トムandジェリー6
創作漫才「トムandジェリー6」
二人 「どうも〜こんにちは〜トムandジェリーで〜す」
トム 「私がトムで、こいつがジェリー」
「二人合わせて、」
二人 「トムandジェリーでーす」
パチパチパチ、パチ(拍手)
トム 「今年も始まりましたねー」
ジェリー「もう、終わりだけどな」
トム 「おいおい、まだ始まったばかりなのに、縁起でもない」
ジェリー「知らんの?今年は地球が崩壊するらしいよ」
トム 「ええっ、」
ジェリー「エドガーケイシーの予言では天変地異が続出〜」
トム 「本当かね〜」
ジェリー「本当だよ、彼の予言は60パーセント当たる」
トム 「60パーセント?微妙だね〜」
「ちなみに、エドガーケイシーって誰?」
ジェリー「知らんの」
トム 「知らん」
ジェリー「眠れる預言者エドガーケイシー知らんの?」
トム 「知らん」
ジェリー「ポケモンにもいるだろう、ケーシィってポケモンが」
トム 「知らんな〜ポケモン詳しくないし」
ジェリー「ケーシィとは、エスパータイプのポケモンで念力を使う。さらにケーシィが進化してユンゲラーになる。ユンゲラーがさらに進化するとフーディンになる。フーディンとはアメリカのマジック界の神様と呼ばれた人だ」
トム 「き、君、詳しいな」
ジェリー「ちなみに、ユンゲラーと言う名前でユリゲラーが訴訟を起こし、裁判では任天堂が勝訴した」
「このケーシィ、ユンゲラー、フーディンの名前は、海外ではアブラ、カダブラ、アラカザムと言う名前で使われている。全部繋げると、『アブラカダブラ、あら不思議』となる。近年、ユリゲラーが謝罪をしユンゲラーが復活するかも、という情報もあるが、まだ未定だ」
トム 「き、君、すご〜く詳しいな」
ジェリー「日本人なら当たり前さ、ポケモンに詳しくないとグローバル社会で通用しないよ」
トム 「君〜この前、アメリカ人だって言ってなかったか?」
ジェリー「記憶にありませ〜ん」
トム 「ところで、エドガーケイシーってどんな事したの?」
ジェリー「エドガーケイシーとは、催眠状態でリーディングをし、前世や未来、健康法を導き出す世界三代預言者の一人だ」
トム 「凄い人だね〜、偉いね〜」
「ほんと、びっくりしたね〜」
ジェリー「……君、興味ないな」
トム 「ええっ、わかる?」
ジェリー「目が信じてないよ」
トム 「ほ〜っ、よくわかるね。君こそ預言者じゃないの?」
ジェリー「ハッハッハッハッ、バレたか〜我こそが大預言者ジェリー様だ〜」
「アカシックレコードに繋いで、お前を蝋人形にしてやろうか〜」
トム 「………」
「………」
トム 「君の小芝居は終わったかな?」
ジェリー「乗ってこいよ、漫才だろう〜」
トム 「何か、ついていけなくって」
ジェリー「これから、面白くなるところだったのに〜」
トム 「そんなに預言できるなら、今度の競馬、教えてくれよ」
ジェリー「それは、出来ません」
「私利私欲には、この能力は使ってはいけない約束ですから」
トム 「何だよ〜、ちょっとぐらいいいだろう」
「ちなみに、誰との約束だよ」
ジェリー「神様です」
トム 「ええっ、君、神様に会ったことあるのか?」
ジェリー「とんでもない、会ったことあります〜」
「それは、私がぐっすり眠っていた時だった……」
ドロドロドロ〜
神様 「わーたしが、神様だ〜お前の望みを叶えてあげよう〜」
ジェリー「じゃ、一億円くれ!」
トム 「おいおい、お前も私利私欲に走っているじゃないか」
ジェリー「待て待て、これからがいい所だ」
神様 「わーたしの、お腹を三回擦ると願い事が叶う〜」
トム 「なんか気色悪い話だな」
ゴシゴシゴシ、
ボワァーーーーン、
神様 「はい、一億円」
ジェリー「ありがとう、神様」
「そして私は、幸せに暮らしましたとさ」
トム 「おいおい、それで終わりか?」
ジェリー「まだ続きます〜」
「私は、その一億円でビットコインを買い、今や10億円〜」
トム 「うらやましいなぁ〜昔、ビットコインは上がったよな〜」
ジェリー「その10億円で金を買い、今や百億円〜」
トム 「うらやましいなぁ〜金は上がったよな〜」
ジェリー「そして私は、その百億円を預金しましたとさ」
トム 「おいおい、君、そんな大金持ちだだったのか」
ジェリー「眠れる預言者……眠れる預金者」
「私が眠った時にみた、夢のお話でしたとさ。めでたし、めでたし」
トム 「おいおい、結局、夢の話かい!」
ジェリー「実は…この漫才も…夢の中でしているんだよ。君の夢の中でさ、フッフッフッ…」
トム 「ええっ!?」
二人 「失礼しましたー」