229 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(コンバージモーション・エースキラー編)
ん~、どうしようかねぇ?
コンバージモーションの9弾が出るけど、今回はエースメインでおまけでタロウって感じなんだよね。
ラインナップは、エース(ファイティングポーズ)、エースロボット(メタリウム光線ポーズ)、エースキラー、ヒッポリト星人、ウルトラの父、ウルトラの母、タロウ(ファイティングポーズ)、タロウ(ウルトラランス)の8種類。
正直、ラインナップのビミョーさもさることながら、造形がのきなみイマイチで、イマイチ食指が動かない。
どうもコンバージモーションの造形はよくないのが多い気がする。
7弾のティガとウルトラマンが良かったのが奇跡的かもしんない。
この前のセブンもかなりビミョーだったもんなぁ。
今回一番造形がいいのはヒッポリト星人なんだけど、ヒッポリトはそこまで欲しいと思えないんだよねぇ。
まぁ、左手にエース人形持ってたら、それだけで買いだったけど。…シークレットで入ってるとか、ないよね?
今回のラインナップで欲しいのは、エースキラーとエースロボットくらいなんだけど、肝心のエースキラーのデキがイマイチどころかイマサンで…。
でも、エースキラーだし、買わないというのもねぇ…。
行きつけのスーパーはコンバージモーション入れないから、ちょっと遠い別系列のスーパーまでそのためだけに行かないと買えないのよねぇ。
そんなわけで、悶々と悩んでたんだけど、ちょうど発売日は天さんが自称コロナで引きこもってる時期だったので、あたしが買い物ついでに足伸ばしても問題なかったりして。
うん、これは買えってことだね。
買わずに後悔するなら買って後悔しろって言葉もあるし。
てなわけで、あたしはエースキラーを買いに向かった。
お店に並びたてのまっさらなボックスから、エースキラーだけを買う。エースロボットは、うん、やめとこう。
ん~、ネットの写真見た時からわかってたけど、デキが良くないんだよねぇ。
どうしてもっとかっこよくディフォルメできなかったんだろう?
あと、なんか目も透明感ないねぇ。
せっかく発売の機会に恵まれたのに、これはかなりさびしいなぁ。
目は半透明の材質っぽいのに、なんで光って見えないんだろ?
とはいえ、買った以上、改造しないという選択肢はないのだ。
早速作業開始よ!
…と、その前に、USBメモリのエースキラーの方を改造しなきゃ。
ついでに、こいつの目とカラータイマーもどきの型を取って、一緒にレジンで複製造るよ。
USBメモリのエースキラーが完成したから、作業開始よ!
まずは、顔面を剝がさなきゃね。
いつものとおり、額と顎に接続用の突起があるんだろうから、そのつもりでアートナイフを顔の脇に入れる。
肩のトゲが作業の邪魔だなぁ。
顎に刃を入れてたら、首が抜けた。
ちょっとびっくりしたけど、抜けた方がなにかと都合がいいから、むしろありがたい。
顎の下からも刃が入るしね。
顔面を剝がすと、なぜかコンバージ第2弾のダイナみたいに、顔の裏側全体が白いカバーで覆われていた。
透かしてみても、ほとんど光が通らない。
これじゃ、目が光って見えないわけだよ。
顔の裏から黄緑のLEDを当てて光らせると、目が緑に光った。カバーを剝がさなくても、なんとかなりそう。
レジンで複製した目は、お蔵入りだね。
まぁ、目を削ったりとか余計な手間を掛けずにすんだから、ラッキーと思っとこう。
ついでに、頭部がなくなってカラータイマーもどきがむき出しになったから、予備にもう一度型取っとこう。
それじゃ、配線作業に入ろうか。
まず、抜けた首の下側から、ピンバイスで穴を開ける。
貫通したら、ドリルで穴を広げる。
で、首を体にはめ込んで、穴にピンバイスを突っ込む。これで、体側の穴の位置が決まる。
また首を抜いて、腰の穴までピンバイスとドリルで穴を通す。
次に、カラータイマーもどきを削り取って、これも腰の穴までピンバイスで穴を通す。
こっちは、サイズ的にドリルは使えない。
んで、今回は、足の裏から腰にも穴を通す。
せっかく棒立ちだからね、銅線は足の中を通すよ。
LEDは、USBメモリのエースキラーに使ったのと同じ明るい緑を使おう。
極細の銅線をそれぞれのLEDにハンダ付けする。
今回は、強度とか諸々考えて、目とカラータイマーもどきそれぞれの銅線をそのまま足先まで直接伸ばすことにした。
