91 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(USBメモリ・ウルトラバッジ編)
USBメモリのタネにできそうなリーフラッシャーは、まだ見付からない。
のべつ作ってても仕方ない面はあるし、置き場にも困るから、ある程度考えてやっていこうと思ってるんだけど。
割と作りやすい、白く光る系のを作りたい。
ベーターカプセルを作った時から、なんとなく考えてはいたんだけど、昭和ウルトラの中で作れそうなのはウルトラバッジくらいだし、正直言って、これ作りたいんだよね。
ウルトラリングとかレオリングも作れなくはないだろうけど、指輪を平面で作るのには抵抗があるのよね。
ウルトラバッジっていうのは、ウルトラマンタロウの変身アイテムね。よく「タロウバッジ」って思っている人がいる(あたしも子供の頃はそう呼んでた)けど、「ウルトラバッジ」が正式名。
小っちゃい頃、ボール紙で作って、裏にテープで安全ピン付けて、服の袖につけてた。ピンを外してからじゃないと変身ポーズとれなくて、“本物は、変身しようとするとピンが自動で外れるんだ、すごい”って思ってた。純真だったね、あたし。
それはそうと、ウルトラバッジは、変身する時、中央の半球状の突起が光る。
つまり、中央を透明に作って、その下に白LEDがくるようにすれば、光るウルトラバッジUSBメモリができるってわけ。
幸い、ウルトラバッジなら変身アイテムチャームがある。
この前のイーヴィルティガみたいに、おゆまるくんで型を取ろう。チャームは金属製だから熱に強いし。おゆまるくんはシリコンと違って、外した跡に脂っこさが残らないから、後でチャームを洗わなくてすむからね。
型を取って、中央に透明のレジンを盛る。少しずつ厚みをつけたら、次は周囲の飾り部分に白のレジンを入れていく。
スパークレンスの時に感じたんだけど、透明な部分が多すぎると、光が周囲にまで広がってしまって、逆にパッとしなくなるのだ。
中央に白がかぶらないよう気を付けながら、形を作っていく。
7~8回くらいに分けて、少しずつレジンを固めて、一応形になった。
次は、USBメモリ本体ね。
前にも使った緑に光るタイプで、表面にLSIとか付いてないやつを使う。ケースは、別のメモリのもので四角四面なやつ。バッジを接着する都合上、丸みはない方がいい。
LEDの+と-を確認して砕き、白のチップ型LEDに銅線をハンダ付けしたものをハンダ付けする。作業の関係っていうか、銅線の長さの関係で、予定よりケースの真ん中近くになっちゃった。
複製したウルトラバッジと位置を合わせてみると、やっぱりLEDの位置の関係でバッジの下の方がケースからはみ出してしまう。
…ま、いっか。ケースの上に収めなきゃならないわけじゃないもんね。
ケースのLEDがくる辺りに小さめの穴を開けて、PCに繋いでみる。ちゃんと光るね。
ケースの穴の位置も大丈夫。上にウルトラバッジを載せてみると、突起部が眩しく輝いた。
よし、次はウルトラバッジの塗装ね。
銀はいつものペイントマーカーで、黄色いところは翼から借りたガンダムマーカーでそれぞれ塗る。
元々ウルトラバッジって、色とか単純だから、塗るのも楽ね。
乾いたら、ケースに瞬着で貼って。
突起部が曇らないように、周囲の足の部分だけ瞬着つけた方がいいよね。
USBメモリ・ウルトラバッジ、完成で~す!
昭和ウルトラのアイテムは、これで打ち止めかなぁ。
「ウルトラマンT」
1973年放映。
セブンタイプの赤い体と六角の目、胸の鎧状のパーツ、ウルトラの父で好評だった角、ウルトラの父と母の実子という設定など、子供の好きなネタがこれでもかと盛り上げられたウルトラ6番目の弟。
前番組である「ウルトラマンA」に、梅津ダンという“ウルトラ6番目の弟”がいたことは忘れよう。
東光太郎と合体して地球の守りに就いたが、その際、「こうして生まれた」だの赤ん坊の泣き声だの、よくわからない演出になっている。
どうも“光太郎と合体したことでタロウが誕生した”という演出だったように感じるが、納得はいかない。
光太郎が左上腕に付けているウルトラバッジを外し、胸の前から斜め前方に掲げて「タロウ~!」と叫ぶと変身する。
登場のポーズが握り拳でないのは、タロウが初めてだった。




