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89 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(USBメモリ・イーヴィルティガ編)

 目とカラータイマーが光るUSBメモリも、既に3つ。

 カラータイマー(青)が光るティガ、カラータイマーが赤点滅するウルトラマン、目とカラータイマー(青)が光るウルトラマン。

 本当は、ティガも目が光るバージョンを作りたいんだよね。

 でも、前に作ったティガの目を光らせるには結構な改造が伴うし、新しく作るにはタネになるUSBメモリのアテがない。

 なんせ、PCに接続中ずっと青のLEDが点いてるUSBメモリがいるからね。そういうタイプってあんまり見かけないのよねぇ。LEDの付け替えっていう技も覚えたけど、ライティングヒーローのボディのサイズだと、それも難しい。

 今のティガを一旦バラして電球色を増設しようとすると、一度接着しちゃったものを無理矢理外すことになりかねないから、あんまり現実的じゃない。

 というわけで、タネになるUSBメモリか、内部の空洞に余裕のあるウルトラマンのガワが見付かるまで待ってたのよね。

 で、とある中古屋さん覗きに行って、気が付いた。

 イーヴィルティガって、目もカラータイマーも青なんだよね。




 いや、元々さ、そのうちカオスウルトラマンカラミティのソフビの目とカラータイマーを光らせたいなぁ、なんて思ってたわけ。

 で、カラミティなら、赤点灯型のUSBメモリ1個あれば作れたりするんじゃない? なんて思ったりもして。ただ、カラミティはマイナーだし、手頃な素材がないよなぁ、なんて思ってた。

 で、こん時行った中古屋さんは、レジのとこにボタン電池とかが“ご自由にお持ちください”とかって置いてあるのよね。

 要するに、電池を使う系のおもちゃが入荷した時に、液漏れ防止で外した電池なんだけど。

 あたしは、この店で買い物した時は、大抵いくつか貰っていく。さすがに、仁義として、買いもしないのに貰っていくことはしない。

 で、この日は、特にめぼしいものはなかったんだけど、空振りで帰るの()だなぁって思って、行きがけの駄賃に何かないか探してみたら、ガシャポンソフビコレクションのイーヴィルティガがあった。

 110円だし、造形もまあまあだし、これでも買ってくかってことで、電池もちょこっと貰って。

 もちろん、使い途は考えた。

 こいつをUSBメモリにできるんじゃないかなって。

 全体としてのサイズはライティングヒーローより小さいけど、USBメモリの基板が入らないサイズじゃないし、厚みはむしろこっちの方があるから、LED交換もできそう。

 赤点灯のUSBメモリなら、たしか持ってたはず。

 そんなわけで、次の目標はUSBメモリ・イーヴィルティガに決まった。




 家に帰って、基板とのサイズ比較をしてみた。なんとか入るね。

 突っ込んでみると、腕のところで引っかかる。腕の付け根のベロが出っ張ってるせいだね。両腕を引っこ抜くと、基板が入るようになった。

 さすがにケースごと入れるのは無理があるから、何かで保護しつつ固定しないとね。




 では、今後の作業。

 ① イーヴィルティガの目とカラータイマーをクリアブルーのレジンで作ってはめ込む

 ② USBメモリの赤LEDを削って、青LEDと交換する

 ③ 基板を固定する

ってとこね。

 よし、まずは目を作ろう。

 今回は新機軸、おゆまるくんで型を取るよ。

 おゆまるくんは、80度くらいの熱湯に入れることで柔らかくなり。冷えると固まる樹脂だ。

 熱に弱い素材の型取りには使えないけど、この小さなイーヴィルティガの目の型取りくらいなら、素材が先に柔らかくなるなんてことはないんじゃなかろうか。今後の試金石としても、いいイケニエだよね。失敗しても痛くないから。


 結論。うまくいった。

 十分柔らかくなったおゆまるくんは、目に当たるとすんなり形を変えてくれる。しかも、型としてはシリコンより表面が滑らかに取れた。今後は、素材の強さとか見ながら使い分けできそう。何より、おゆまるくんは再利用できるし、型の取り直しも簡単だ。

