93 ウルトラマンじゃなくたって光らせちゃうよ(USBメモリ・ハロ)
翼が無事、前期で合格決めてくれて、久々にプラモを買いに行くことになった。某家電量販店だと、アマゾンで買うより安いのよね。
乗っけてったついでに、あたしもプラモのコーナーを覗いてみる。うわ、ライジンオーのプラモがある! ちょっと欲しい…5000円!? いやいや、プラモのくせになんて高いの!?
あ~、バンダイじゃないのか。そうすると、色々手ぇ掛けないとダメかなぁ。ん~、バンダイだったら買いだったかなぁ。でも、合体するし、う~ん…。
そんなこと考えてたら、ショーウインドウっていうか見本のブースに直径5cmくらいのハロが飾られてた。ちょっといいかも。
売り場で探してみると、ノーマルのグリーンはなくて、ピンクのだけあった。SEED系だったのかなぁ。差し替えで手足が出せるらしい。このくらいのサイズなら、どっかに飾ったりできるかなぁ。
とはいえ、やっぱりファースト世代としては、ハロはグリーンでないと嫌だとか思っちゃうんだよねぇ。
「お母さん、何見てるの? ハロ?」
「グリーンだったら買うんだけどねぇ」
な~んて言ってたら、後日、別の店に連れてった時
「グリーンあったから、買っといたよ」
と渡された。もちろん代金は払いましたとも。
性分なので、帰ったらすぐ作る。ニッパーもいらないようなお手軽仕様なので、30分でできちゃった。
耳のところが開くのと、口が開くのと、後は腕や足のパーツを差し替えることで、手足を伸ばした状態にできる。本体真下部分に支柱を差す穴があって、足を伸ばした状態でも飾ることができる。うん、なかなかいいね。
左側は、プライズのハロスピーカー
パーツも色別で、目は、外装に開いている穴から、下の赤いパーツが見える感じ。
…これ、目を光らせられるんじゃない?
内側のパーツ。見えづらいが、目が飛び出している。
ハロは、元々、アムロが作ったロボットなわけで、コンピュータ系のネタとは相性がいい。USBメモリにしたら面白いんじゃなかろうか。
このハロのボディにUSBメモリを内蔵させるのはさすがに無理として、銅線を体内通して支柱に這わせて外に出すくらいなら、できそうな気がする。
「ねぇねぇ翼、これ、目、光らせられそうじゃない?」
「コードは柱の中通すの?」
「目立たないように後ろを這わせてテープで留めるとかかなぁ。台座の下に電池入れられないこともないけど…やっぱUSBメモリかな」
「台座の下に隠せそうだしね」
「うん、やってみよう」
とは言ったものの、年度末のバタバタの中で、作業は一向に進まない。なにせ、目の内側のパーツ透明に作らなきゃだしね。
そうすると、天気のいい休みの日が必要なのよ。
結局、作業に入ったのは、ゴールデンウィークの終わり、5/8のことだった。
天気が良かったので、おゆまるくんで型を取って、レジン流して窓際に放置してお買い物。帰ってみると、レジンは綺麗に固まっていた。
目と目の間にも薄くレジンを広げてあるから、透明部分にLEDを当てて光らせてみる。
真ん中に砲弾型のLEDを置けば、両方光りそう。ただし、1個のLEDで両目を光らせるには、ある程度の距離が必要ね。
日曜は、天気が悪いのでダラダラする日に決めた。
というわけで、ハロの作業を進めよう。
パーツの構成をよく見ると、目の後ろのパーツはボディ内部構造の前後を繋ぐ部分だから、下手に削れない。ということは、目の部分だけ透明にして、LEDは2個いるね。となると、スペース的にチップ型か。
まず赤いパーツの目の部分を削って穴を開ける。翼がニッパー持ってっちゃったから、作業はカッターだ。あのニッパー、あたしのなんだけどなぁ。
目と目の間に張ったレジンの板は薄いから、このままはめ込んでみよう。
ちょっと力業だけど、ちゃんとはまるね。LEDはスキマに突っ込むだけで固定しなくても大丈夫。メンテもできるね。
これで光るかテスト…OK!
赤のチップ型を2個並列に繋いで、その銅線は中央の接合パーツを避けつつ、一対の銅線にまとめて背面の口開け用ヒンジの脇を通してボディ下部へ通す。
支柱受けの部分の端に穴を開けて通せば、支柱の脇を銅線が通る、と。
とりあえず、ギミックは一切殺さずにLEDを内蔵できたね。
あとは、USBメモリをどうするかなんだけど…。
翼が言ってたみたいに、台座の裏側のスペースに入れることはできるんだけど、ここって外した手足を片付けるとこなんだよねぇ。
尻尾みたいにUSBメモリをプラプラさせとくわけにはいかないから、台座に固定はやむを得ないところだし。あと、USB端子をどうするかって問題もあったり。剥き出しのままだと錆びちゃうこともあるからなぁ。スライド式だと、銅線が傷みそうだし、やっぱキャップ式? 固定も考えなきゃだしねぇ。
よし! 台座の後ろに接着しよう!
幸い、余ってるケースはまだある。
光りっぱなしのタイプの基板を見繕って、ケースに入れてみる。はまるね。ケースの表に銅線を通す穴を開けて、LEDからの銅線を基板にハンダ付け。で、基板の方のLEDは砕いて。テストでパソコンに繋いでみたら、ちゃんと認識したし光った。あとは、ケースを閉じて、台座に接着して。
USBメモリ・ハロ、完成で~す!
早速翼に動画を送ったけど、反応はイマイチだった。解せぬ…。
USBメモリも随分作ったなぁ…。
ライジンオー
1991年放映の「絶対無敵ライジンオー」の主役ロボ。
剣王、獣王、鳳王の3機が合体して完成する。
元々のパイロットであるエルドランは、5次元人ジャーク帝国の初撃(アークダーマ満載のロケット)を撃墜した際に自らも傷ついたため、墜落先にいた陽昇小学校5年3組の生徒達にライジンオー及び司令室を与えて戦いを委ねた。
ジャーク帝国に対峙した時、「太古より地球を守りし者ライジンオー」と名乗ったため、ジャーク帝国側もライジンオーの名前を知っている。
また、この時陽昇町上空でロケットを破壊したため、アークダーマのほとんどが陽昇町近辺に落下しており、事件が陽昇町で起きる要因となっている。
5年3組の生徒達は、エルドランによって託されたメダルを所持している。1人1人形も効能も違い、自分のメダル以外は使用できない。マリアがメダルを机にセットすることで教室が司令室に変形し、ほかの生徒のメダルが使えるようになる。剣王などのメカはグランドやプール、体育館が変形して発射される。
地味に、ライジンオーの各種制御も、実は教室で行っているのが特徴で、必殺技ゴッドサンダークラッシュの際は、ライジンシールドの顕現からエネルギー制御などを司令室側で行っている描写がたまに見られる。
放映当時トミーから発売されていた合体玩具は、プロポーション、ギミック共によくできていた。
後に2台目ロボ:バクリュウオーと超無敵合体してゴッドライジンオーになるが、雷神王に神を重ねたあのセンスだけはいただけない。
SEED系
2002年放映の「機動戦士ガンダムSEED」、2004年放映「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のこと。
ここでは、メインキャラの1人アスランがハロをいくつも作ってラクスにプレゼントしており、ピンクちゃんを筆頭に、様々な色のハロが登場する。
ちなみに、手を収納した際、ファーストのハロは指が下を向き、SEED系のハロは指が上を向く。