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例え落ちこぼれと呼ばれても  作者: ごましお
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episode 2

2251年都内某所。

日本は名前を大日本帝国に変えた。戦争の影響である。

ここ大日本帝国異能力第一高校は異能力者専用の教育機関である。


異能力者の強化、教育を行っている。突如手に入れた力で犯罪をおこなうものが増えたからである。

新しい法律が改案され異能力者への取り締まりも厳しくなったが犯罪は後を絶たない。

そもそも戦争にも利用されているのである。すべてを罰することなどできない。


俺、川内せんだい 飛鳥あすかは今年の春から第一高校に入学することになった。

成績は末席。本来であれば入学することなどできなかったのだが、あることを理由にと特待生として入学を許されたのである。

それは俺の異能力が対人戦において反則的な力を持っているからだ。

入学試験での異能力テストであまりにも低い点数を取った俺に対し、試験官が馬鹿にしてきて教育を理由に対人戦をすることになったのだ。


第一高校は異能力学校の中でもエリートが集まる。そんな中俺みたいな落ちこぼれが受験しに来たのが気に入らなかったのであろう。そしてその対人戦で教官を負かしてしまったのだ。


しかも、その教官は戦闘教科であったため異能力の力を言及され、特待生として入学することになったのである。


俺の異能力は「心眼」(アンサー)という。

相手の思考を読み、攻撃を先読みすることができる。そのため相手が何をしてこようが、答えがわかっているため対処することは難しくない。


教官の能力が身体強化系統の異能力だったため相性の良さもあったけどな。


晴れて入学することができたのだが。

「どうも困ったなぁ....」

俺が特待生ということはなぜか知れ渡っているようだ。なぜなら周りの視線が刺さっているからだ。


(入試で教官を負かしてしまったのはやはり問題だったか。だが俺にはこの学校に入学しなければならない理由があるし。まいったなぁ。)


目立たないように学校生活を送ろうとしてた飛鳥にとっては大きな迷惑である。


そして、どこの世の中にも特別扱いされたものをよく思わない奴は多い。

特にこんなエリートしかいない集団では。

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