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巡る季節の詩・季節の作品

詩 割れる我ら

作者: 仲仁へび



「今日はバレンタインだったわね」


「でも生憎、あんたのためにプレゼントを用意したりはしてないの」


「だから、ごほん。この板チョコのかけらで我慢しなさい」


 割れる我ら

 ぱりんと割れる


 こなごな 割れて

 小さくなった


 割れる我ら

 ばらばらになる


「心もとない」


「それも我ら」


 我々は割れる

 我々やれやれ


 よくある事だと

 割れて笑う


 割れていいのだ

 それが誇りだ


 名誉の負傷

 武勲の証


 割れて我々

 本望になる


 割れなく我々

 保てない




「ストーリー」

 あいつにチョコをあげたいけど、プレゼントをわざわざ用意するのは恥ずかしいわね。

 何かいい方法ないかしら。



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― 新着の感想 ―
[一言] 少女の胸の内の弾む気持ちが 言葉の音のリズムに表れていて それでいて 平静さを装うとしている感じが 言葉の表現の重苦しさに表れていて そのギャップが面白くて 表現の対比も素敵でした。 読ん…
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