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異世界最強の冒険者  作者: 隣の黒猫さん
18/28

ルクフォード達の隠し事

さて、これだけ殺されたんだ。もう、俺には来ないだろ。城に戻る前に、水浴びをして血の臭いを隠さなければ。気持ちを切りかえ、森を去る。


数時間後……。


「ただいま。」


スタスタと部屋に入ると、ギルマスとルクフォード、王子とドミアと全員揃っていた。


「お帰り、大地。大丈夫だった?」


「何がです?」


「敬語禁止!もう、心配してるんだから!」


「大丈夫ですよ。王子が、気にすることは何ひとつ起こりませんでした。ご安心を。」


優しく嘘をつく大地に、ルクフォードとギルマスは深くため息をつきドミアは心配そうに見る。


そして、王子はそれには気付いていない。


「本当に?」


「はい。それより、皆は何か分かったか?」


「それがねぇ……。」


疲れたように、横に顔を振る。


「俺も、特になしだ。」


いや、訂正するならば調べる余裕が無かった。


「あのね、父が僕のためにパーティーをするらしい。どうしよう……。」


「出ればいいんじゃね?」


「大地、やっと敬語を……。さて、そう簡単に言われても困るよ。まだ、治ってないのに……。」


「いつ、おこなわれるんだ?」


「一週間後、王宮の社交広場でさ。」


なるほど、次に狙われるのはそこでだな。ルクフォードが、真剣な表情で言う。


「大地君、君はこれ以上は関わらない方が良い。君は、依頼も終了しているのだしね。」


いきなり、突き飛ばすように言う。


「それは、俺を心配しての事か?」


「それもあるけど、君は本来部外者だからね。」


冷たく、突き飛ばすようにまた言う。


「……そうだな。でも、何か隠してるだろ?」


「否定はしない。でも、君には関係無いことだから気にしないでくれるかな。」


「ルクフォード、そんな言い方は良くない。」


王子は、心配そうに大地を見て言う。なるほど、俺の居ない間に決まったんだな。


「そうね。でも、今回は仕方ないわん。」


そう言うと、ギルマスは窓を見て視線を避ける。


それにしても、仲良くなれた人にこんな扱いされるのはちょっと残念で悲しいもんだな。さて、そう言う事ならちょいと休ませてもらうかな。


確かに、少し割り込み過ぎたかもしれない。だがしかし、元友人である信次が関わっているのだから放っておけない。もんくや恨み言は、後で聞いてやるさ。特に1番、ルクフォードが怒るんだろなぁ。さて、仕方ない今は休むか。


ずっと黙り込む大地に、王子はオロッとしてルクフォードを見る。だが、誰も何も話さない。


「じゃあ、帰るかな。ただ1つ予言をするならば……。王子は、そのパーティーで死ぬ。ルクフォード達だけでは守り切れない。」


4人は、驚きこちらを見る。


「今回のパーティーは、異世界人が混ざった裏の存在が出て来るだろう。協力者を、集めた方が良い。異世界人は、かなり強い。俺でも、苦戦するほどにな。その中に、王子に呪いをかけた奴も居る。今回は、そこで全てが終わるだろう。」


「なぜ、君がそんな事を知ってるの?」


「王子に呪いをかけた、俺の元友達が居るからな。さっきも、俺を殺しに来たから戦ったし。」


皆は、息を呑んで大地を見る。


「何で言わないの!」


「言っても、どうにも出来ないだろ?」


「出来るよ、彼の仕事場が分かれば。」


「無理だぞ。あいつ、国王の裏部隊だし。」


「と言うことは、今回の件はお父様が?」


「いいや、弱みでも握られて動いてるのかも。」


そう言って、少し悲しそうに笑み浮かべて


「まぁ、本人に聞かないと分かんないけどな。」


「だから、今回の件に協力的だったのかい?」


「そうだな。なんせ、1500年以上も会ってない友人に再開したのに殺しあいから始まったんだぜ?俺の気持ちも。考えてくれよな。」


冗談っぽく、笑うとくるりとドアの方を見る。


「君は、いったい何歳なんだ……。」


「秘密だ。」


そう言って、ドアに向かい部屋を去る。


「なるほど、彼の元友人が関わっているのなら僕らも凄く注意したほうが良さそうだね。」


「ねぇ、本当にあれで良かったの?」


「はい。これ以上彼を、近づけない方が良いと私は判断しました。彼は、敵にもなる可能性がありますからね。今のうちに、関係を切らなければなりません。彼は、人の皮を被った化け物だ。」


ルクフォードの言葉に、ドアの後ろで聞いていた大地は足音を消してそっと離れいった。ルクフォードは、たぶん信次の言葉を信じたのだろう。


「お帰り、どうしたんだい?」


「何で居るんだ?」


ため息をつき、コートを脱いでハンガーに掛けるとベッドに座る。セフィロトは、ティーカップを大地に渡し自分も飲む。大地は、紅茶を見つめつつどうしたもんかと少しため息をつき考える。


「大地、それ飲んだら休みなよ。」


「おう、分かってるよ。」


「本当に?」


ため息をついて、大地を心配そうに見つめ紅茶を飲むセフィロト。大地も、紅茶を飲む。


あ……れ……?


「ごめん、少し睡眠薬入れてある。」


ガチャン! ティーカップが、床に落ちて割れる音がする。くらっとしてベッドに倒れる。


「君は、口で言っても聞かないからね。」


ベッドに倒れた大地を、ちゃんとベッド寝かせ布団を掛ける。セフィロトは、ため息をついた。起きたら、怒られるかな。

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