて可愛らしいおっぱいで、私の胸は大玉スイカ

みたいなデカい胸で、、、。』

『“そこが良いんだよ!”』

『今? 強調して言った?』

『・・・い、言ってないって、』

『ひょっとして? 私の胸だけが好きじゃないよね?』

『いやいや? 胸も好きだけど、それ以外もちゃんと好きだよ!』

『私、胸の手術しようかな?』

『えぇ!? な、なんの?』

『“胸を小さくしてもらう手術、”』

『ダメだよ、ダメダメ! 天然もんなんだから、無理にわざわざ小さく

しなくてもいいだろう!』

『やっぱり私の胸の大きさが好きなんじゃない!』

『因みに、手術してだよ、どれぐらい小さくするんだよ?』

『H→Bぐらいにかな?』

『えぇ!? それはダメダメ! 小さすぎるよ!』

『全然! 私の気持ち分かってないじゃん!』

『・・・お、俺は心音の事を想って、』

『“全然、伝わってこないわよ!”』

『・・・で、でもさ? 考え直した方がいいって、本当に!』

『私の好きなようにするから、ほっといてよ!』

『・・・・・・』





私は彼氏の言う事を一切聞かず、胸を小さくする事に、、、。

胸を小さくして、5日ぶりに彼氏に会うと、、、?

彼氏が意外な事を私に言ってきたわ!



『“やっぱり胸の小さい女は俺は好きになれんわ!”』

『えぇ!?』

『せっかく胸のデカい女の子と付き合えたと想ったのにな、残念だよ!』

『急になんの話?』

『“俺は胸の小さい女とは付き合えないって話だよ!”』

『私と別れたいって事?』

『そういう事、じゃあな!』

『・・・ちょ、ちょっと待ってよ!』

『お前は胸がデカいから良かったんだよ、それをわざわざ小さくしやがって、』

『・・・・・・』






まさか? 私は自分のコンプレックスを取り除くために大きかった胸を

小さくしただけなのに、あんなに好きだった彼氏と別れる事になるなんて!

でもよく考えると? 彼は私のおっぱいの大きいトコロが好きだっただけ

なのよね!

それ以外に、私は彼から見たら魅力がなかったんだわ。

それなら? もっともっとイイ女になればいいじゃない!

女は胸の大きさだけじゃないってところを分からせてやるから!

だからこれからは、“女磨きよ!”

私の魅力は胸だけじゃないってトコロを男に見せつけてやるんだから!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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