学園、模擬戦
中央の台座の上の端に立つ、円形の闘技場?のような場所だ。お互いに向き合って試合開始
の合図を待つ
「お二人とも準備はよろしいですかな?」
「ああ、学園長。準備はできています。」
「準備できてます、大丈夫です」
ルールは後ろにあるでかい柱を削られきるか、続行不能と判断されたときに負け
魔法以外の行使は禁止、それ以外はない。いたってシンプルだ。
「では、はじめ!」
学園長の掛け声で、試合が始まった。見学のときにとお目で見ていたから大体の流れは
わかっているつもりだけど・・・・
「求む、炎、はじまり、ファイヤーエッジ!」
詠唱?しているのか詠唱って思った以上に面倒そうだな。と、そんなこと考えてる場合じゃないな
盾をイメージして、俺も詠唱してみようかな、
「イージス」
目の前に盾が現れる、ただ前につかった時よりくっきりと盾の形が具現化している。
なんか模様まで出てるし・・・・・
「ほう、そうこなくてはな!」
「疾風迅雷」
俺はそう唱えると、相手の目の前まで移動した。
「な!いつのまに・・・・・ぐはっ・・・・」
俺はそのまま手刀のように手を振り下ろす、風圧を生み出して攻撃。実はこそこそと
練習していた。ぶっつけ本番だったけどうまくいった。
「そこまで!」
「やりましたね!カグラ様!」
「手加減できるようになってる。えらい」
「皆のもの、ありがとう。授業に戻るように!」
試合は無事終了した、相手の子はなにやら此方をにらんでいたが、何事もないことを祈ろう。
「詠唱?っていうのをしてみたんだけどうまく行っていたか?」
「カグラのは詠唱じゃなくてただの補助。イメージがちゃんとできていたら
頭の中で詠唱すればいい」
「なるほど?まあなんか言葉にするのはちょっとな・・・」
「わかる」
「なんかお二人共の会話をきいていると衝撃なことが多いですね・・・」
リリィがそういうのも無理はない、この世界での魔法という行為は基本的に詠唱しないと
発動しないからだ。俗にいう無詠唱とは高位の術師ではないとできないのだ。
とはいえ、魔法の行使は控えたい。なにせ魔法の事など全くわかっていない。
他の命を奪うことを考慮すると容易には使いたくない。深呼吸して、その場を離れる。
「ッチ!覚えとけよ」
そう聞こえた気がして後ろを振り返るがもう誰もいなかった。こりゃ相当恨まれたか?
「態度の悪い生徒ですな。あとで忠告しときましょう。」
「自分は気にしてないので、お気になさらず。」
「カグラ様・・・・」
せっかくの機会だし少し授業をうけていくことにした。内容は実技の演習なので
俺にはまだ早いような気がしている。まあ受けるなら初めからだな。
基礎は大事だ、基礎がないと応用も何もない。
ただなんとなくこの世界の戦い方に疑問を抱いていた、詠唱している時間で
詰められたらどうするとか、まあその辺も授業とかでやるのだろう。
興味がわいてきた。
「学園で少し学んでみることはできるのだろうか・・・」




