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創作漫才「トムandジェリー」  作者: ヨッシー@
20/20

トムandジェリー UFO

創作漫才「トムandジェリー」UFO


二人  「どうも〜こんにちは〜トムandジェリーで〜す」

トム  「私がトムで、こいつがジェリー」

    「二人合わせて」

二人  「トムandジェリーでーす」


パチパチパチ、パチ(拍手)


ジェリー「大変だー大変だー」

トム  「どうしたんだい、一体」

ジェリー「昨日、UFOを見たんだよ」

トム  「そりぁ大変だ」

トム  「もしかして、1652年にジョージ・アダムスキー氏が発表した、上部が丸くて窓があって下部が半円の突起物があるアダムスキー型UFOかい?」

ジェリー「違います」

トム  「もしかして、平たい皿をひっくり返したような目撃者が一番多い円盤型UFOかい?」

ジェリー「違います」

トム  「じゃあ、丸くて玉のような光る球型UFOかい?」

ジェリー「違います」

トム  「じゃあ、細長い円柱形で母船の役割を果たす葉巻型UFOかい?」

ジェリー「違います」

トム  「他には、三角型、菱型、ドーナツ型、ピラミッド型、ドローン型があるけど、一体どれなんだい?」

ジェリー「どれとも違います」

トム  「他にあったかな〜?」

ジェリー「細長くて〜」

トム  「細長くて」

ジェリー「羽があって〜」

トム  「羽があって」 

ジェリー「左右に尾灯が着いていて〜」

トム  「左右に尾灯が着いていて」

ジェリー「JALって書いてある〜」

トム  「JALって書いてある」

    「おいおい、それは飛行機じゃないのかい?」

ジェリー「いいえ、UFOです」

トム  「いやいや、飛行機だろう。しかもJALって書いてあるし」

ジェリー「違います」

トム  「絶対、日本航空の飛行機だろう」

ジェリー「違います」

トム  「じゃあ、何なんだよ」

ジェリー「飛行機型UFOです」

トム  「飛行機型UFO?」

    「そんなUFO、聞いたことないな〜」

ジェリー「最新型のUFOですから」

トム  「ホントかね〜じゃあ、何で飛行機の形をしているだよ?」

ジェリー「地球人にバレないように、活動するためです」

トム  「そりゃあ、そうかもしれないけど、地球より科学が進んでいるんだから、飛行機の型をしなくてもいいんじゃないのかい?」

ジェリー「地球迷彩型UFOですから」

トム  「そんなのあるのかね〜」

ジェリー「信じないの」

トム  「まあ、信じてもいいけど、何処で見たんだよ?」

ジェリー「羽田空港です。成田空港でも見られますけどね(笑)」

トム  「絶対、飛行機だろう」

ジェリー「違います」

    「カモフラージュのために、飛行機に擬態しているだけですから」

トム  「じゃあ、パイロットやCAさんは、どうなんだよ」

ジェリー「宇宙人のパイロットやCAさんです。ちなみに、乗客も宇宙人ですけどね(笑)」

トム  「ほんとかよ。じゃあ、その飛行機型UFOに乗って何をしているんだよ?」

ジェリー「旅行やビジネスです」

トム  「おいおい、地球人と一緒じゃないか」

ジェリー「はい、地球人には見分けがつきませんけどね(笑)」

トム  「じゃあ、何で君は解るんだよ」

ジェリー「実は私〜黙っていましたが……宇宙人だったのです」

トム  「何だって!?君は宇宙人だったのか」

ジェリー「はい、正真正銘の宇宙人です」

トム  「何処の星から来たんだよ」

ジェリー「惑星チッキュのニッポから来ました」

トム  「ただ一文字減らしただげじゃないかよ」

ジェリー「大丈夫です。ちゃんと、宇宙人パスポートも持っていますから。宇宙人入国審査ビザも通っています」