足首から銅線を1本突っ込んで、腰の穴まで通しておく。後で、これを使って目とカラータイマーもどきの銅線を足先まで引っ張るのだ。
目のLEDを位置調整して、後頭部のパーツに接着する。
首のパーツから出てる銅線を体に通して、腰の穴から出す。
胸のLEDも同様に、胸から腰の穴に通す。
目とカラータイマーもどきの銅線を+同士、-同士でハンダ付けして、テスト。うん、光るね。
今度は、+と-をハンダ付けして、更に足から入れた銅線ともハンダ付けする。
足の中の穴は、腰側からドリルを通せない関係で中が荒れてるので、足先から引っ張ってやらないと極細銅線でも通すのが難しいのだ。
失敗すること2回、3回目でようやく足首まで銅線が通った。
ガイドの銅線を外し、+と-も外す。
ここでもう一度テスト。OK。
次は、台座だね。
空になったヒカルナルユニットの壁を削ってスイッチ用のスペースを作り、蓋に銅線用の穴を開ける。
スイッチの中央に、短い銅線をハンダ付けする。
蓋の穴に銅線を通して、エースキラーの足を接着する。
+の銅線をスイッチにハンダ付けして、スイッチからの銅線を+端子にハンダ付けする。
-の銅線を-端子にハンダ付けする。
テスト。OK。
ケースを閉じて、スイッチをケースに接着する。
レジンで作ったカラータイマーもどきを胸に当てて光らせてみる。
うん、まぁまぁいけるね。このまま接着っと。取り直した型は使わずに終わったね。
首を体に接着して、顔面を接着して。
まだ付けてなかった右手を付けて、コンバージモーション・エースキラー、完成で~~~~す!!
エース人形
「ウルトラマンA」本編で、当初ヒッポリト星人は、身長200mの超巨大な宇宙人(エースは40m)として登場する。
そして、「エースを渡せ、こうしてやる!」と左手に持ったエース(人形)の首を叩き落として見せる。
これは、幻影で自分を超巨大に見せ、通常サイズのエースの首を落とすという演出なのだが、ビル街のセットがいつものサイズなので、ヒッポリトの幻影も50m級にしか見えない。
ヒッポリト星人の身長が200mというのは、セリフで出てくるだけなのである。
また、エース人形もビルと比較して40mには見えないため、ますますヒッポリト星人が50m級にしか見えない。
よく見ると、エース人形の目とカラータイマーが光ってるので、撮影用にわざわざ作ったっぽい。にしては、表面が粗いんだけど。
なお、幻影でエース人形の首を落とした時、本物のヒッポリトは、トラック運転手が息子の土産に買ったエースのおもちゃ(実際に販売されていたトーク人形)を奪って使っている。40mの宇宙人が30cmの人形持ったら指先に載るサイズだ、という突っ込みは誰にしたらいいだろう?
いろんな意味で、エース人形のスケール感はめちゃくちゃである。
ちなみに、プレバン限定のアルティメットルミナスのヒッポリト星人は、エース人形を持っている。
梓は、コンバージモーションのヒッポリトにもシークレットでエース人形を持っているタイプがあったら、欲しいと思っている。
エースロボット
エースキラーのかませ犬として登場する、ヤプールが造ったエースの偽物。
着ぐるみとしては、1~2話で使われたエースのツーピーススーツに金色の腕輪などを加えて偽物っぽくしたもの。
実は、本編中「エースロボット」とは呼ばれておらず、ヤプールが「エースの1人や2人造りだすことなど手もないことなのだ」なんて言っていたことから、ロボットなのだろうと思われているだけだったりする。
“エースと同じ力”を持つとは言われているものの、動きは明らかに鈍く、同じなのは攻撃力・防御力に限った話と思われる。
今回、エースキラーと対峙させるためにメタリウム光線ポーズで発売されたが、梓は既にエースのメタリウム光線ポーズを発光改造していたことから買わないつもりだった。
ところが、後日、天平と一緒に(エースキラーを買ったのとは別の)スーパーに行った際、エースキラー以外全部店頭に並んでいるのを見た梓は、「これは買えということだね!」と買ってしまった。
エースと並べてみると、新規造形だから当たり前だが全く別物になっている。
むしろ、デキはエースロボットの方が良いというのが困りもの。
でも、光らせる予定はない。
おそらく同じくラインナップされているエースも同じようなディフォルメ具合と思われるが、さすがにそっちは買うまいと思っている。ただ、半額になっているのを見付けたら「これは買えということだね!」と買ってしまうものと思われる。




