204 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(コンバージモーション・ティガ編2)
11/15に完成しました。
コンバージモーション第1弾のティガに第7弾の顔の複製をつけて光らせた( 回)。
当然と言えば当然だけど、複製した顔のデキは、決してよくない。
何が言いたいかというと、第7弾のちゃんとしたものも光らせたいな~ってこと。
あたしの中では決定事項なんで、頭の中は“どういう風に光らせるのか”って検討段階に入ってる。
せっかくやるのに、前と全く同じじゃつまんないから、何か一捻り欲しいんだよね。
実は、この前、百均で白のチップ型の自己点滅LEDを手に入れたのだ。
いやぁ、クリスマス前の百均は、イルミネーション系が充実していて嬉しいよ♪
このチップ型を赤く塗れば、コンバージモーションのサイズでも、カラータイマーの赤点滅いけるんじゃないかと思うんだよね。
台座にするのを、この前MAGIC Qのティガ(198回)に使ったヒカルナルユニットのガワにするとして、スイッチ2個並べられるかな?
いける、いけるよ、ドラえもん!
まず、顔面を外す。
顔の脇からライトで照らすと、頭部が中空になってるのが見える。やっぱ第1弾とは違うね。
アートナイフで、マスク部分を切り落とすと、やっぱりエースと同じ構造だった。
マスク裏側から電球色のLEDを光らせてみると、顔全体がうっすら光った。
やっぱり裏側に銀色塗って遮光しなきゃ。
目の裏側には色がつかないように注意して塗って、額のクリスタル部は裏にアルミホイル貼って、と。
次、カラータイマー。
念のため、おゆまるくんで型を取っておいて、ニッパーで削り取ってピンバイスで穴を開ける。
縦横の角度を確認しながら、腰の穴に繋がるように。
うまくいった。
次は、少し太いドリルで穴を広げる。
前後からドリルを通して、トンネルをきっちり通す。
あと、赤点滅用のチップ型も入れるから、背中側から3.6mmのドリルで穴を広げる。胸まで広げちゃうとカラータイマーがダメになるから、途中まで。
お次は、顔の方。
口元の突起部を削ってLEDのスペースを作り、そこから腰の穴まで穴を通す。
こっちは3.6mmで拡幅しつつ腰まで貫通。
これで、本体の準備はOK。
次は、LEDの準備ね。
この前のティガと同様、足の後ろに銅線を這わせたいので、全部極細の銅線を使う。
まず、青のチップ型を切り取って、ハンダ付けする。なるべく小さくして、カラータイマーの穴に正面から通す。
白のチップ型を切り取って、銅線を剥く。
剥くっていうか…これ、針金?
一応、電池を触れさせてみても通電しないから、何か被膜があるっぽい。
ラジオペンチで剥いてみると、確かにうっすい被膜があるらしい。
中身と太さがほとんど変わらないし、銅線(っていうか針金?)がむき出しになってるかどうか、見てもよくわかんない。
一応、先端に電池を触れさせると点滅するから、剥けたんだろうね。
青を前から突っ込んだ状態で、赤点滅を後ろから突っ込み、光らせてみる。
青の基板が邪魔になって、光がほとんど見えない。
これは、もっと基板を削らないとダメかな。
これ以上となると、基板そのものも薄くしなきゃなんだけど。
元々薄めの基板を使ったから、これ以上は難しいのよねぇ。
きゃあああ! LEDが基板から取れちゃった!?
やっちまったぁ…
あ、まだ銅線付いてる。ダメ元で…光った!
“奇跡のLED”再びだね。LEDチップだけになっちゃったところに銅線がくっついてるなんて、もう一度見られるとは思わなかったよ。
これなら……うん、赤点滅が見える!
じゃあ、青を胸の穴から突っ込んで、透明のレジンで胸の中に接着よ!
次は電球色ね。
足を短く切って、極細の銅線をハンダ付け。こっちは簡単ね。
これを首の穴に通して、位置を決めて接着。
これで、残った隙間に赤点滅を入れる、と。
ん、ちょっと赤が右に偏ってるね。
少しずらして、と。うん、いいね。
これで青を……点かなくなった!?
やばい、もしかして青の銅線取れちゃった!?
赤点滅を引っ張り出して……なんでぇ!? 青もついてきた!?
しかも、銅線片方取れてる…。
…奇跡のLEDを意図的に作れないと、このLEDはパーってことよね。
ダメ元で、やるしかないよねぇ。
1mm四方のチップの片隅にハンダ付けとか、老眼への挑戦よね。
できた!? あたしってば、天才!
