スラードの戦い、終焉
かなりの数がいたキュロプスは相当倒したが、まだ人型や獣型のエレメントが
数多く残っていた。アドミラル家、スラード伯爵の尽力もあり食い止めているが、
このままだと時間の問題ということはだれしもが頭の片隅で思っている。
「まずい、このままだと押し切られる。リリィ様後退も視野に入れてください。」
「スラード殿、それはできません。大公家としてはなんとしても食い止めねばなりません。」
「ですが・・・・」
「あれは・・・」
空を見上げると竜が見える、魔女の竜だ。竜が10体ほどスラードに向かっている。
「外壁第二周まで後退!」
「あら~大分苦戦してるね~」
「エリーシャ様!なぜここへ?」
「あらリリィ、久しぶりね。なんかものすごいでかいエレの放出がかんじれたからね。
あとこのエレメントは片づけていいわよね?」
「お手数をおかけします。私たちではとても・・・」
「いいわよ、願い一つ、ね」
「・・・・ハイ。」
竜たちが頭上からブレスを吐き始めた、かなりの大群のエレメント達は瞬く間に
数を減らしていった。数分もすると跡形もなく消し飛んだ。
「ハイ、いっちょ上がり~、フロストたちもありがとね~」
「キュイ!!」
竜たちが声を上げてエリーシャに答えている。こうしてスラードのエレメント進行は
阻止された。
「カグラ様、ノワール様は!スラード伯爵は無事ですか!?」
「リリィ様、街の中に被害はありません。先ほどの少年たちは医療テントで
寝ています。医術者によると別条はないとのこと。」
「わかりました、お父様、お母様ありがとうございました。」
「間に合ってよかった、ちょうどこちらに向かいに行く途中でみえたものだからね」
「ほんと、何なの急に、リリィ無事でよかったわ」
「さてさて~竜は返したし、私はエレの放出の原因をしりたいんだけど?」
「多分、カグラ様とノワール様だと思います。」
「じゃあ医療テントにさきにいってるわね~」
そういうと持っている杖にのって町のほうへ去っていった。
「私たちは事態の収拾を、スラード殿もこちらへ、」
「わかりました。被害状況と怪我人の治療を急がせろ!」
「了解」
「ハーバー!リベル!隊は?」
「五体満足です。なんとか門は守り切れました。こちらは軽微です。」
「わかりました、あなたたちは引き続き門の周りの警戒を。ハーバーは私と、」
「御意」
街の外の2周ある城壁の中に侵入したエレメントはいなかったようだ。
ただ外周にある畑などはかなり荒らされてしまった。壮絶な戦いの後に荒れ地になった
外周部が広がっていた。
「カグラ様、大丈夫ですか?」
「ノワール様は無事なのかな、これ?」
「・・・・・二人とも無茶しすぎ」
スピリット達の声が聞こえる。
「やあやあ君かね、あの莫大なエレをあつかっているのは?」
誰だ?ものすごい陽気な女性が目の前に立っている・・・・・・




