トムandジェリー7(コント)
創作コント「トムandジェリー7」
二人 「どうも〜こんにちは〜トムandジェリーで〜す」
トム 「私がトムで、こいつがジェリー」
「二人合わせて、」
二人 「トムandジェリーでーす」
パチパチパチ、パチ(拍手)
イライライラ、
トム 「電車が遅れた」
イライライラ、
トム 「タクシーが捕まらない」
イライライラ、
トム 「会議に間に合わない」
イライライラ、
ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜」
トム 「?」
ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜、焼き立て〜」
トム 「何だ、石焼きイモ屋か。タクシーかと思ったよ」
ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜、焼き立て〜」(近づいて来る)
トム 「おい、石焼きイモ屋。私はタクシーを待っているんだ。あっちで売ってくれ」
ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜、美味しいよ〜」
トム 「だから言っているだろう。私は急いでいて、タクシーを待っているんだ。あっちで売ってくれ」
ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜、美味しいよ〜」
トム 「わかったよ、買ってやるよ。その代わり、あっちで売ってくれ」
ジェリー「毎度あり〜」
トム 「まったくー、タクシーは捕まらないし、変な石焼きイモは買わされるし、今日は最悪な一日だ」
ジェリー「はい〜焼き立ての石焼きイモ〜」
トム 「パクッ、ハフハフハフ、結構美味いじゃないか」
ジェリー「ありがとさ〜ん」
トム 「さて、石焼きイモは食べたし、あとはタクシーだ」
ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜」
トム 「おいおい、さっき石焼きイモ買ってやったろう。あっちで売れよ」
ジェリー「お客さん〜タクシーに乗りたいのかい〜?」
トム 「そうだよ、見れはわかるだろう」
ジェリー「じゃあ〜乗ってくかい〜」
トム 「おおっ、すまんな。タクシーを紹介してくれるのか」
ジェリー「………」
「………」
トム 「早く呼んでくれよ」
ジェリー「少々お待ちください〜」
ガチャ、ウイーン
石焼きイモ屋台から、ドアが出て来る。
トム 「何だ?そんな所に、ドアがあるのか」
ジェリー「実は〜私〜タクシーもやっているんです〜」
トム 「この屋台、人が乗れるのか?」
ジェリー「はい〜、石焼きイモ屋兼タクシーなんです〜」
トム 「そんな商売、初めて聞いたよ!」
ジェリー「最近は不景でして〜兼業しているんです〜」
トム 「大変だな。しかし、後ろで焼きイモ焼いていて大丈夫なのか、熱くないのか?」
ジェリー「大丈夫です〜ガソリンでは動いていません〜EV車です〜」
トム 「電気で動いているのか、見かけによらず最先端だな」
トム 「じゃあ、丸の内まで送ってくれ」
ジェリー「わかりました〜」
トム 「よし、今から急げば間に合うかも」(時計を見る)
ジェリー「パクパクパク」
トム 「?」
ジェリー「パクパクパク」
トム 「何をやっているんだ?」
ジェリー「はい〜このタクシーは〜メタンガスから電気を起こしてまして〜環境に良いエコエンジンなんです〜」
トム 「環境に良いエコエンジンか、凄いな」
ジェリー「もう少々、お待ち下さい〜」
トム 「急いでいるんだけど」
ジェリー「パクパクパク」
トム 「さっきから、気になっていたんだが、何で石焼きイモばっかり食べてるんだ?」
ジェリー「はい〜私が石焼きイモを食べまして〜そこからメタンガスを取り出し〜発電するんです〜」
トム 「面倒くさい仕組みだな。しかも、臭そうだし」
ジェリー「大丈夫です〜無煙無臭プラズマクラスターエコエンジンですから〜」
トム 「凄いな。しかし、それだけで足りるのか?」
ジェリー「今日は〜お客さんに石焼きイモ売ってしまったので〜少し足りません〜」
トム 「じゃあ、どうするんだよ」
ジェリー「お客さんも一緒に〜メタンガスを出して下さい〜」
トム 「私もか?」
ジェリー「はい〜急いで〜」
トム 「仕方がない、出るかな」(お尻にノズルを当てる)
トム 「うっう〜ん」
ジェリー「その調子〜」
トム 「うっう〜ん」
ジェリー「もう少し、頑張って〜」
トム 「うっう〜ん」
ジェリー「あと少し〜」
トム 「うっう〜ん」
プーーーー
ギギュン、ギュルギュルギュルギュルーーーン
ギュルギュルギュルギュルーーーン
ジェリー「エンジンが〜かかりました〜」
トム 「よかった、よかった、早く行ってくれ」
カッチ、カッチ、カッチ、(ウインカーの音)
トム 「どうしたんだよ、早く行ってくれよ」
ジェリー「実は〜私〜、タクシーの免許証持ってないんですよ〜」
トム 「先に取っとけよ」
二人 「失礼しましたー」