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最低でもビートルズ  作者: 林広正
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 五年生になると、三人は同じクラスになった。いつも一緒にいて、元から似ていた顔が更に似てくる。体型もそっくりで、その頃から周りでも三つ子だと言われるようになっていた。

 ショウを中心にいたずらばかりする子供だったが、頭は良く、要領も良く、三人共が揃って飛び級で六年生に進学することになった。それは結構異例のことだった。通常、六年生までは飛び級をしない方針になっている。その理由は、学校スニークの利用が六年生までと決まっていたからだ。年齢的には六年生と同じでも、三人は次の年からは学校スニークに乗れないってことだ。それに気がついたジョージの両親が学校に連絡を入れた。うちの子供は学校まで近いからいいが、他の子はどうなる? そのことをちゃんと考えているんだろうねと。学校側は慌てて対策を練った。そして、学校スニークの制限を、年齢基準に変えたんだ。

 六年生に飛び級をした三人だったが、その授業は退屈だった。その結果、次の年には八年生と飛び級することが決まった。

 飛び級をするには条件がある。先生からの推薦と、年に三度ある試験に合格すること。いずれか一つだけで飛び級ができる。途中からの飛び級も可能だ。ショウ達三人は、五年生の途中で六年生なり、年明けに八年生になった。

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