47 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(ハイパーウルトラマン・イーヴィルティガ編)
何が腹立つって、つまんない抱き合わせ販売はひどいと思うのよね。
そりゃ、エスプレンダー単体で売ったら欲しい人って多くはないだろうけどさ、アグレイターと抱き合わせはズルいと思うのよ。
本放送当時だって、ギミック的にはショボいのにアグレイターの方が品切れになったって実績があるけどさ。
ま、ね。あたしとしては、エスプレンダー買っても、まぁいいかってとこはあったから、仕方なくセットで買ったけどさ。
アルティメットルミナスのガイアSVとアグルV2の抱き合わせも買ったけどさ。アグル好きだから、いいけどさ。
でも、これはないと思うの!
アルティメットルミナスのイーヴィルティガとキリエロイドの抱き合わせって、何の冗談よ!
キリエロイドは、まぁ、嫌いじゃないけどさ、顔に光るとこないじゃないのよ!
どうせなら、1回限りのゲスト繋がりでテラノイドとか、悪のウルトラマン繋がりでカオスウルトラマンカラミティとかなら欲しかったのに!!
プレミアムバンダイは、商売が汚いのよ!!
そんなわけで、あたしはプレバン限定のアルティメットルミナス・イーヴィルティガを予約しなかった。
きっと発売されると、キリエロイドだけヤフオクとかに出回るんだろうなぁ。
それはそれとして、イーヴィルティガも目とカラータイマーを光らせたい素材ではあったのよね。
だから、これもいつもどおり、ハイパーウルトラマンのイーヴィルティガを改造して光らせることにしたのよ。
イーヴィルティガって、1回限りのゲストで、ほとんど怪獣扱いのウルトラマンの割には、知名度も高いし、造形も結構いいし、スーツアクターはティガのパワータイプの人だし、恵まれてるのよね。悪のウルトラマン系では唯一ウルトラアクトでも発売されたし、プライズのジャンボソフビも出てるし、一番くじのコレクタブルフィギュアにもなってるし、ハイパーウルトラマンでも出てるのよね。
元々ハイパーウルトラマンのイーヴィルティガは持ってたけど、もう1個手に入れたから改造できるようになったのだ♪
カラータイマーは付属の半透明のを利用するとして、問題は目なのよねぇ。
イーヴィルティガの目は薄めの青なんだけど、顔のパーツはなぜか半透明のオレンジなんだなぁ。
とりあえず、胸にも顔にもチップ型のLEDを埋め込むとして、目の奥で青のLEDを光らせてみようか。
う~ん。一応、光らせると目は青く光るわね。…ま、いっか。
よし、これで作業してみようかな。
新マンの時同様に、胸に穴開けて、後ろ頭に穴開けて、それぞれコード通して。
4つ目ともなると、作業も早いわねぇ。
ガタイがいい分、コードを通すのが大変だったけど、もはやあたしに死角はないのよ!
たぶん、造形も色も、アルティメットルミナスよりハイパーウルトラマンの方がデキがいいわよね。
次は、ダイナでやっつけにいくだぁ。
つまんない抱き合わせ販売
ここで言っているのは、プレミアムバンダイが販売しているウルトラレプリカの“エスプレンダー・アグレイターのセット”のこと。
エスプレンダー、アグレイター
「ウルトラマンガイア」に登場するガイア、アグルの変身アイテム。
エスプレンダーはガイアの、アグレイターはアグルの変身アイテムで、いずれもカラータイマー(作中ではライフゲージと呼称)を模したデザインになっている。
エスプレンダーは、ガイアに変身する高山我夢が制作しているシーンがあり、初の“人間が作った変身アイテム”となった。アグレイターを制作しているシーンはないが、上記の理由から、アグルに変身する藤宮が制作したものと思われる。変身に必要な装置というわけではなく、ガイア・アグルの光を持ち歩くための箱でしかない。
作中、アグルの人気が高く、中盤でガイアに光を譲ってフェードアウトするはずが、復活することになった。
商品展開的にも、アグレイターの方が売れ行きが良かったらしい。
エスプレンダーは、平成ウルトラ3部作の変身アイテムの中で唯一、変身時のアクションギミックがない(スパークレンスはカバーが開く、リーフラッシャーはクリスタル部が起きる、アグレイターは羽が開く)ため、若干地味であり、その点も売り上げに影響しているものと思われる。
なお、ウルトラ変身レプリカのエスプレンダーは、レプリカと銘打っておきながら、実物と形が大幅に違う。具体的には、持つためのグリップ部分の収納ギミックが加えられているため、グリップの位置が実物より上になっている。仮にも「レプリカ」を名乗るなら、余計なギミックを足さずに形くらいは本物そっくりにしてほしいものだ。
