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41 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(ハイパーウルトラマン・新マン編)

 実は、1月中旬には完成していました。

 USBメモリのティガよりずっと早かったです。

 なのになんで今頃載せてるかというと、夕日の写真を撮りたくて待っていたためです。

 結局、まだ撮れていません。


 2020.5.8 ようやく夕日が撮れたので、画像追加しました!

 ハイパーウルトラマンの改造も、ガイア、ティガと順調に進んでるけど、目を光らせるところまではなかなかいかないのよね。

 平成ウルトラの目は、乳白色だから。

 透明なプラの後ろで豆電球が光ってる昭和ウルトラと違って、平成ウルトラは、アクリル積層で白っぽく光るのよね。

 つまり。

 昭和ウルトラは、電球色のLEDを入れるだけでOKってこと。

 アルティメットルミナスの新マンがハイパーウルトラマンの新マンと同じポーズなのを見て、あたしはハイパーの新マンを光らせたいって強く思った。

 同じポーズだし、造形レベルは同じくらいだけど、ハイパーはすごく色がいいのよ!

 アルティメットルミナスは、どうも色がくすんでるというか、銀というよりねずみ色って感じで、イマイチ美しくない。

 それに比べてハイパーは、ツヤツヤとした美しいボディ♡

 特に、新マンはデキがいいと思うのよね。

 ただ、改造するとなれば、もう1個手に入れてから、と思ってた。

 失敗する気はないけど、今持ってるこの新マンは綺麗なまま残しておきたい。

 そんなわけで、あたしはハイパーの新マンの中古を探してた。

 そして、ついに見付けたのだ。




 中古屋で、未組み立てのを見付けた。300円。箱からは出されてるけど、各パーツはビニールに封入されたまま。ほぼ新品だわ。

 けど、ためつすがめつ見てたら、カラータイマーのパーツとアルミシールが入ってないことに気が付いた。

 ハイパーウルトラマンシリーズは、顔面とカラータイマーが透明パーツで、その後ろにアルミシールを貼ることで、目が金色に光ったり、カラータイマーが内側から光ったりしてるように見せる造りになってる。

 そのシールと、肝腎のカラータイマーのパーツがない。改造元として欲しいあたしならともかく、普通の人なら買わないよね、これ。

 試しに、レジに持って行って訊いてみた。


 「これって、カラータイマーとシールは欠品なんですか?」


 店員は、外袋を開けて中を確認し、


 「あ~、未開封だと思って、よく確認しないで買い取ったんですね。これ、欠品です」


と言った。

 うん、そうだろうね。でも、あたしの用はここからなのよ。


 「これ、欠品しててもこの値段なんですか?」


 パーツが揃ってるほかのハイパーウルトラマンシリーズも300円で売ってるのがある(ものによって値段が違う)のを知ってて、敢えて訊く。


 「う~ん。欠品してるんで、これだと100円でしょうかねえ」


 やった!


 「100円なら、それ、買います」


 ふっふっふ。

 手に入れたぞ!悪魔(改造)(素体)を! (あたし)は、(あたし)は、デビルマン(ラッキー)だ!

 なにしろ、目も光らせるからシールは使わないし、新マンのカラータイマーは半球状だから、型なんて取らなくてもレジンで作れる。つまり、あたしの新マン改造計画には、この欠品は何の障害にもならないのよ! 100円で手に入ってラッキー! って感じよね!




 それじゃ、早速、胸に穴開けて、と。

 3体目ともなると、やることもスムーズよね。

 この、やたら柔らかいゴムみたいなボディには閉口するけどさ。

 例によって、チップ型の青色LEDに、銅線をハンダ付けして、と。胸の方はいつもどおりね。

 そして、今回の目玉~!

 文字どおり、目を光らせるのよ!

 ハイパーウルトラマンは、透明な顔面パーツの目の部分以外に銀色が塗られていて、後頭部の方から、目の高さで板状のパーツが飛び出てる。このパーツは、上から見ると三角状に尖っていて、ここにアルミシールを貼るようになってる。

 そして、顔面パーツの裏側にも、目の上下が板状になっていて、これで後頭部の板を挟む形で顔面パーツをはめ込む。

 こうすることで、目のすぐ後ろに金色のシールがきて、目から入ってきた光を反射して目が光ってるように見せるわけ。

 つまり、後頭部の板をLEDの幅だけ切り取ってLEDを入れるわけよ。

 削りすぎると、顔面パーツが固定できなくなるおそれがあるから、要注意ね。

 試しに、顔面パーツの裏からLEDを光らせてみると、大分顔が透けちゃう。でも、これは多分なんとかなるよね。

 あ、電球色のLEDは砲弾型で、そのままじゃ頭部に収まりきらないから、LEDの先端を切ったり、後頭部を大きく削ったりしてサイズ調整しないとね。

 よし、先端ぶった切って、なんとか収まったね。

  挿絵(By みてみん)


 顔面パーツは、目の上下の板に銀色のアルミシール貼って、目の方にだけ光が行くようにして、と。

 カラータイマーもレジンで直接作って…。

 できた!

