トムandジェリー3
創作漫才「トムandジェリー3」
二人 「どうも〜こんにちは〜、トムandジェリーで〜す」
トム 「私がトムで、こいつがジェリー」
「二人合わせて、」
二人 「トムandジェリーでーす」
パチパチパチ、パチ(拍手)
ジェリー「私〜この間、饅頭を食べたんですよ〜」
トム 「ほ〜饅頭ね」
ジェリー「しかも、こーんな、大きな饅頭でして〜」
トム 「こーんな、大きな饅頭ね」
ジェリー「あんまり大きな饅頭なんで、パリっと半分に割ったんですよ〜」
トム 「ほ〜、半分に割った」
ジェリー「そして、パクっと食べたら」
トム 「パクっと食べたら」
ジェリー「ガリっと、硬いものが入っていたんですよ〜」
トム 「そりゃ、大変だ」
ジェリー「私〜その半分を半分に割ったんですよ〜」
トム 「半分を半分にね」
ジェリー「そして、パクっと食べたら」
トム 「パクっと食べたら」
ジェリー「ガリっと、硬いものが入っていたんですよ〜」
トム 「そりゃ、大変だ」
ジェリー「私〜半分の半分を半分に割ったんですよ〜」
トム 「ほ〜、半分の半分を半分にね」
ジェリー「そして、パクっと食べたら」
トム 「パクっと食べたら」
ジェリー「ガリっと、硬いものが入っていたんですよ〜」
トム 「そりゃ、大変だ」
「まてよ、そんなに小さくなっても硬いものが入っていたのかい?」
ジェリー「はい〜、よーく見たら煎餅だったんですよ〜」
トム 「おいおい、煎餅はガリっと硬いに決まっているだろう」
「君〜、饅頭と煎餅の区別がつかなのかい?」
ジェリー「はい〜買ったお店が、饅頭屋でして〜」
トム 「饅頭屋?」
ジェリー「お店の名前が饅頭屋で、売っている商品が煎餅なんですよ〜」
トム 「ややこしいなぁ」
ジェリー「はい〜饅頭を買いにお店に入ったら、煎餅がいっぱい売ってまして〜つい買ってしまいました〜」
トム 「珍しい店だな、何で『饅頭屋』って名前なんだい?」
ジェリー「はい〜、お店の旦那さんが煎餅が大好きでして〜饅頭屋から煎餅店に転業したそうです〜」
トム 「ほうほう、そしたら煎餅屋でいいんじゃないのかい?」
ジェリー「はい〜、先代から『どうしても、屋号だけは変えないでくれ〜』と頼まれたらしく、そのまま残したそうです〜」
トム 「ほ〜、なかなか大変だね」
ジェリー「はい〜」
トム 「で、何で、煎餅を食べて饅頭だと思ったんだい?」
ジェリー「はい〜、その煎餅が饅頭って名前なんですよ〜」
トム 「饅頭って名前の煎餅?」
「ややこしいなぁ」
ジェリー「はい〜、饅頭って名前の煎餅で、見た目も饅頭なんですよ〜」
トム 「またまた、ややこしいなぁ〜」
「頭が混乱してきたよ、」
ジェリー「はい〜、私も頭が混乱しました〜」
「他にも、煎餅って名前の饅頭で、見た目が煎餅なのもありました〜」
トム 「それは、煎餅だろう」
ジェリー「いやいや、中に、こし餡が入ってます〜」
トム 「う〜ん、確かに煎餅ではないような」
ジェリー「その隣りはに、煎餅って名前の煎餅で、見た目が煎餅なのもありました〜」
トム 「それは、煎餅だろう」
ジェリー「いやいや、プラスチックです〜煎餅の形をしたフィギュアです〜」
トム 「おいおい、そんなもの隣りに置くなよ、間違えるだろう」
ジェリー「お土産用のフィギュアです〜」
トム 「またまた、ややこしいなぁ」
ジェリー「その隣りには、煎餅って名前じゃない煎餅で、見た目が煎餅じゃないものもありました〜」
トム 「それは絶対、煎餅じゃないだろう」
ジェリー「いえいえ、ドリンクです〜」
「煎餅を液状化した飲み物で、味は煎餅味〜」
トム 「またまた、ややこしいなぁ〜美味いのか?」
ジェリー「その隣りに〜」
トム 「まだ、続く?」
ジェリー「煎餅って名前の煎餅で、見た目も煎餅なものがありました〜」
トム 「それは、完全に煎餅だろう」
ジェリー「いえいえ、メタバース上のVR煎餅です〜実際には食べられません〜」
トム 「おいおい、そんな商売もしているのかい」
ジェリー「はい〜、VRゴーグル必須です〜」
トム 「もう、何がなんだか解らなくなってきたぞ」
「で、何が問題だったんだっけ?」
ジェリー「はい〜」
「私が、それをパクっと食べたら、」
トム 「パクっと食べたら」
ジェリー「ガリっとした食感が、」
トム 「ガリっとした食感が、」
ジェリー「美味いこと、美味いこと。こりゃ、たまらん〜名前なんか、どうでもいいや〜」
トム 「そりゃ、大変だ、」
二人 「失礼しました〜」