表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バドミントンでわんこそばの掛け声をやったった……  作者: 三好ペペロンチーノ
第5章 優花、パンイチ変態野郎を妨害したった!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/45

第30.5話

 私、優花は朝4時頃から、にぼっしーと岌寳と一緒に公園でトレーニングをしていた。厳密に言えば、にぼっしーが岌寳に、しごかれていたと言うべきかな……。

「まだいけるよね、弐星くん? 俺、退屈なんだけど」

「師匠! もう限界です!」

 にぼっしーは背中に岌寳を乗せながら腕立て伏せをしていた。岌寳は60kgと平均的な体重だけど、にぼっしーはさらに100kgのTシャツを着させられていた。

 なぜ岌寳とかいうイケメン野郎がここにいるのだろう。

 本当なら、にぼっしーと2人きりでバドミントンの練習をするはずだったのに!

 私は中学の頃バドミントン部に入っていたから、久しぶりにボコボコにできr……じゃなくて、楽しめると思ったんだけどな。

 どうしたら岌寳を追いやれるだろう。

 大陸たちが所属してるっていう『小白ファンクラブ』の人たちを呼ぶとか? ……そしたら、にぼっしーが酷い目にあう気がする。それはそれでおもしろそう。

 じゃあ、ポルターガイスト現象で岌寳を驚かせるとか? ……それだと、にぼっしーが何か勘違いをして私に塩をまいてきそう。怖いから違うな。

 だったら、岌寳が会いたがってる岩破ちゃんに会わせてみるとか? ……岩破ちゃんも一緒になって、にぼっしーをしごいてグロテスクなことになりそう。ちょっと見てみたいかも。

 いろいろ考えてみたけれど、良い案が全然見つからない。頭をぐるぐる回させたが、だんだん混乱してきて最終的に考えがまとまった。

『こちょこちょこちょこちょこちょ!』

 にぼっしーの脇腹を擽った。

「……ちょっ! まっ!」

 頑張って腕を伸ばそうとしていたのを妨害してやった。

 彼は思い切り倒れた。

「何をサボってるんだ。 100回追加ね」

「そんなぁ! これは俺のせいじゃないですよ!」

「意味のわからないこと言ってると、さらに100回追加にするか?」

「くそがあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 なんかもう岌寳のことがどうでもよくなって、にぼっしーを邪魔する方法を考えることにした。やっぱり、にぼっしーが苦労してるところを見ると元気になっていく気がする。楽しい……!

『にぼっしーを痛めつけるのってやめられないよね!』

(マジでお前、あとで覚えてろよ!)

「全然動いてないよ! もっと早く動かないと100回追加しちゃうよ!」

「すいませんでしたああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 ヤバい。これはあとで塩を大量にまかれそうだ。

 まぁ、そのときになったら小白ちゃんの家に泊めてもらって、にぼっしーの愚痴を言おうかな。

 それにしても良かったよ。小白ちゃんと仲良くなれて。

 あーあ。早く終わんないかな。大会に向けたトレーニング。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