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爪痕

買い物が終わり夕方になった、荷物を宿において街の外周を見て回ることにした。

気になることがあって、戦っていた時に気づいたことがある。

キュロプスを退治しているとき気づいたのだが後から出てきた個体は

突然現れたように感じたからだ、


「ノワは戦いの最中なにかおかしいっていってたよな」

「キュロプスの事?」

「そうそう、何がおかしいって思ったんだ?」

「いきなり現れた風にみえた。」

「召喚されたとか?」

「召喚?」


どうやら召喚というものを知らないらしい。俺だったらそう考えられるのは

前世?の知識があるからでこの世界では全く違う考え方のようだ。

とりあえず門から外に出ると戦いの後の爪痕が見れた。

農場だった場所は荒らされ小屋は崩れている。畑の作物も踏み荒らされていた。

警備隊と思われる人たちが復旧作業を行っている。

その向こうの丘の上にたしか後に出たキュロプスがいた場所だ。

ここだ。この場所のキュロプスと対峙したときにさっきの話をしたんだ。

そこ場所に立ってみる、特に周りに異常はない。地面にもなにかあるわけではない

ただ・・・・


「なんだこれ、石ころ・・・にしてはきれいだな。」

「それはエレの結晶。エレメンタルの体のどこかにある、キュロプスのかも」

「そういえばポーチにいれたなんとかウルフってのにもあるのか?」

「あるかも」


エレメンタルと呼ばれているモンスター(イメージ的にはファンタジーでいる魔物)

の体内に生成されるという。さっき買った杖の石も結晶と言っていた。


「もしかしてこの石になにかしらくわえるとモンスターになるとか?」

「わからない。」


ノワもわからなければ俺にはわからんな。ノワはこの世界の事にかなりくわしい

と思っている、教えてくれない(いう時じゃないのかも)だけで


「これも落ち着いたら調べてみよう。」

「ん」

 

結晶をポーチにいれて街に戻ろうとすると前に見えたドラゴンが空を漂っている

のが見えた。手を振ってみるとこちらに近づいてきた


「キュイ~」

「フロストだっけっか?どうしたんだ?」

「キュイキュイ~」


頭をこすってくる、なついてもらえたということでいいのか?エリーシャがたしか

「ドラゴンは中々人に信頼を寄せないんだよ、だから最初は攻撃されるなり

 つつかれるなりしてけがをする人が多いんだよね。」と言っていた。

だがフロストはそういう感じではない。


「カグラはドラゴンに好かれている。めずらしい」

「そうなのか?てかなんでこんなとこにいるんだ?」

「おーい少年、大丈夫かい?おやこの間の!」

「あ、ども。」

「なんだつれないなぁ、エリーシャでいいよ。フロストの相手ありがとね~」

「いえいえ、では」


このエリーシャという魔女、どうも苦手だ。なんか全身舐めまわすような視線で

みてくるからだ。


「ちょっとまってよ~街に戻るんでしょ?一緒に行こうよ」


はぁ、と心の中でため息をついて一緒に行くことにする。せっかくノワールと

二人だったのにと思ってしまった。

日が落ちる中爪痕を脇目に3人で歩いて街に帰る。


「いそげー門、そろそろ閉めるぞー」

「まってくれ~」


周りで作業していた人たちが足早に門に向かう。俺たちもそれに乗じて駆け足で門をくぐった。

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