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最低でもビートルズ  作者: 林広正
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 赤ん坊でもオナラは出る。保育室は、赤ん坊のオナラでカラフルだ。個体別の色が、赤ん坊のお尻の周りに漂っている。

 お尻のチップは、俺が生まれたときには廃止されていた。オナラの色分けで個人の識別をするなんて、差別的だって意見が飛び交った。しかし、それを便利だという少数派も存在している。そのため、完全廃止ではなく、一部では任意で埋め込んでいる輩も存在している。

 俺は反対だし、賛成している理由が分からない。迷子を探したり、色占いをしたり、顔を忘れた誰かを探すのに便利なんだそうだ。そんなこと、コメカミのチップでじゅうぶんまかなえる。

 スティーブと呼ばれているコメカミのチップは、人格もあり、成長もする。付き合い方を間違えると危険かも知れないが、今のところ問題は少ない。なんせショウからの記憶が送られてきたのは、スティーブがあってこそだ。スティーブが記録したショウの記憶を、俺の頭に送り込み、三十年後に開くよう設定する。全てスティーブが管理をしている。俺たちの頭に埋め込まれたスティーブはたった一つの人工生命体だっていう噂だが、真相は分からない。今や全世界の人間のコメカミに埋め込まれているスティーブが、たった一つの生命体だってことは理解できるが、人工的かどうかは疑わしい。スティーブという名前の誰かが開発したという噂だが、俺は勝手にスティーブを宇宙生命体だって決めつけているよ。

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