ハンダ付けし直すこと4回。ふと思いついた。LED周りを透明のレジンで固めて、銅線が引っ張られないようにすればいいや。
なるべく小さくまとめよう。
もう胸側はレジンで固めちゃったから、背中の穴から突っ込んで、位置調整して、青と赤点滅両方を配置完了。
次は、土台ね。
スイッチを背後に2つ並べる感じで、右足側にメインスイッチ、左足側に青←→赤点滅の切替スイッチ、と。十分置くスペースはあるね。
で、土台の電池側が前にくるから、右足の下が-、左足の前に+、と。
じゃあ、右足の後ろに-の銅線、左足の後ろに+の銅線を集めて、それぞれ踵の後ろから台座に入れちゃおう。
スイッチ位置を決めて、土台の横壁を切り抜く。
スイッチの留め具を、土台に沿わせてペンチで曲げる。
足位置を決めて土台の蓋に穴を2か所開ける。
ティガの方も、足の裏側に何か所か、それぞれの銅線を接着する。
穴に銅線をそれぞれ通して、足を蓋に接着。
-の銅線3本をまとめて、1本に集約する。
電池ボックスの+端子とメインスイッチを繋ぐ。ここは、抵抗を挟んどこう。必要なのか、イマイチわかんないけど。
メインスイッチから、切替スイッチの真ん中の端子と電球色の+銅線を繋げばいいよね。
ん~、目の分の+銅線が、メインスイッチを繋ぐにはちょい短いかな?
あたし、こういうとこ見積もり甘いのよねぇ。長すぎて余りまくるのも好きじゃない(本体内に押し込むのが大変だから)っていうのもあるけど、必要十分って、ホント難しい。
-の方は、集約するから継ぎ足すのが前提なんだけど、+はなぁ…。
あれ? もしかして、メインスイッチに繋ぐ必要、なくない?
メインスイッチから切替スイッチにも別に銅線繋ぐわけで、メインスイッチ側に繋いでも切替スイッチ側に繋いでも、効果は一緒だよね。
切替スイッチなら、先に台座の蓋に接着しても構わないし、ここなら届く。
あたしってば、天才!
スイッチは、左手で操作することを前提に、メインスイッチは手前左側に引っ張るとオン、切替スイッチは背面に指を伸ばして左側に引っ張ると赤点滅にする。
以前、場当たり的にやってたら、ものによって操作が違って混乱したから、今はなるべく統一するようにしてる。
基板の設置位置関係で、右側にスイッチが来ることもあるんだけど、あたしは左手でいじることが多いから、左側の方がベター。
左利きじゃないけど、スイッチくらいは十分いじれる。
パソコンを置いた机の左側に飾って、右手でマウスいじりながら時々スイッチを入れて悦に入ってるから、左手でいじることが多いのだ。
ハンダ付けが終わったから、台座をネジ止めして、電池を入れてテスト。
うん、メモカラータイマー(青)も光るね。
次は、赤点滅。
あれ? 光らない?
またなんかやっちゃった?
あ、でも、テストに使ってる電池は、弱ってるやつだったっけ。取り替えてみよう。
うん、点滅するね。
あとは、マスクを装着して、と。
あれ? 頭頂部の窪みんとこが透けてる!?
銀色、結構塗ったんだけどなぁ。
一度マスク外して塗り直そうか。
あれ? 結構ぴっちりくっついちゃってる。取れないよ。
しょうがない、下手にこれ以上いじると、目のLEDが断線しかねないから、諦めだね。
接着する前にテストしとけばよかった。
完成間近で、気が急いちゃったのが敗因だね。
とにかく、コンバージモーション・ティガ(第7弾)、完成で~~す!!
コンバージモーション・ティガ(第7弾)
ティガのファイティングポーズは、コンバージモーション第1弾で発売されていたが、とにかく顔のデキが悪かった。
その辺のクレームが多かったのか、第7弾で再びティガのファイティングポーズがラインナップされた。
ご丁寧に、同時にラインナップされた光線ポーズとはボディが別設計になっている(つまり共用していない)。
梓は、第7弾のマスクを複製して第1弾を改造しているが、今回は第7弾そのものを改造した。
奇跡のLED
回で取り上げた“基板からLEDが外れたが、ハンダ付けした銅線はくっついたまま”のチップ型LED。
偶然の産物であり、LEDの端子部が見えないほど小さいこともあって、梓は「奇跡のLED」と呼んで保管している。
「銀河英雄伝説」でヤン・ウェンリーがイゼルローン要塞を攻略した報告の際のセリフを引用して、梓も「もう一度やれと言われてもできない」と言っていた。
…が、今回は、外れた後のLEDチップに直接銅線をハンダ付けしたので、意図的に奇跡を再現したかたちになった。