トム  「そんなのあるんだ」

ジェリー「たまに、偽造宇宙人パスポートで入ってくる不法滞在宇宙人もいますからね」

トム  「どんな奴なんだよ」

ジェリー「目があって〜」

トム  「目があって」

ジェリー「鼻があって〜」

トム  「鼻があって」

ジェリー「口があって〜」

トム  「口があって」

ジェリー「ジロ」

    「キサマ、不法滞在宇宙人だな!」

トム  「おいおい、私は地球人だよ」

ジェリー「本当か?」

トム  「本当だよ」

ジェリー「証拠を見せろ」

トム  「証拠って何だよ」

ジェリー「じゃあ、これを食べてみろ」

トム  「パクパク、美味いじゃないか」

ジェリー「ハッハッハッハッ、やっぱり、お前は不法滞在宇宙人だな」

トム  「何でだよ」

ジェリー「不法滞在宇宙人は、セロリが好きだ」

トム  「セロリが食べられる地球人なんか、いっぱいいるよ」

ジェリー「じゃあ、これを食べてみろ」

トム  「パクパク、美味い」

ジェリー「ハッハッハッハッ、やっぱり、お前は不法滞在宇宙人だな」

トム  「何でだよ」

ジェリー「不法滞在宇宙人は、パクチーが好きだ」

トム  「パクチーが食べられる地球人なんか、いっぱいいるよ」

ジェリー「じゃあ、これを食べてみろ」

トム  「パクパク、美味い」

ジェリー「ハッハッハッハッ、やっぱり、お前は不法滞在宇宙人だな」

トム  「何でだよ」

ジェリー「不法滞在宇宙人は、激辛ラーメンが好きだ」

トム  「激辛ラーメンが食べられる奴なんか、いっぱいいるよ」

ジェリー「じゃあ、君が激辛ラーメンを食べている時、フ〜ホ〜と吹いていたのは何だ」

トム  「フ〜ホ〜?それは、激辛で熱いラーメンだったから吹いただけだよ」

ジェリー「ダースベイダー(スターウォーズより)と同じだ」

トム  「誰だってするよ」

ジェリー「怪しいなぁ〜」

トム  「さっきから、私のことばっかり疑っているけど、君こそ宇宙人だろう」

ジェリー「違います。私は、宇宙人と地球人のハイブリッドですから」

トム  「ややこしいなぁ〜」

ジェリー「ある時は、宇宙人。ある時は地球人」

トム  「どっちなんだよ?」

ジェリー「その実態は!」

    「ハイブリッド星人プリウスちゃんです」

トム  「おいおい、プリウスはトヨタのハイブリッド車だろう。ふざけた名前だなぁ〜」

ジェリー「ふざけていません。本名はプリウス プリンセス、通称プリプリ」

トム  「プリプリなんて、古いなぁ〜」

    「じゃあ、お金なんかどうしてるんだよ」

ジェリー「ダイヤモンドで払います」

トム  「ますます、プリプリネタじゃないか」

ジェリー「ダイヤモンドの電子マネーダイペイで払います」

トム  「あくまでも、プリプリネタを使うんだな〜」

ジェリー「ちなみに、世界で一番熱い星です」

トム  「ますます、プリプリネタかよ〜」 

    「まさか、プリンも好きですって言うんじゃないよな」

ジェリー「……」

    「……」

トム  「図星だな」

ジェリー「プリプリ♡」(怒る仕草)

トム  「可愛くねーよ」

    「もしかして、オチはクルマ繋がりで日産プリンスが落ちじゃないだろな」

ジェリー「……」

トム  「やっぱり、図星だな」

ジェリー「しかし、日産とホンダは合併するのかね〜」

トム  「おいおい、ごまかすなよ」

ジェリー「失礼しました〜」

トム  「おいおい、強引に終わらすなよ!」

ジェリー「日産とホンダが合併したら、ニッホーと言うのかね〜」

    「ニッホー、ニューホー、ユーホー。これがホントの、UFO!」

    「繋がりした〜」

トム  「おいおい強引だな」

二人  「失礼しました〜」



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