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最低でもビートルズ  作者: 林広正
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 有名になるってことは、いいことばかりじゃない。ショウ達三人のことを気に入る者もいれば、反感を持つ者もいる。仕方がないことだが、ショウ達三人は、そんな反感を黙って見過ごすようなたまではなかった。

 お前達さ、調子に乗りすぎなんだよ。まだ六歳なんだろ? 家帰ってママのおっぱいでも吸っていろよな。

 学校帰り、校門を抜けると突然目の前にちょっと大きな男が立ちはだかりそう言った。その男の顔に、ショウ達は見覚えがあった。

 誰だっけ? そんな思いで三人は顔を見合わせる。けれど、思い出すことはできない。

 俺のことなら分かるだろ? そう言ってもう一人の男が背後から顔を出す。見覚えはあるが、こちらも思い出せない。なんせ二人の顔はそっくりだった。サイズ感が違うだけで。二人目の男は、ショウよりも小さかった。

 すると今度はそいつの背後から女の子が顔を出す。

 私のことも覚えてない  女の子がそう言った。ショウ達三人は首を捻った。もっと可愛い子のことなら絶対に忘れないんだけどな。なんて言葉をチャコが呟いた。

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