アルティメットルミナス
2016年から発売されている1回500円のガシャポンシリーズ。フィギュアと発光ユニットが別になっているため、光らせるためには最低1000円必要。
テレビ放映された主立ったウルトラマンは既に発売済みで、2周目に入っている。2周目は違うポーズになっているが、ティガのみ3周目で、それぞれタイプ違い(1周目はマルチタイプ、2周目はパワータイプ、3周目はスカイタイプ)で発売されている。
また、プレミアムバンダイ限定で、グレート、パワードといったマイナー系のウルトラマンや怪獣も発売されており、ガイアSV、アグルV2もこのパターンだった。限定版だけに総じて値段が高い。
イーヴィルティガ
「ウルトラマンティガ」44話「影を継ぐもの」に登場するもう1人のウルトラマン。
ティガは、超古代文明時代、地球を守り宇宙に帰って行った光の戦士の“戦うための体”に、光の戦士の遺伝子を受け継ぐダイゴが一体化した存在である。
イーヴィルティガは、ティガ同様、残されていた光の戦士の体に、ダイゴと同じく光の戦士の遺伝子を持つマサキケイゴが一体化した存在である。
マサキがウルトラマンの体に引きずられる形で自我を失ったため、イーヴィルティガが暴走した。
結果的に、シリーズ初の“偽物でない悪のウルトラマン”となった。
タイトルの「影を継ぐもの」は、1話「光を継ぐもの」に対応しており、同じようにウルトラマンの体を手にしながら、心の光で操れたダイゴと、心に闇があったために力に引きずられたマサキが対照的になっている。
この“心の光と闇”というテーマは、「ティガ」「ダイナ」で何度も使われている。
キリエロイド
「ウルトラマンティガ」3話「悪魔の預言」25話「悪魔の審判」に登場するキリエル人の怪獣形態。
キリエル人は、地底に住む自称“地球人を導く者”で、バルタン星人のような“何度も対戦する宿敵”を目指したらしいが、キャラ的に弱く、平成のバルタン星人にはなれなかった。
それでも商品化される機会は多く、イーヴィルティガが発売されていない食玩・超動ウルトラマンにもラインナップされた。
テラノイド
「ウルトラマンダイナ」49話「最終章I 新たなる影」に登場する人造ウルトラマン。
「ティガ」1話でゴルザに破壊された2体のウルトラマンの石像の破片を集めて作られている。
アスカの生命エネルギーを照射したことで起動したが、エネルギーが切れたところで敵に取り憑かれ、悪のウルトラマン:ゼルガノイドに変貌した。
ゼルガノイドの商品はあるが、テラノイドの商品はほとんどない。
カオスウルトラマンカラミティ
「ウルトラマンコスモス」では、カオスヘッダーという、他の生物に寄生して凶暴化させる生命体が登場する。
カオスヘッダーは、コスモスの力を分析・コピーしてカオスウルトラマンを生み出した。
コスモスとの戦いの中でどんどんコスモスの力を取り込んでいき、その最強形態がカオスウルトラマンカラミティである。
目が赤く光る。
ハイパーウルトラマン
1998年から発売開始された300円の食玩のシリーズ。
全高15cm程度のフィギュアで、顔面マスクやカラータイマーがクリア素材でできており、内側に金色のメタリックシールを貼ることで目やカラータイマーが光っているように見えるというシリーズ。
造形のレベルも高く、現在の食玩の価格帯を考えるとメチャメチャお得。
ちなみにこのシリーズ、「ハイパー」→「HD」→「HDS」→「HDM創絶」と、段々大仰なタイトルになってきている。
ちなみに、ほぼ同じポーズの「HDM創絶」が、映画「超ウルトラ8兄弟」当時に発売されているが、材質がやや硬いものになったほか、目もカラータイマーもクリア素材でなくなっている。
ウルトラアクト(ULTRA-ACT)
ウルトラマンシリーズの究極アクションフィギュアを目指して別レーベルを立ち上げたシリーズ。
フィギュアーツのノウハウを活かしつつ、ウルトラマンの模様を崩すことなく可動させることをコンセプトにしていたようで、フィギュアーツとは可動箇所が異なる。
その拘りのため、上腕部の回転がないなど可動に制限がある、デザインアレンジに癖があるなど不評を買った部分があり、シリーズが打ち切られた。
現在は、ウルトラマンシリーズもフィギュアーツで発売されている。
次は、○○でやっつけにいくだぁ
1991年放映「絶対無敵ライジンオー」本編ラストで、敵方キャラのタイダーが言う台詞。要するに次回の敵メカの予告。