トムandジェリー「大福」
創作漫才「トムandジェリー」大福
二人 「どうも〜こんにちは〜トムandジェリーで〜す」
トム 「私がトムで、こいつがジェリー」
「二人合わせて、」
二人 「トムandジェリーでーす」
パチパチパチ、パチ(拍手)
ジェリー「私〜最近、ダイエットしてるんですよ〜」
トム 「いいねダイエット、健康的な体になるためには必要だね」
ジェリー「今日もダイエットのために和菓子を食べたんです〜」
トム 「まあ、洋菓子より和菓子の方が健康的だね」
ジェリー「大福10個、ダイエットは大変だ〜」
トム 「おいおい、大福10個とは多くないか?」
ジェリー「私は、健康のために大福を食べてるんです〜」
トム 「そりゃあ、あんこの小豆は豆類だし砂糖も少ないけど、10個とはちょっとね〜」
ジェリー「他には何も食べません〜大福が大好きですから〜」
トム 「いやいや、いくら大福が好きでも、大福だけではまずいんじゃないのかい」
ジェリー「ネットに載ってた大福ダイエットです〜」
トム 「そんなダイエットあるんだ」
ジェリー「朝起きたら大福を一個、朝ご飯に大福を一個、10時のおやつに大福を一個、お昼ご飯に大福を一個、3時のおやつに大福を一個、夕ご飯に大福を一個、夜食に大福を一個、就寝前に大福を一個、最後のおまけに大福を二個。コンプリート♡」
トム 「おいおい、何が『コンプリート♡』だよ。最後の『おまけの二個』ってなんなんだよ」
ジェリー「信じないの?」
トム 「まあ、信じてもいいけど。効果はどうなんだよ」
ジェリー「+10キロ増です〜」
トム 「絶対失敗してるだろ、まったくダイエットになってないし」
ジェリー「大丈夫です〜これから減っていきます〜」
トム 「どのくらいやってるんだよ」
ジェリー「ほぼ一年〜」
トム 「まったく効果がないじゃないか、早くやめろよ」
ジェリー「やめません〜」
トム 「そんなダイエット、体に毒だぞ」
ジェリー「いいえ、やめません〜」
トム 「何でだよ」
ジェリー「私は、大福が大好きだからです〜」
トム 「いくら大福が好きだからって、栄養のバランスが悪いんじゃないのか?」
ジェリー「大丈夫です〜ドリンクも飲んでいますから〜」
トム 「ドリンク?」
ジェリー「おしるこジュースです〜」
「ツブツブ餅も入っていて、喉越しがたまらん〜」
トム 「おいおい、何が『たまらん〜』だよ。ほぼ大福じゃないか」
ジェリー「大丈夫です〜サプリメントも飲んでいますから〜」
トム 「サプリメント?」
ジェリー「ソフトタイプで〜中のあんこエキスがこし餡でたまらん〜」
トム 「何が『たまらん〜』だよ。すべて大福繋がりじゃないか」
ジェリー「ちなみに、肌着は小豆色、靴下も小豆色、パンツの中身も小豆色〜ちょっとだけみる?♡」
トム 「見たくねーよ。そんなに大福が好きなんだ」
ジェリー「はい〜私の体は大福で出来ていますから〜」
トム 「また妙なことを言い出したぞ。大福で出来ているわけないじゃないか」
ジェリー「ほら〜色白モチ肌〜」
トム 「言葉の意味が違うし」
ジェリー「ちょっとだけ触ってみる〜?♡」
トム 「触りたくねーよ」
ジェリー「コロンも大福の香り〜」
トム 「だから、君からは甘い臭いがするんだ」
ジェリー「元気100倍大福マン!」
トム 「アンパンマンみたい言うなよ。それが落ちかい」
ジェリー「いいえ〜大福とは大きな福と書きます」
「今年も皆様に、大きな福が来ますよーに。お後がよろしいようで」
トム 「まるで笑点だな」
二人 「失礼しました〜」




