第三部開始時のむっくんパーティ
・むっくん(ムーク)
やっとこさ多少頑丈になってきた主人公。
行く先々で面倒ごとや強敵に遭遇するため、ひょっとしてトモさんにもわからない呪いにでもかかっているのかと思い始めた今日この頃。
何度かの進化を経て、身長180センチに届きつつあるのがちょっと嬉しい。
目下、護衛仕事の真っ最中。
それが済んだらゆっくりトルゴーンを見て回りたいと思っている。
龍の知り合いが増えたのは嬉しいが、神様の知り合いも増えた件については思考を放棄している。
気にしても仕方がないので。
諦めることも大事だという境地に至った虫。
トルゴーンの基準ではどうやらいい男らしい。
現在の装備
・ヴァーティガ【絶望を砕くもの】もしくは黒棍棒
・オルト・ファングの毛皮マント
・流体金属製腹巻
・空間拡張背嚢、またはマジックバッグ(内部容量は貨物船コンテナ1つ分くらい、時間停止は無し)
保有スキル
『複合視覚補助』
『魔力吸収最適化』
『衝撃波(大)・全方位』
『高性能姿勢制御』
『隠形刃椀・超振動』
『撃発螺旋刺突棘・二段・任意射出』
『連環撃発棘・二段・電磁赤熱化』
『耐衝撃・対魔法複合高密度甲殻』
『魔素凝縮電磁投射砲』
・アカ
いつでも元気な子分その1。
むっくんが行くところへら何処でもいいところ、むっくんがいれば万事幸せ。
妖精友達のピーちゃんが増えたので、さらに幸せが倍率ドン!している。
もっともっと強くなって、むっくんを手助けしたい健気な妖精。
最近、肩や頭に乗れないから別に大きくならなくてもいいかな~、と思い始めている。
カマラやロロンのお陰で、食事の作法や立ち居振る舞いが身につき始めている。
むっくんに涙腺があったらうれし泣きで湖くらいはできるかもしれない。
本能的にいい人を見分けることができるので、万が一悪い人が近くにいたら即座にむっくんのマントに逃げる。
基本的にいい人しか出会わないので、そのシックスセンスは役に立っていない。
装備
・オオムシクイドリの牙ナイフ(戦闘には全然使っておらず、もっぱら果物を切り分けるのに使用されている)
保有スキル
『念話』『念動力』
『雷撃魔法』『火炎魔法』
『衝撃・魔力反転装甲』
『魔力吸収最適化』
『思念誘導式魔力弾・多連装』
『ハイ=マニューバ』
・ロロン
目下思春期な子分その2。
むっくんたちの旅についてきて、遂にトルゴーンまで来てしまった。
むっくんは『いつまでついてきてくれるのかな……』と心配しているが、本人的には『お前もうついてこなくていいよ』と言われるまでは行動を共にするつもりだし、もし万が一帰ってもいいよと言われればギャン泣きして同行を懇願するくらいの気持ちでいる。
むっくんは彼女しかアルマードを知らないので『みんなこんなに強いんだね~』と思っているが、この年齢としてはかなり戦闘力が高い。
加えて家事能力も高いので、彼女が億が一抜けた場合むっくんパーティは壊滅する。
主に食事的な意味で。
装備
・オオムシクイドリの大骨槍
・謎金属の槍穂先
・解体用ナイフ
・その他自作刃物多数
保有スキル(推定)
『土魔法』
『家事』
・ピーちゃん
どこからどう見てもちょっと発光するセキセイインコ、雌。
むっくんよりかなり前に地球から『転移』してこの世界へ来た。
というか、飼い主の『三家本・幸子』の転移に巻き込まれた形になる。
『さっちゃん』と一緒にトルゴーンに転移し、紆余曲折あって雑貨屋を立ち上げた。
その過程で寿命を迎えたが、トモ曰く『何らかの上位存在』の関与で妖精として復活。
『さっちゃん』が亡くなるまで共に過ごし、その喪失感に耐えられずトルゴーンを出奔。
気の向くままに彷徨っていたら、数百年経っていた。
最近リビングメイルの群れに捕まっていたところを、むっくん陣営に助け出された。
その際に彼らがトルゴーンに行く予定だと知り、今回同行することになった。
インコだった経験からか、むっくんの肩や頭にとまるのが好き。
アカとも仲が良く、かわいい妹のように接している。
誕生してから長い期間を生きてきたので、妖精としての格はアカよりもかなり上。
食事をせずとも大気中の魔力を吸収して生きていけるが、それはそれとして食事は大好き。
最近お風呂も大好きになった。
戦闘はからっきしだが、結界を張ることと飛ぶことはかなり得意。
保有スキル(推定)
・念話
・カマラ
むっくんが護衛しつつトルゴーンまで行くことになった依頼主。
白髪の狼獣人の老人で、1人でタリスマンの行商をしつつ旅をしている。
結構な年齢のはずだが、足腰は丈夫でかなり旅慣れている。
彼女が作るタリスマンは値段も手ごろで効果も高いため、街々でお得意さんが結構いるらしい。
マジックバッグを所持しており、そこに商品や旅の道具を保管している。
アカがよく懐いており、カマラもタリスマン作成の手伝いをよく頼んでいる。
アカの所作がしっかりしてきた、かなりの立役者。
装備
・とても頑丈そうな杖
保有スキル
・不明
・女神トモ
最近色々打ち解けてきたむっくん専属女神。
謎虫だったむっくんが謎むしんちゅまで進化したのでほっと胸を撫でおろしたが、それ以外のことが次から次へと起こるので別の意味でハラハラしっぱなし。
主に、自分よりもかなり格上な女神たちがしょっちゅう部屋に来るようになったのが原因の一つである。
むっくんの概念からコピーした麺類を啜ったり、お菓子を貪ったりして一日を過ごしている。
最近この生活に慣れつつある自分がコワイ今日この頃。
生後一年未満とはいえむっくんの女性関係の機微が死んでいるので、最近慈愛の女神様たちを呼んで女子会で相談している。
違う女神に通算3回部屋を破壊されたが、その度に詫びとして豪華になっている。
・女神メイヴェル
あまねくすべての虫人を愛し慈しむ女神。
推定むしんちゅのむっくんが最近お気に入りで、ちょくちょくトモの部屋に来たり遠隔神託を飛ばしてくる。
そんなことをやっているが、神としての格も能力もトモの何十倍も上。
むっくんに関わっている際も、裏でちゃんとトルゴーン各地や信者にアンテナを伸ばしている。
ただ、神としての格が高すぎるので下界に干渉すると大惨事になりがち。
なので、普段は敬虔な信者に神託をして処理させている。
二部でのサジョンジのやらかしは気付いていたが、下手に関わるとサジョンジどころか周辺の家々も残らず吹き飛ぶので自重しつつぐぬぬ……!していた。
トモの影響で最近地球の料理がお気に入り。
『ヴェルママ』という呼称が気に入ったので信者たちにそう呼ばせようとしたが、配下の神々に本気で止められた。