保健事後資料 仮
今回の保健の発表での私のテーマ「フィットネスクラブについて」で重要なことについてまとめます。今回は「フィットネスクラブの概略」、「フィットネスクラブの利用状況」「フィットネスクラブ・スポーツクラブ市場の状況」、「フィットネスクラブ・スポーツクラブ市場の今後の展望とまとめ」の4つの項目に分けてまとめます。
最初は、フィットネスクラブの概要です。フィットネスクラブとは室内プール・トレーニングジム・ダンススタジオ等の設備を備え、スポーツ、体力向上などを目的としたプログラムを会員に行ったり、トレーニング方法などを教授する事業所です。次に日本でのフィットネスクラブの歴史についてまとめます。1964年に日本で初めて民間のスイミングクラブができました。日本のフィットネスクラブはスイミングクラブから発展してできたものが多く、この時期にできたスイミングクラブがフィットネスクラブの前身になりました。1964年には初のセントラルスポーツクラブがつくられました。セントラルスポーツクラブもスイミングクラブから発展してできました。1980年代前半からプールを備えた初期のフィットネスクラブが増え始め、1980年代後半からはプール以外の設備をもった現在のフィットネスクラブに近い大型の郊外型のフィットネスクラブが増え始めました。フィットネスクラブ市場は1991年のバブル崩壊で一時衰退しましたが、その後拡大を続け1990年代後半から様々にニーズに応えられるようにプログラムが細分化し、現在の状況フィットネスクラブと同じようになりました。フィットネスクラブとスポーツクラブの違いをまとめるとプールまたダンススタジオなど筋力トレーニング以外に使用する施設を持ったものがフィットネスクラブで筋力トレーニングの設備だけを持ったものがスポーツクラブです。フィットネスクラブは様々なニーズに応えられる分、運営に費用がかかりまた大型化してしまうため都市の中には作りづらく郊外に建設されやすいです。反対にスポーツクラブはニーズは限られますが、小型でコストも比較的かからないので都市の中に作りやすくサラリーマンなどの利用が見込めます。このようにフィットネスクラブとスポーツクラブはそれぞれ特徴があり住み分けがされています。
2つ目の項目としてフィットネスクラブの利用状況について説明します。フィットネスクラブの利用が性別で多少差はありますが、多い年齢層は60歳以上の熟年層です。特に女性で顕著にこの傾向が表れています。1回の利用で消費されるお金は1000円から3000円が最も多いです。お金の消費20代から30代の若年層が多く、男性の場合は20代が女性の場合30代が最も消費が多くなるようです。
3つ目の項目として「フィトネスクラブ市場の状況」をまとめます。2000年時点での市場規模は2兆5670億円となっていてこれはスポーツ用品市場の市場規模2兆2670億円より多いものとなっています。2015年時点でのフィットネスクラブ市場の大手ついてまとめると、1位が「コナミスポーツクラブ」2位が「セントラルスポーツ」3位が「ルネサンス」4位が「ティップネス」となっていて業界の1位から3位の売り上げが全体の50%を超えているのが特徴です。ここから業界の1位と2位の特徴に調べてみると、1位の「コナミスポーツクラブ」は店舗ごとに異なったプログラムを用意し、対象となる顧客や料金に差をつけています。また2位の「セントラルスポーツ」ではスイミングクラブが発展した歴史を活かして多様なアクア系のプログラムを用意することで、他のクラブと差別化をはかっています。このように客のニーズに対応するということが売り上げをあげる上でたいへん大切だということがわかります。
最後の項目として「フィットネスクラブ・スポーツクラブ市場の今後の展望とまとめ」についてまとめます。フィトネスクラブ・スポーツクラブ市場の市場規模は年々増加していて、売り上げ、店舗数共に拡大しています。しかし、店舗数の増加に対する全体の売り上げの増加が小さくなってきています。これは一店舗あたりの売り上げが減少していることを示していて、それは即ちクラブの利用に必要な費用が減少して、会員の増加が見込まれるということです。これらによりフィットネスクラブ・スポーツクラブ市場は今後も拡大していくことが予想されます。
市場についてまとめると、利用が多いのは熟年層で消費が多いのが若年層になっているため経済効果を高めるためには両方へのアプローチが必要です。また、業界では店舗を多くもって通いやすいことのほかにも多様なニーズに応えることが重要ということがわかりました。