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最低でもビートルズ  作者: 林広正
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 一番後ろの席は本来人気があるんだが、なぜだが誰も寄りついてこない。学校が近づいた頃、一人の女の子がショウを睨みつけていた上級生の隣に座った。二人の様子から友達だと感じられる。その直後に、ジョージが一番後ろに迷い込んできた。他に座る場所もなくなっており、ど真ん中に腰を下ろした。チャコとショウには軽く顔で挨拶をする。二人も同じように顔の中身だけを動かした。隣の女の子が舌打ちをする音が聞こえた。

 学校スニークを降りて教室に向かっていると、後ろから女の声が聞こえてきた。

 ねぇちょっと、話したいことあるんだけど、いいよね? その言葉が誰に向けられていたのかは分からなかったが、足を止めて振り向いたのはショウだけではなかった。ショウの前を歩いていたチャコとジョージも同時に振り向いたんだ。

 振り向いた先には、学校スニークで同じ列に座っていた二人が並んで立っていた。

 別にいいけど、遅刻しちゃうよ。ショウがそう言った。

 お前たち、生意気だな。ショウを睨みつけていた上級生がそう言う。

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