294 桜餅
あたしは、桜餅が好きだ。
実家周辺とか、今の家の近くとか、あちこちの和菓子屋で桜餅を買ってきては食べた。
あまり知られてないらしいけど、桜餅には関東風と関西風がある。
それも、おいなりさんみたいに関東風は白い酢飯、関西風は炊き込みご飯、みたいなバリエーションじゃなくて、見た目からして全く違う。
関東風は小麦粉の四角い皮で餡を包んだもの、関西風は道明寺粉(蒸した餅米を換装させて砕いた粉)で餡を包んだものを桜の葉で巻くのだ。
見た目も食感も全く違う。
左から、いちご大福 関西風 関東風
こういうのって、地元では片方しか売ってないから、2種類あること自体知らない人が多いんじゃなかろうか。
新潟県は関西風なので、あたしも数年前までは桜餅に関東風があることを知らなかった。
新潟は関東圏なのにどうして桜餅は関西風なのかというと、京都からの北前船が理由らしい。
ほかにも、佐渡が流刑地で京都からの流刑を受け入れてたからとかで、佐渡は言葉とかが関西に近いなんて子ともあるそうだ。
まぁね、新潟って南北に長いこともあって、色々と中途半端なのよね。
天気とかでも、東北地方に紛れてたり、甲信越だったり、関東甲信越だったりと、どこに属してるのかわからない。
新潟南端の糸魚川なんて、JRは西日本だし、電気の交流周波数も関西と一緒なんだよね。
食に関しても、うどんの汁なんかは関東風の黒っぽいやつだし、どちらかというと関東風の方が多いと思うんだけどね。
それはともかく桜餅ね。
あたしの行きつけの和菓子店さんでは、関西風だけでなく関東風も売ってたりする。
3~4年前に両方買って食べ比べてみたけど、やっぱり食べ慣れた関西風の方が美味しいと思う。
きっと関東風を食べ慣れた人が関西風を食べると、同じように思うんだろうね。
だって、完全に別物だもの。
別物として食べるならともかく、「桜餅」って言われて食べたら、コレジャナイ感があって当然だよね。
あたしは桜餅が好きで、あちこちの和菓子屋さんのを食べてきたけど、このお店と、もう1軒、新潟市内の餅屋さんのが双璧。
個人的には、餅屋さんのが一番美味しいと思う。
餅屋だけあって、皮の部分が美味しいので、天さんはここの豆大福が大好きだ。
この餅屋さんの桜餅は、こしあんとうぐいす餡の2種類あって、あたしが初めて買った時、こしあんで頼んだのにうぐいす餡を包まれちゃってて、それから1年全く顔を出さなかった。
最初の印象が悪くて、しばらく手を出さなかったのよね。
この前、翼がちょっと帰ってきた時、餅屋さんでいちご大福と桜餅を3個ずつ買ったんだけど(前日予約)、行く途中で和菓子屋さんの前を通ったら、いちご大福ののぼりが立ってて、天さんの「食べ比べできるじゃん」の一言で、そっちも買うことになった。
よりにもよってノーマルサイズが売り切れてて、3L(百円高い)を3つ。
和菓子だけで3千円いっちゃったよ…(^^;)
左:ノーマル 右:3L(中の苺のサイズが違う)
左上:桜餅(餅屋) 左下:いちご大福(3L) 右:いちご大福(餅屋)
ちなみに、和菓子屋さんのいちご大福は白あん、餅屋さんのは黒あんで、あたしは白あんの方が好みだ(桜餅ではね)。
で、その時、カウンターに「グレーテルのかまど」に出たってポップがあったので訊いたら、去年出たやつの再放送だそうだ。知らなかった。
家に帰って、さっそく録画予約する。
「グレーテルのかまど」っていうのは、NHKでやってるお菓子を作る番組で、以前「も~っと!おジャ魔女どれみ」の「愛しのトゥルビヨン」ケーキを作ったりもしてたね(110回)。
今回のネタは、漫画「らんま1/2」で暑かった桜餅の話。
作者の高橋留美子が新潟市出身なので関西風、という話で、新潟のお店が3店舗映ってた。
そのうちの1つが例の餅屋さんで、もう1店、インタビューを受けてたのが好きな和菓子屋さん。
たぶん1つのお店で関東風と関西風両方を扱ってるお店が滅多にないからだろうね。
あたしは、新潟市内だとあのお店しか知らない。
番組の中で、旦那と奥さんの名前が出てた。
こんなとこで名前を知ることになるとは思わなかったよ。
奥さんが跡取りで婿取ったんだと思って焚けど、奥さんは千葉の出身で、だから関東風も作ってるんだそう。
あそこの旦那さん、喋りがうまいわ~。




