48 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(ハイパーウルトラマン・ダイナ編)
さてさて。
ハイパーウルトラマンのカラータイマー改造計画も、ガイア、ティガ、新マン、イーヴィルティガと、溜まったねぇ。
あたしが持ってるハイパーウルトラマンは、あと、ウルトラマン(Aタイプ)、タロウ、ダイナだけなんだけど。
目の前にある青のチップ型LEDを、どうしよう。
このチップ型LEDは、この前、SDカードリーダーのアクセスランプを赤から青に替えようとした時、サイズの関係で使えなかったやつなんだよね。
小っちゃくカットしちゃったから、このまま放置しとくとなくしそうだし、使っちゃいたいんだよね。
ウルトラマンは前傾姿勢だし、ダイナが残ってるんだし、ダイナかなぁ。
いや、ダイナも前傾姿勢なんだけどさ、平成3部作でティガとガイアを作っちゃった以上、ダイナも改造しないと可哀想だしねぇ。
うん、ダイナにしよう。
胸に穴を開けるのはいつものことだけど、久々に苦戦してる。穴がすぐ塞がっちゃうのだ。
去年ガイアを改造した時も、すごく苦労したよね。
でも、ティガとか新マンの時はそんなに苦労しなかったんだよなぁ。イーヴィルティガは、ちょっと苦労したけど、あいつ、胸板厚いからなぁ。
つらつら考えてみて、気が付いた。
寒い時は、穴を開けやすいんだ!
考えてみれば、当たり前だわ。
だって、こいつの材質はゴムみたいなもんなんだから、寒けりゃ柔軟性落ちるよね。
ちょうど、3月だってのに寒波が押し寄せた日、予想どおり穴が塞がりにくくなってたので、その隙にコードを通してやった。
ほ~らね、あたしってば天才!
コードさえ通っちゃえば、後は簡単な作業ね。
LEDにコードをハンダ付けして、胸の穴に埋め込んで、上から白のレジンを薄く塗って、透明のレジンでカラータイマーのパーツを接着する。
カラータイマーのパーツは、元々付いてたものを薄く切って使っちゃう。
そんなわけで、あっさり完成で~す!
さ~て、早速3つ並べて写真撮ろうか。
「梓、なにやってんだ?」
「あ、天さん、ほら見て見て、平成ウルトラ3つだよ~♪」
「見分け付かないんだけど。
だからさ、そういうちっこいの並べてると虫みたいで気持ち悪いんだって」
天さん、あたしよりも虫嫌いだもんねぇ。
でも、ウルトラマン捕まえて虫呼ばわりはひどいと思うんだけど。
「でもさぁ。大っきいの並べてると、天さん、邪魔がるじゃない」
「並べなきゃいいだろ、わざわざ」
「いくつか揃ったら、普通並べるでしょ!」
「普通は、こんなに色々持ってないんだよ」
くっ…! まぁ、ハイパーはどのみちこれで打ち止めよね。
ゾイワコノイワコ 次はお前だぁ!
ハイパーウルトラマン
もうすっかりおなじみになった食玩シリーズ。
梓は、前に作ったティガの目も光るように再改造した。
一応、目には白のレジンを塗って、少し白っぽい光になるようにはしてみたが、イマイチ乳白色にはならなかった。
ウルトラマン(Aタイプ)
要するに、Aタイプのスーツを再現したウルトラマンのこと。
ウルトラマンは、撮影時期によって、大きく分けてA、B、Cの3タイプのスーツがある。
Aタイプは、一番最初のバージョンで、顔がラテックス製でしわしわ、体は詰め物が少なくてスリムで華奢なのが特徴。スチール写真などでメジャーだし、なにより顔にしわがあるので印象深く、説明すると大抵の人はすぐ理解する。
Cタイプは、一番メジャーなウルトラマンの顔。商品として販売されるのは大抵Cタイプであり、ウルトラマンといって普通の人が思い浮かべるのはCタイプなので、説明の必要すらない。
その点、Bタイプは、中間で、Cタイプとの見分けが付きにくく、スチールもあまり多くないため、印象も薄いらしい。ゴモラやダダ、2代目バルタン星人、2代目レッドキングと戦ったのはBタイプだが、そもそも2代目バルタン星人とかがマイナーな方なので、とても説明しづらい。
ハイパーウルトラマンには、AタイプのほかCタイプがラインナップされているが、Bタイプはない。
真っ先にBタイプが発売されたマスプロ商品は、「バンダイthe特撮collection」と「アルティメットルミナス」くらいしか思いつかない。
ゾイワコノイワコ 次はお前だぁ!
「絶対無敵ライジンオー」の次作「元気爆発ガンバルガー」では、本編ラストに毎回敵幹部であるヤミノリウスIII世が、次の魔界獣(敵ロボ)を紹介する。
魔界獣はヤミノリウスの呪文によって出現するが、その呪文は「ゾイワコノイワコ マカイワゾイワコ 暗く冷たい魔界の○○より今こそ出でよ、我が前に」である。「○○」には、「地」や「沼」などの言葉が入る。
ちなみに、呪文は「怖いぞ怖いの魔界は怖いぞ」をひっくり返したもの。




