朝食、
門の前で馬車が止まる。エメリットが門番らしき人とはなしてもどってきた。
「通行許可が下りましたので、ここからは歩いて向かいます。」
「ん。」
ノワが先に降りて行った。馬車を降りると白が見えている、間には庭がある。
花が咲いているところを見るとここまでは戦果は届いてなかったみたいだ。
庭には負傷した人たちや子供や老人テントの中で休んでいる。
リリィが手を差し伸べてくれた、普通男がエスコートする時にやる行動だよな?
ちょっと恥ずかしくなっていた。
「ありがとうございます?リリィ様」
「そんな固くならなくて大丈夫です。正式な場ではないですし、こんな現状ですから。」
「はい・・・・」
リリィは周りを見渡しながらそう言った。周りは笑顔であふれていた。
リリィの姿をみて喚起する者、手を振る者、崇める者。慕われてるみたいだ。
中に入るとハーバーとスラード伯爵がいた。
「これはこれは、リリィ様、そちらが話に出ていた・・・」
「そうです。カグラ様とノワール様です。朝食をこちらでとっても?」
「ええ、是非に。こちらへ」
そういうと広間からホールみたいな場所に通されて長いテーブルに椅子、よく映画とかで見るアレ
椅子がずらっと並んでいて俺たちは上座に座らされた。メイドたちが椅子を引いて
待っていたのである。
「緊張しなくていい、あなたは立派なことをした。」
「いや、こういうのなれてなくてさ。」
「なれるといい。カグラはこういうのこれから多くなる。」
「やだな・・・・そういえばスピリット達は?」
「あなたのそばで寝てる。回復したらまた出てくる。」
「そうか・・・」
なんだか見透かされている気分だ。顔を見ていると吸い込まれそうになる
スピリット達は力を使って疲れているそうだ。十分休んでほしい
待っているとメイドが朝食を運んできた。パンにスープにソーセージ、これに
「卵焼きか目玉焼きがあれば完璧だな。」
「あら、なんですかそれは?」
口に出ていたらしい。
「卵を調理したものです。俺は塩派です。どちらも」
「いや、わかるわけない」
ノワールにつっこまれた。
「こんど作っていただけませんか?」
「その時が来たら・・・・」
朝食をとりながらいろいろな話をされた。王都まで一緒に行くということ。途中学園都市で
身分証明みたいなものを作ると言事。俺が持っている力の事、力の使い方の事など。
「カグラ様はいろいろの力をお持ちですがまだ、使い方がわからない様子、
この国の治安はいいほうですが、それでも悪者がいないわけでもないので、
気を付けてください。」
「わかりました。」
「それと魔女エリーシャ様の事ですが・・・・」
エリーシャという魔女は神人戦争で活躍した英雄の一人なのだという。1000年前という
話なのだが、その際色々あって人の理から外れているのだという。不老不死なのかはわからない
とのこと。英雄は5人いるという ケイル エリーシャ ミドレスカ ラヴィ レミリス
そのうち会うかもしれないといっているが、まさかね。
「魔女様の屋敷は王都に行った後に行こうと思います。近道があるので」
「わかりました。王都までよろしくお願いします」
「あらあらこの子が例の~」
「お母様!?」
なんだかとんでもない別嬪が抱き着いてきた。どうやらリリィの母親らしいなんともきれいな。
となりでノワのほっぺが膨らんでいる。
「ごめんなさいね~、リリィの母親のヴェルナリアと言います。娘をよろしくね?」
「お母様、そのへんでご勘弁を」
「あらあら、あなたでもそんな顔するのね」
リリィは恥ずかしがっている。どうゆうことだ?こんなに綺麗なら男なんて選び放題だろう
まあ貴族?だからいろいろあるだろう、詮索はしないぞ。
「いろいろあった後です、ゆっくりしていきなさいな。護衛をつけても?」
「よろしくお願いします。」
「リリィも一緒にやすんでらっしゃいな。」
「お母様!」
「あらあら、お暇しちゃおうかしら。」
ほほほーと言いながら場を後にした。娘に似ずどうもお転婆な正確なようで。
朝食を食べながらそんなことを考えていた。相変わらず隣の相棒はむくれている。
「だめだよ」
ノワールがぼそっとそういった。