 クリアの目ができたら、イーヴィルティガの目をカッターでくり抜いて付け替えていく。字面だけ見てると、あたし猟奇犯だね。

 カラータイマーは超小っちゃいから、ピンバイスで穴を開けてレジンを垂らして作る。

 できたボディにUSBメモリの基板を突っ込んでPCに繋いでみると、目が赤く光った。LEDの位置が奥過ぎるんだね。

 1個のLEDで目もカラータイマーも光らせたいから、LEDのおおよその位置を決めよう。

 青の砲弾型LEDをボディに突っ込んで光らせて、大体の位置を決める。次に、USBメモリの赤LEDの(プラス)(マイナス)の向きを確認してから砕く。

 チップ型の青LEDに銅線をハンダ付けして、赤LED跡の端子にハンダ付けする。この時、確かめておいたおおよその位置に青LEDがくるよう、銅線の長さを調整しておく。

 挿絵(By みてみん)



 で、PCに基板を繋いで、青LEDが点くことを確認したら、そのままイーヴィルティガのボディに突っ込んで、ちょうどいい位置を探る。

 位置が決まったら、肩の穴に接触してる基板を瞬着で留めて、固まるまで待つ。よし、ズレずにPCから抜けるくらいの強度とれたね。

 あとは、イーヴィルティガの足の裏から出ているUSB端子側をボディに固定ね。

 ここもおゆまるくんに頑張ってもらおうかな。

 ショートされると困るから、熱湯で温めた後、ティッシュで水気を拭き取って、ボディと基板の間に詰める。埃防止にもなるから、なるべく隙間のないように。


 挿絵(By みてみん)


 USBメモリ・イーヴィルティガの完成で~~~~す!

ライティングヒーロー

 2013年発売の食玩シリーズ。1個300円。

 背中のボタンを押している間、目が光る。

 ウルトラマン、ティガ、ゼロ、ギンガの4種類が発売された。

 梓は、38回、45回、69回で、それぞれUSBメモリに改造している。




イーヴィルティガ

 「ウルトラマンティガ」44話「影を継ぐもの」に登場するもう1人のウルトラマン。目が青い。

 ティガは、超古代文明時代、地球を守り宇宙に帰って行った光の戦士の“戦うための体”に、光の戦士の遺伝子を受け継ぐダイゴが一体化した存在である。

 イーヴィルティガは、ティガ同様、残されていた光の戦士の体に、ダイゴと同じく光の戦士の遺伝子を持つマサキケイゴが一体化した存在である。

 マサキがウルトラマンの体に引きずられる形で自我を失ったため、イーヴィルティガが暴走した。

 結果的に、シリーズ初の“偽物でない悪のウルトラマン”となった。

 梓は、71回で、ジャンボソフビのイーヴィルティガを、目とカラータイマー(青)が光り、赤点滅に切り替えられるよう改造している。




カオスウルトラマンカラミティ

 2001年放映の「ウルトラマンコスモス」に登場する悪のウルトラマン。目とカラータイマーが赤く光る。

 正確にはウルトラマンではなく、カオスヘッダーがコスモスの能力をコピーして自ら変身した姿。

 カオスヘッダーは、「コスモス」に年間通して登場する敵で、生命体に寄生して凶暴化させたり、生体情報をコピーして自らをその姿にしたりできる。

 コスモスは、通常のルナモードから戦闘用のコロナモードに変身するが、カオスヘッダーはコスモスの能力をコピーしてコロナモードに酷似したカオスウルトラマンになった。 コスモスがエクリプスモードへの三段変身するようになったことから、カオスウルトラマンもエクリプスモードに似たカオスウルトラマンカラミティへと強化された。

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― 新着の感想 ―
[良い点] イーヴィルティガがきたか シンウルトラマンはカラータイマーがなさそうなのでいくらか楽?
[一言] なんでも光らせますね?! 凄い!!こんなものまで! 逆に『これやってみたけど無理だった』的な話も、あれば聞きたいです。
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