王立学園へ、出発 道のり
戻るとテントみたいなのはしまわれて魔道馬車と思われるものがあった。
馬は生物をまねた機械?乗る部分はなぜか宙に浮いている。四つの角に丸い円盤みたいなのが
光っている。これで浮いているのか?
「こちらへどうぞ、カグラ様。」
リリィがそういうと馬車の扉が自動で空いた。いわれるがまま二人で乗り込む。
先に乗り俺が左ノワールが右の窓際に座った。後からリリィが乗り込みノワールの隣に座る。
俺の隣にハーバーが乗ってきた。それでもかなり広い。
「出発の合図を。」
「出発!」
ハーバーがそういうと景色が流れ始めた。信じられないぐらい静かだ。宙に浮いているからだ。
ノワールが目をかがやせながら外を眺めている。後ろでスピリット達が騒いでいる。
リリィがこちらを見て微笑んできた。怖いのだが・・・・
「さて、まずはセントラルロードを経由してスラード領へ入り街で一泊しましょう」
「連絡はしましたか?ハーバー」
「はい。すでに領主のスラード殿に話を通してあります。」
段取りは住んでいるようだ。俺の出る幕はない、俺はノワールでも眺めておこう。
「ときに、カグラ様は、この大陸の人間ですか?」
「いえ・・・・なぜですか?」
「なんとなくです。」
「なんといえばいいんでしょうか、まあこの大陸の人間ではないです。」
「そうですか、町についたら色々とお話をお聞かせください。」
「わかりました。」
「・・・・・・・」
話をしていたらノワールがうとうとして眠そうだ。
「ノワール様、私のお膝でお眠りになりますか?」
「ん」
そういってノワールは寝始めた。おいおい不敬罪にならないでしょうね?
「ふふ、私にも妹がいればこのような感じになったのでしょうか?」
「どうですかな、大公家は生まれてくる人間も英傑ぞろい。このようにかわいらしく育つかどうか」
「あら、ハーバーは私がかわいくないと?」
「いえ、甘えるなどといったこととは無縁になりますでしょう?」
「たしかにそうですね。ですが、お父様、お母様に愛は注がれているのは感じますよ?」
「一般とは異なりますけどね。」
笑いながらそう話しているが、人の家の事情は聞くまい、聞いたところでどうにもならないからな。
外から鳴き声?みたいなものが聞こえている。窓から空を見ると大きな翼をもつ鳥?が2,3匹
徘徊している。
「あら、魔女様の竜ですね。何かありましたのでしょうか?」
「竜便ではないですか?他国との連絡もしているみたいですし。」
竜といいましたかお二方!なんともまあ異世界なんだなと感じる。よく見ると創作などでみる竜
みたいだ。ものすごいかっこいい。俺も男の子ということだ。
魔女というのが気になる。悪い人なのかそうではないのかが気になるが、町についたら聞いてみよう。
セントラルロードの入り口についたみたいだ、関所になっている。地球で言うところの高速道路
みたいだ。
「アドミラル家、スラードへ。」
「承りました。」
関所を通過するそうすると綺麗で舗装された道が現れた。他の魔道馬車もちらほらと見える。
「セントラルロードは、ユースティカ大陸輸送の要。移動で使用することはほぼありません。
これでも大公家なんですよ、私。」
いや雰囲気で分かります。大公がどれくらいすごいかはわかりませんが。
開けた道、快晴の空、時々竜。本当に異世界に来てしまったんだと実感した。




