表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/274

74 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(USBメモリ・エスプレンダーver.2編)

 USBメモリで、2色のLEDを光らせることができる──ウルトラマンのUSBメモリVer.2を作ったことで、あたしの世界はまた広がった。

 黄緑を白に替えたスパークレンス、青だったところに電球色を加えたウルトラマン。この成果は、光る、あるいは点滅するUSBメモリなら何でもネタにできることを意味している。

 本当なら、次はリーフラッシャーなんだけど、タネになるミニチュアがないから作れないのよねぇ。




 てなわけで、再びエスプレンダーの出番だ。

 ガイアV2のエスプレンダーは、青いカバーの内側で、ガイアの赤い光とアグルの青い光が並んでいる。

 これを作ってみよう。

 以前、変身アイテムセットのエスプレンダーを改造して、赤と青で光るようにしたけど、今度はUSBメモリでそれをするのだ。

 青と電球色の場合と違って、赤と青のLEDは、そのままだと同時に光らせることができない。赤の方が必要電圧が小さいせいで、赤の方にだけ電流が流れてしまうから。

 あたしは、もうそれを回避する方法を持っている。

 赤の(プラス)端子に抵抗を繋げればいいのだ。

 問題は、抵抗っていう部品はそれなりの大きさがあるってこと。太さが2mmくらいあるから、上手に収納してやらないとUSBメモリのケースに収まりきらないかもしれない。




 とりあえず、考えてても始まらないから、動いてみよう。

 チップ型のLEDを2色用意して、土台をレジンで作る。ガムテープの表面にレジンを1滴落として、その上にLEDを2つ並べて光に当てる。ガムテープの上だから、後で綺麗に剥がせるし、LEDをひとまとめにできるから作業がしやすい。

 挿絵(By みてみん)

 まずは(マイナス)端子。1本の鉄線をそれぞれの(マイナス)端子にハンダ付けする。

 次は(プラス)端子だけど、こっちは少し面倒だ。

 青には鉄線を、赤には抵抗の足を、それぞれハンダ付けする。何を隠そう、青に付けた鉄線は、赤に付けた抵抗から切り取った足だ。ま、廃品利用よね。

 赤の方は、短く切った抵抗の足をペンチでU字に曲げて、曲げた足を(プラス)端子にハンダ付けする。で、抵抗の反対側、曲げてない方の足を、青の(プラス)端子にハンダ付けした鉄線と触れさせてハンダ付けする。

 こうしてできたLEDユニットの(プラス)端子側と(マイナス)端子側の鉄線にコイン電池を挟んでみると、見事に両方光った。あたしってば、天才!




 さて、次はエスプレンダーのガワを作らないとね。

 例によって、変身シーンダブルキーホルダーのエスプレンダーから型を取って、レジンで作る。

 で、ふと気付いたんだけど、前回作ったエスプレンダーのUSBメモリでは、レジンを厚くしすぎて光がボケまくった。

 その反省から、今回はカバー部分を薄く作ってみようと思う。シリコンで取った型を傾けつつ、クリアブルーのレジンを一面ずつ薄く塗って固める。要するに、型を水平にして一度にレジンを流すと裏面が平らになっちゃうから、裏面も表面に合わせて角度を付けようってわけ。これで、光の通り方が変わるよね。

 えらく手間だったけど、カバー部分を厚さ3mmくらいで作れたね。

 …これ、エスプレンダー部分の内側に空洞できてるよね。もしかして、LEDユニット部分をUSBメモリのケースの外側にもってこられないかな?

 抵抗さえなんとかなれば、いけそうよね。、絶縁の面からもその方がいいような気がするわ。…よし!




 次は、USBメモリの基板ね。

 黄緑のLEDで、アクセス時にだけ点滅するタイプなんだけど、こいつのケースは丸みを帯びてて使えないから、前にアグレイターのUSBメモリを作った時のタイプのケースを使う。うまいこと基板が収まるんだな、これが。

 んで、基板からLEDを削り取って、LEDのあったところに残った端子に銅線をハンダ付けする。

 挿絵(By みてみん)


 で、一度パソコンに繋いで、LEDユニットを銅線に触れさせてみる。…ちゃんと点くね♪

 一旦パソコンから外して、ケースの上面に、銅線を通すための穴を開ける。穴の位置も、エスプレンダーのガワの内側に収まるような位置取りにしないとね。

 ケースの穴に銅線を通して、ケースを閉じる。この状態で、再度パソコンに繋いでテスト。OK。今度は、LEDユニットの位置決めね。

 またパソコンに繋いで、LEDユニットをケースの上に載せ、エスプレンダーのガワを当てて位置を決める。LEDが光ってる時じゃないと、カバー越しにどう見えるかわかんないのがネックだから、こういうチェックが不可欠なのよ。

 位置が決まったら、LEDユニットを瞬着でケースに接着する。で、銅線とLEDユニットをハンダ付けする。

 挿絵(By みてみん)


 もう一度点滅を確認した上で、エスプレンダーのガワをケースに接着する。




 アグルの光も入ったエスプレンダーのUSBメモリ、完成で~~す!!

 挿絵(By みてみん)

本当なら次はリーフラッシャー

 スパークレンスはティガ、リーフラッシャーはダイナ、エスプレンダーはガイア、アグレイターはアグルの変身アイテム。

 いずれも平成3部作のものであり、リーフラッシャーのUSBメモリが作れればコンプリートだった。




変身シーンダブルキーホルダー

 2002年頃にゲーセンのプライズ品として登場したもの。

 登場ポーズのウルトラマンフィギュアと変身アイテムのキーホルダー。

 ウルトラマン&ベーターカプセル、セブン&ウルトラアイ、ガイア&エスプレンダー、アグル&アグレイター、コスモス&コスモプラックの5種類がある。普通なら、ここにティガとダイナもラインナップされそうなものだ。

 登場シーンのないセブンを出すくらいなら、タロウとかティガとか出すべきだったと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