 あ、でも、カラータイマーが妙に扁平ね。

 1回削って、作り直そうかな。




 きゃあああああ~~~~~!

 削ろうとしたら、中のLEDが壊れちゃった。

 固定と絶縁を兼ねてレジン入れてたから、LEDチップが剥げ落ちたんだわ!

 このLEDは、残念だけど再起不能ね。

 銅線は生きてるから、新しいLEDをハンダ付けして。

 よし、次はLEDの上に白のレジンを薄く載せて、その上にクリアブルーのレジンを少し盛って、その上に透明なレジンでカラータイマーの形を作って、と。




 完成~~~!!

 苦節3週間、よく頑張った、あたし!

 天さんからの「それ持って外出るのか!? もう少し、人目を気にしろ!」とかいう嫌味に耐え、翼からの「この辺、俺の中学の同級生の家とかあるんだぞ」という文句にも耐え! ようやく完成したのよ!


 見よ! アルティメットルミナスよりも、あたしの作った新マンの方が綺麗なんだから!

 挿絵(By みてみん)

 左から、ハイパー(原本)、ハイパー(改造)、アルティメットルミナス



 そしてそして、新マンと言えば夕日よね!


 挿絵(By みてみん)



 さ~て、次はアルティメットルミナスに対抗して、ハイパーウルトラマンのイーヴィルティガを改造しようかしら。

 でもあれって、イーヴィルティガの目は水色っぽく光るはずなのに、顔面パーツがなぜかクリアオレンジなのよねぇ。

ハイパーウルトラマン

1998年から発売開始された300円の食玩のシリーズ。


 全高15cm程度のフィギュアで、顔面マスクやカラータイマーがクリア素材でできており、内側に金色のメタリックシールを貼ることで目やカラータイマーが光っているように見えるというシリーズ。


 造形のレベルも高く、現在の食玩の価格帯を考えるとメチャメチャお得。


 ちなみにこのシリーズ、「ハイパー」→「(ハイパー)(ディテール)」→「(ハイパー)(ディテール)(スペリオール)」→「(ハイパー)(ディテール)(モールディング)創絶」と、段々大仰なタイトルになってきている。

 ちなみに、ほぼ同じポーズの「HDM創絶」が、映画「超ウルトラ8兄弟」当時に発売されているが、材質がやや硬いものになったほか、目もカラータイマーもクリア素材でなくなっている。

 新マンの場合、ポーズは同じだが、8兄弟版はウルトラブレスレットを着けている。

 あと、昭和ウルトラなのに目が白いのは、どうにも納得いかない。

 梓は、新マンの目が白いことが我慢できなかったため、8兄弟版の方は処分してしまった。




アルティメットルミナス

 2016年から発売されている1回500円のガシャポンシリーズ。フィギュアと発行ユニットが別になっているため、光らせるためには最低1000円必要。

 テレビ放映された主立ったウルトラマンは既に発売済みで、2周目に入っている。2周目は違うポーズになっているが、ティガのみ3周目で、それぞれタイプ違い(1周目はマルチタイプ、2周目はパワータイプ、3周目はスカイタイプ)で発売されている。

 前回取り上げたガイア(SV)とアグル(V2)はプレミアムバンダイの限定版だったが、次のプレミアムバンダイ限定は、イーヴィルティガとキリエロイドのセット(5000円)だそうだ。

 ちなみに、イーヴィルティガは、「ウルトラマンティガ」に1回だけ登場した悪者ウルトラマン。キリエロイドはティガの宿敵にすべく設定された地底人らしき存在で、怪獣としては2回のみ登場。

 こんな汚い抱き合わせ商法をするのがプレミアムバンダイの悪いところだと思う。

 ちなみに梓は買っていない。




手に入れたぞ!

 漫画版「デビルマン」で、悪魔アモンの体を乗っ取ることに成功した不動明が言った台詞。梓にも、こんなイタい台詞を口にしない程度の分別はある。




今回の目玉

 「タイムボカンシリーズ ヤットデタマン」でのコケマツの決め台詞をもじったもの。

 本来は「本日の目玉」で、要するに見せ場となるアイテムなどを出す時のかけ声である。

 「タイムボカン」での「今週のハイライト」、「ヤッターマン」での「今週のびっくりどっきりメカ」の流れを組む台詞。

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― 新着の感想 ―
[良い点] またも力作 見事です 途中の一つ目ウルトラマンが不気味 [気になる点] 改造途中でウルトラマンの首が美樹ちゃんになってたりして
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