273 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(フラッシュビームベーターカプセル編)
以前、LEDを赤から白に交換したフラッシュビーム・ベーターカプセル。
これの少し前に発売された「ウルトラマン&セブン W変身セット」のベーターカプセルの型を流用したものなんだけど、W変身セットのギミックの関係で、ボタンは長方形だわ、黒い帯の部分に赤い丸は描いてあるわ、「お前、本編のベーターカプセル見ないで設計しただろ!」って怒鳴りつけたくなるデキ。
W変身セットでは、写ルンですのフラッシュと同じような仕組みで、長方形のボタンを右に押してチャージし、黒い帯にあるパイロットランプが点滅したらボタンを左に押すとフラッシュが光る。
フラッシュビーム版は、このW変身セットの型を流用した──というか、多分、このデザインが“正しいもの”という認識で設計されたんだと思う。
左がフラッシュビーム、右がW変身セット
要するに、本物のベーターカプセルの写真とかは全然見てなかった、と。
だから、パイロットランプのあった位置に無意味な赤い丸が描かれているわけ。
発光部のカバーが黒いのも、同じ理由だと思う。
ボタンが黒いことや光が赤い理由は、想像もできないけど。
や、光が赤いのは、赤のLEDが一番必要電圧が低いからかな?
ともかく、文句を言ったらキリがないくらいデキが悪いので、そこはもうある程度目をつぶるしかない。
そんなわけで、あたしは、光を赤から白にして、カバーを透明にして、銀色の部分は銀色にすることにしたんだ。
数年前に、LEDは白に換えてある。
カバーの基部を活かして、先端の方を透明で作ろうと思ったんだけど、意外と硬い材質で、力を込めたら砕けてしまった。
しょうがないから、一から作る。
薄いプラフィルムを切って丸めて作るってことでやってみよう。
砕いちゃったフラッシュビームのカバーを基部だけ貼り合わせて、メガソフビウルトラマンの箱から外したプラフィルムに当てて、マジックで型を取る。
この厚さ──というか薄さ──なら、ハサミで切れるね。
要するに、本体に固定するための足と穴があればいけるんだろうし。
問題になるのは、カバーが円筒形じゃなくて円錐の根っこっぽい角度がついてること。
本来なら、微妙に扇形なんだよね。
微調整しつつ、丸めて瞬着で留める。
てっぺんは、台に貼ったガムテープにレジンを塗り広げて、そこに突っ立てた状態で固める。
カバーのメッキ部分は、アルミテープを切り貼りしてごまかす。
黒い帯の部分の赤丸は、黒く塗る。
ダミーのボタンを作ってもいいけど、今回はオミット。
フィギュアビーム・ベーターカプセル、完成で~~~す!




