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苦労人な付き人

作者: 隠

おかしな会話中にふと思いついたものなんで続編なんてありえません!

て、いうか期待しないでくださいお願いですから

皆様、『竹取物語』をご存知でしょうか?

そう、あの竹から生まれたお姫様が最後には月に帰ってしまうあのお話です

…皆様、あれが空想のものだと思っておいでですか?

違います。かぐや姫は確かに存在するのです!


「姫様!いずこへ参られたのですかー!?」


…ああ…またでございますか…

またですよ。ま・た!

暇だなんだと目を離した瞬間逃げる!

それが我が主ことあの『かぐや姫』なのです!


退屈だと月から降りていき探していたら

「飽きた」

の一言!

おじいさんもおばあさんも本気で悲しんでましたからね!?

しかも帝が不死の薬を燃やしたのを見ては

「あーあー…もったいない。せっかく不死になれたのに」

とどうでもよさげに呟きおじいさん達が姫の衣を姫の代わりと大切にしているのを見て

「女々しい。さっさと忘れればいいのに」

とのたまい、更に何十年か経って年老いた帝があの時薬を燃やしたことを後悔しているのを聴いて

「だからあの時素直に飲んでおけばよかったんだ。馬鹿だな」

とはき捨てておりました。


もう色々とぶち壊しでしょう?

そういう人なんですよ姫様は

私はあの方専属の付き人なのですが…それを光栄に思った日が懐かしい…

あの日の自分を殴ってさしあげたい。

今は我侭ワガママ姫のため西へ東へ南へ北へ、文字通り古今東西駆け回っておりますとも

周囲の者によく同情されるような目で見られますとも。

ハッキリ申し上げますが同情するなら金をくれ。…ならぬ同情するくらいなら代わってくださいよ。切実に

形だけの同情なんていらないんですよ

それで全て解決するのなら全部丸く収まってるでしょうからね!


ですが、あの我侭姫様の暇つぶしはもう止まりません

つい先日なんて

八岐大蛇やまたのおろちがみたい」

なんて…!

なにが悲しくって私がそのような大妖を復活させなきゃいけないのですか!

と、いいますか無理にきまってるでしょう!?


……失礼いたしました…



……ああどこからか姫様が私を呼ぶ声が聞こえる…逃げられないんですねえ

悟りが開けそうですよ

どこにいたって聞こえる声とかはもう…気にしちゃいけないんでしょうか…?



それでは皆様また…

また愚痴にでもお付き合いくださいませ。では






「わらわ、あやつのことは気に入ってるんだが…」





好きな奴ほどいじめたいってワケじゃない

だって誰にたいしてもこうですから!!

……なんか色々とごめんなさい

書いたからにはUPしようかなー…なんて思っただけです

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