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奥様はオタク ~梓と天平 小話集~  作者: 鷹羽飛鳥


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254/274

254 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(アルティメットソリッド・ウルトラマンAタイプ編)

 お正月に、出掛けたついでに翼を中古屋に連れて行った。

 翼がそこのアプリ会員になってるから、あたしの売買も翼を通してやることにしてる。

 このお店、たまに掘り出し物があるのよね。


 今回見付けたのは、ガシャポンっぽいウルトラマン。

 Aタイプのファイティングポーズで、腰のところで分割された状態で袋に入ってる。

 袋の上から見る限り、腰と片足が分割できるみたいで、足りないパーツはなさそう。

 サイズは、アルティメットルミナスくらいかな?

 顔というか、マスク部分と後頭部の間に分割線があるし、目が半透明っぽいから、接着されてるにしてもここから切り離してLED突っ込めそう。

 一緒に、同じくらいのサイズの、スペシウム光線ポーズのウルトラマンAタイプとワイドショットポーズのセブンとエメリウム光線ポーズのセブンも並んでるけど、こっちの3つは腰に分割線とか見えないから、違うシリーズかも。

 ワイドショットポーズのセブンはアルティメットルミナスにラインナップされてたはずだけど、見た感じこれは違いそうなのよね。

 とりあえず、こいつら3つは分割できなさそう。

 ボディの中に銅線通そうと思ったら、ドリルで穴を通さなきゃならないし、そのためにはなるべく小さいパーツに分かれてくんないとドリルが通らないんだよねぇ。

 そんなわけで、この上下に分かれてるウルトラマン以外は光らせるの無理っぽい。




 てなわけで、これだけ買ってきた。

 挿絵(By みてみん)

 帰ってから調べてみたら、アルティメットソリッドってシリーズらしい。

 両腕が外れて、腰のところで上半身と下半身が外れて、左足が付け根から外れる、と。

 足首は外れないみたい。

 足にトンネル掘ろうと思ったら、左足しかできなさそう。

 そうなるとせいぜい銅線2本くらいしか通せないから、カラータイマーの赤点滅は無理ね。

 目の電球色とカラータイマーの青の銅線を上半身でまとめて、腰から下は銅線2本で通す、と。

 よし、方針は決まった!




 念のため、おゆまるくんでマスクパーツの型を取ってから、マスクと後頭部の合わせ目にアートナイフを突っ込んでみる。

 ん~、硬いなぁ。

 指切っちゃわないように気を付けながらマスクを切り落とすと、赤い素材(ゴムっぽい?)がみっちり詰まってた。

 どうやら、透明なマスクパーツを、せり出した後頭部パーツにかぶせて接着してあったらしい。

 マスクに詰まってる赤い材質を掘ったら、目のところまでいけるかな?

 ドリルで掘り進めると、思ったとおり、目のパーツの裏側に到達した。

 目の裏側に塗られてるらしいクリーム色の塗料も、ドリルに巻き込まれて剥げる。

 穴にLEDを突っ込んで光らせてみると、塗料が削れてるところだけ光が通った。

 よし!

 挿絵(By みてみん)

 目全体から塗料を剝がすようにして掘り進める。

 両目の裏を掘り終えると、マスク裏には両目に続く穴ができた。

 クリスマスイルミのチップ型LEDを穴に突っ込んで光らせてみると、左右の目の光り方のバランスが悪い。

 穴の入り口に当てると、光り方が均等になる。

 挿絵(By みてみん)

 とはいえ、穴の入り口に当てるとマスク裏が大きく膨らむことになるから、後頭部の方も削ってあげないとね。

 でもって、後頭部から胸にかけて、銅線を通す穴を開ける、と。

 穴に銅線を通した状態でLEDがうまく埋没するように後頭部を削る。

 マスクがピッタリはまるようになったら、一旦作業終了。




 次は、カラータイマー。

 胸の中から白のLEDを光らせても、カラータイマーが綺麗に光らないから、やっぱりいじるしかなさそうね。

 カラータイマーパーツを引っこ抜こうとしたけど外れなかったので、青いカバー部を切り落としてピンバイスで穴を開ける。

 …あれ?

 穴開けてたら、カラータイマーが抜けちゃった!?

 何よ、固くて取れなかっただけ?

 削ったあたしがバカだったってこと?

 まぁ、いいわ。

 削った穴には、クリアのレジンを詰めましょ。

 胸の穴は中まで貫通してるから、LEDを通しやすいわね。

 カラータイマーパーツから生えてる棒を少し短く切って、白と青のLEDをそれぞれ試す。

 ん~、青のLEDの方がいい感じね。

 穴の中に青のチップ型LEDを接着して、カラータイマーも接着。

 んでもって、クリアレジンでカバーを再生。

 マスクも、銅線通してから後頭部に接着。




 次は、下半身ね。

 腰から太股に穴を通して、太股と足首それぞれから穴を掘る。

 エースより足が細いから、めっちゃ神経使うわ。

 かなり苦労したけど、なんとか貫通。

 下半身用の銅線2本を通して、台座に穴開けポイントをマーク。

 上半身の銅線二組を下半身の銅線にハンダ付けして、ウルトラマンを組み上げる。




 台座に穴を開けて、スイッチ用の切り欠きを削る。

 蓋に銅線を通してウルトラマンをネジ留めし、(マイナス)を電池に、(プラス)と電池の(プラス)をスイッチにハンダ付けする。

 スイッチを台座に接着。

 テスト。OK。

 アルティメットソリッド・ウルトラマンAタイプ、完成で~~~~す!!

 挿絵(By みてみん)

 挿絵(By みてみん)

  向かって左はアルティメットルミナスのウルトラマン

Aタイプ

 「ウルトラマン」1~13話で使用されたラテックス製マスクのウルトラマン。

 当初は、口が開閉できるギミックを備えていた(使わなかったが)ため、顎の上下で別パーツになっており、それを表面のラテックスで繋いでいた。

 そのため、撮影が進むにつれて徐々に頬(パーツの途切れ目)の部分がたるんでいった。

 そのため、開閉ギミックを廃してマスク全体をFRPで作成したBタイプが新調され、更に30話からは一般的に知られているウルトラマンの顔であるCタイプが新調され、使用された。

 Bタイプは、Cタイプに比べて口元がやや細いなどの差異がある。

 また、Bタイプが新調された際、詰め物で体型がマッシブになった。

 梓は、顔はBタイプが一番好きだが、体型は細身のAタイプが一番好きである。

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― 新着の感想 ―
やっぱり光るとかっこいい バンダイも光る仕様で出せばいいのに Aタイプのマスクはしわしわラメ入りでなんか怖かった BとCは当時のブラウン管じゃ違いがわからなかった
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