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第12話 神代お守り計画

高校1年生、16歳の天音雫です!

何かと至らない点があると思いますが読んでいただけると嬉しいです!

「おまたせ桜。無事だったかな?」


「あ、渚兄!おかえりー!

無事だよ〜!

会議、どうだったー?」


時雨夜の路地で群れる猫達と戯れていた桜は執行人本部から戻ってきた兄に抱きつく。


「あぁ、大体の方針は決まったかな。犯人はやっぱり叶夢が濃厚。でも、執行人でも分からないことがまだかなりあるみたいだ。」


「そっかー。ね、桜はどこに行けば良い?どこでおりゃーってすれば良い?」


「本当はお兄ちゃん、この計画に桜を参加させたくないんだけどなぁ」


眉尻を下げ、桜の頭をそっと撫でる。


「だめー!渚兄も、葵オネーさんも、瑠依オネーさんも頑張ってるのに、桜だけ頑張んないのやだ!!」


抱きついたまま袴の袖をグイグイ引っ張って不服を表現する桜に渚冬は苦笑した。


「……そう言うと思ったよ。

お兄ちゃんはまだ納得してないけど、桜は執行人3人といっしょに怜央さんの神代を守ってほしいんだ。お兄ちゃんは納得してないけど」


「任せて渚兄!必ず守る!」 


2回言葉を重ねたところには触れず、桜はやる気満々に拳を握る。


「決戦日……というか、犯行日は2日後だから、それまでゆっくり休もう。妖魔との戦闘で疲れてるだろう?」


「ぜーんぜん?桜、疲れない!

渚兄といっしょにいたら疲れなんて飛んでっちゃうもん!」


「…………」


健気さに悶絶する兄の横、桜はあ、と声をあげた。


「そういえば渚兄、」


「ん?どうしたんだい?」


記憶が渦巻く。

もともとは氷の権能じゃないこと。


水の権能なのに、氷になった理由を、湊すら知らない。


そして、それを明かそうともせず隠し通す兄。


「んーん、やっぱなんでもないやー!!」


「……?そうかい?」


「ん、またいつか聞く!」


にぱっと笑って桜ははぐらかす。


「今はまだ、じきしょーそー?だから!」


葵から教わった言葉を自慢気に使って。

もうすぐテスト期間に入るのでまたしばらく投稿できなくなります。すみません。

無事に終わったらまた少しずつ投稿しようと思っています。

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