トムandジェリー9
創作漫才「トムandジェリー9」
二人 「どうも〜こんにちは〜トムandジェリーで〜す」
トム 「私がトムで、こいつがジェリー」
「二人合わせて、」
二人 「トムandジェリーでーす」
パチパチパチ、パチ(拍手)
プウ〜
トム 「おいおい、初っ端からオナラをするなんて失礼じゃないか」
ジェリー「とんでもございません、オナラではないです」
トム 「いやいや、たしかに君のお尻の方から音がしたぞ」
ジェリー「とんでもございません、それはオナラではないです」
トム 「オナラだと思うけどな〜」
ジェリー「とんでもございません、それはオナラではないです」
トム 「じゃあ、何なんだよ」
ジェリー「ゲップです」
トム 「ゲップ?」
「どっからどう見てもオナラだったぞ」
ジェリー「とんでもございません、ゲップです」
トム 「このくさい臭いといい、プウ〜という音といい、絶対オナラだよ」
ジェリー「とんでもございません、ゲップです」
トム 「君〜そこまで言うなら、君のゲップはお尻から出るのかい?」
ジェリー「はい、そうです」
トム 「?」
「君は、お尻からゲップをするのか?」
ジェリー「はい、そうです」
トム 「珍しいことを言うね〜」
ジェリー「私は、お尻からゲップをし、口からオナラをするのです」
トム 「何だって?普通の人は、お尻からオナラをし、口からゲップをするぞ」
ジェリー「私は違います。お尻からゲップをし、口からオナラをする特異体質なのです」
トム 「本当かなぁ〜」
「じゃあ、君のオナラは臭くはないのかい?」
ジェリー「はい、私のオナラは臭くはないです。しかし、ゲップは臭いです」
トム 「え〜っと、君は口からオナラをし、そのオナラは臭くなくて、お尻からゲップをし、そのゲップは臭い」
「それは、オナラだよ!」
ジェリー「いいえ、ゲップです」
トム 「あくまでゲップと言い張るんだなぁ〜」
「じゃあ、君のお腹の中はどうなっているんだよ?」
ジェリー「直腸が口に繋がっており、食道が肛門に繋がっています」
トム 「何だか、聞いてて気持ちが悪くなってきたなぁ〜」
ジェリー「ある意味、口が肛門で肛門が口でもあります」
トム 「ますます、気持ちが悪くなってきたなぁ〜」
「じゃあ、どこで喋っているんだよ」
ジェリー「肛門です」
トム 「肛門?」
ジェリー「肛門を大きく開けると『あ』、肛門を横に開くと『い』、肛門を丸く開けると『う』です」
トム 「そんなこと出来るのかよ」
ジェリー「特殊な訓練をすれば出来ます」
トム 「何だか、お尻がムズムズしてきたよ〜」
ジェリー「ある意味、お尻が頭で、頭がお尻でもあります」
トム 「ますます、ややこしくなってきたなぁ〜」
「と言うことは、まるで逆立ちしているのと同じじゃないか」
ジェリー「ある意味、逆立ちしているのと同じ状態でもあります」
トム 「まさか君〜ずっと逆立ちをしていたのかい?」
ジェリー「すみませんでした。実はそうです」
トム 「ええーっ、君は、逆立ちをして生活をしていたのか」
ジェリー「はい、私は生まれた時からずっと逆立ちをして生活をしてたのです」
「ご飯を食べる時も逆立ち、運動する時も逆立ち。当然、漫才をする時も逆立ちです」
トム 「知らんかったぁ〜」
ジェリー「学校の勉強も足で字を書いていました。サッカーは手で蹴っていました」
トム 「まあ、足で字が書ける人はいるけど…しかし、お尻で物を見ることは出来ないぞ」
ジェリー「お尻のホクロで見ます」
トム 「そんなアホな」
「100歩譲って見えるとしても、パンツを履いてズボンを履いたら、見ることは出来ないんじゃないのか?」
ジェリー「いいえ、パンツには小さな穴が二つ空いており、ズボンにも小さな穴が二つ空いています」
トム 「そんなズボン売ってるのかよ!」
ジェリー「手作りです」
トム 「それでも見づらいと思うけどなぁ〜」
ジェリー「特殊な訓練をすれば出来ます」
トム 「何でも特殊な訓練だよなぁ〜」
「まてよ、君は口が肛門で肛門が口で、頭がお尻でお尻が頭で逆立ちをしていて」
「それは、普通に立っているのと同じじゃないか!」
ジェリー「ある意味、そうとも言います」
プウ〜
トム 「君〜今したのは、ゲップなのかい?オナラなのかい?」
ジェリー「え〜っと、たしかオナラです」
トム 「やっぱり」
二人 「失礼しました〜」