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創作漫才「トムandジェリー」  作者: ヨッシー@
7/20

トムandジェリー7(コント)

創作コント「トムandジェリー7」


二人  「どうも〜こんにちは〜トムandジェリーで〜す」

トム  「私がトムで、こいつがジェリー」

    「二人合わせて、」

二人  「トムandジェリーでーす」


パチパチパチ、パチ(拍手)


イライライラ、

トム   「電車が遅れた」

イライライラ、

トム  「タクシーが捕まらない」

イライライラ、

トム  「会議に間に合わない」

イライライラ、

ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜」

トム  「?」

ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜、焼き立て〜」

トム  「何だ、石焼きイモ屋か。タクシーかと思ったよ」

ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜、焼き立て〜」(近づいて来る)

トム  「おい、石焼きイモ屋。私はタクシーを待っているんだ。あっちで売ってくれ」

ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜、美味しいよ〜」

トム  「だから言っているだろう。私は急いでいて、タクシーを待っているんだ。あっちで売ってくれ」

ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜、美味しいよ〜」

トム  「わかったよ、買ってやるよ。その代わり、あっちで売ってくれ」

ジェリー「毎度あり〜」

トム  「まったくー、タクシーは捕まらないし、変な石焼きイモは買わされるし、今日は最悪な一日だ」

ジェリー「はい〜焼き立ての石焼きイモ〜」

トム  「パクッ、ハフハフハフ、結構美味いじゃないか」

ジェリー「ありがとさ〜ん」

トム  「さて、石焼きイモは食べたし、あとはタクシーだ」

ジェリー「い〜し焼き〜イモ〜」

トム  「おいおい、さっき石焼きイモ買ってやったろう。あっちで売れよ」

ジェリー「お客さん〜タクシーに乗りたいのかい〜?」

トム  「そうだよ、見れはわかるだろう」

ジェリー「じゃあ〜乗ってくかい〜」

トム  「おおっ、すまんな。タクシーを紹介してくれるのか」

ジェリー「………」

    「………」

トム  「早く呼んでくれよ」

ジェリー「少々お待ちください〜」

ガチャ、ウイーン

石焼きイモ屋台から、ドアが出て来る。

トム  「何だ?そんな所に、ドアがあるのか」

ジェリー「実は〜私〜タクシーもやっているんです〜」

トム  「この屋台、人が乗れるのか?」

ジェリー「はい〜、石焼きイモ屋兼タクシーなんです〜」

トム  「そんな商売、初めて聞いたよ!」

ジェリー「最近は不景でして〜兼業しているんです〜」

トム  「大変だな。しかし、後ろで焼きイモ焼いていて大丈夫なのか、熱くないのか?」

ジェリー「大丈夫です〜ガソリンでは動いていません〜EV車です〜」

トム  「電気で動いているのか、見かけによらず最先端だな」

トム  「じゃあ、丸の内まで送ってくれ」

ジェリー「わかりました〜」

トム  「よし、今から急げば間に合うかも」(時計を見る)

ジェリー「パクパクパク」

トム  「?」

ジェリー「パクパクパク」

トム  「何をやっているんだ?」

ジェリー「はい〜このタクシーは〜メタンガスから電気を起こしてまして〜環境に良いエコエンジンなんです〜」

トム  「環境に良いエコエンジンか、凄いな」

ジェリー「もう少々、お待ち下さい〜」

トム  「急いでいるんだけど」

ジェリー「パクパクパク」

トム  「さっきから、気になっていたんだが、何で石焼きイモばっかり食べてるんだ?」

ジェリー「はい〜私が石焼きイモを食べまして〜そこからメタンガスを取り出し〜発電するんです〜」

トム  「面倒くさい仕組みだな。しかも、臭そうだし」

ジェリー「大丈夫です〜無煙無臭プラズマクラスターエコエンジンですから〜」

トム  「凄いな。しかし、それだけで足りるのか?」

ジェリー「今日は〜お客さんに石焼きイモ売ってしまったので〜少し足りません〜」

トム  「じゃあ、どうするんだよ」

ジェリー「お客さんも一緒に〜メタンガスを出して下さい〜」

トム  「私もか?」

ジェリー「はい〜急いで〜」

トム  「仕方がない、出るかな」(お尻にノズルを当てる)

トム   「うっう〜ん」

ジェリー「その調子〜」

トム  「うっう〜ん」

ジェリー「もう少し、頑張って〜」

トム  「うっう〜ん」

ジェリー「あと少し〜」

トム  「うっう〜ん」


プーーーー


ギギュン、ギュルギュルギュルギュルーーーン

ギュルギュルギュルギュルーーーン

ジェリー「エンジンが〜かかりました〜」

トム  「よかった、よかった、早く行ってくれ」

カッチ、カッチ、カッチ、(ウインカーの音)

トム  「どうしたんだよ、早く行ってくれよ」

ジェリー「実は〜私〜、タクシーの免許証持ってないんですよ〜」 

トム  「先に取っとけよ」

二人  「失礼しましたー」


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