探偵とは 谷山 猫吉 探偵 蜜柑姫 苺 うるさい
前がないから後ろもない
探偵なんて簡単さ
うるさい幼馴染
深くかぶったダサい帽子から奴は答えた
その乾いた唇はひび割れた事務所に響く
わたしはコーヒーを流し台に流しながら聞く
あなた人間としてどうよ
彼は新聞紙を顔に自分専用のそふゃーで寝る
そんな事務所で起こる事務的な喜劇
舞台は青森、世界一寒い村 五琉語琉五郡
あまりにむかしすぎて忘れ去られた未知の村人が集うまち
そこに現れた不幸の陰
「探偵が現れるから人が死ぬのか
人が死ぬから、、、」
その誰も迎えも歓迎もされない密入航みたいな港
僕はうるさい姫と二人コートなどで厚着しながらその白い雪の台地に舞い降りた
サム――――――――――――― 姫の第一声がそれだった
僕はトマトジュース吐き出して死体のふりをする街の木こりたちを無視して
コンスープを雪に吐き出した
その横でシロップをバケツでばらまく姫
さすが金持ちである
それに群がる
大日本帝国青森ゴリラがそれに群がる
なんと金で自然の猛獣を手なずけていた
僕達は気を取り直してその絵本のような殺伐としたシティーに潜入する
が残念ながらボスみたいなやくざもチンピラも
おかしな村人たちが松明を持って襲ってくることも無く
普通にアロハシャツ着ている人がもらうみたいな首飾りを掛けられて「サザエ
そのまま二人で案内もない道を
依頼人を地図を頼りに探すが
その前に事件が起きた姫があれだけ大丈夫と確認してた地図を無くしたのだ
仕方なくうろ覚えの電話から聞こえてきた声を頼りに探す
そしてそのころに地図が見つかり
見つけた そこには毒々しい家があった
えー―こんなところ~?!
言葉とは裏腹に興味津々に目を輝かしながら戸を 「コン コン
と叩く幼馴染を見ながら僕はコーヒーとトマトの匂いのする
どす黒い色のため息を
五琉語琉五郡の極寒の大地に吐き出した
中に入ると毒々しい外装の床の上にポニーテールの女が
倒れていた
「キャ―――― 違う意味で目を手で覆いながら走り出す姫
止める間もなく遺体を触ろうとする
ちょっ ちょと 改めてとめる僕に
振り返らずにカバンから何やら機会を出し始めた
何ですか まだ振り返らない
地元の警察にまかした方がいいんじゃないか
大丈夫ですここら辺の人間は馬鹿ですから
君そんなこと言っていいのかい
ええここら辺はDNA鑑定で別の人種だとわかってますから
まじか
ウソです
そう言っている間に何やらやり始める
一時間後
僕はそれを横目に辺りを探るが大して変わったことはない
しいて言えば 「写真が一枚もない事だろうか」
わかりました 何がわかったんだ
この人機能死んでますね 昨日だけに
寒いのは心の闇だけにしてくれ
それより君そういうこと分かったのか
ええお金持ちですから
と色々な無題ハイテクそうな機械機械をカバンにしまう
しかし聞いてもわからないとは思うがそれ以外には何がわかったんだ
、、、っえ
いや、、 僕は般若のような顔が振り向きそうになりあわてて無視する
だっ大丈夫だ こういうものは死亡時間さえ分かれば
たいてい最後の方で犯人が逮捕される何かにつながるもんだ「二時間ドラマタエコハ見た抜粋
フフフ甘く見ないでください 蜜柑姫株式科学研究室殺人課(ミカンヒメカブシキガイシャカガクケンキュウシツサツジンカ)の威力をこれは死亡時刻の断定(温度差調節機能付き、一分で分かるDNA鑑定 その人の性癖がわかる脳内鑑定 その人の好みの分かる心理テスト その人の職業がわかる 顔相機能 その人が三年前に食べたものだけがわかるスーパーイート・スリーイヤー機能 いままでに、、、」
ストップ、も―――いい ありがとう でその死体のどこを調べたんだ
よくぞ聞いてくれました
突然白い白衣に綿あめヘッドの老人が現れる
あっあなたは
と僕の仰天をよそに
博士いらしたんですね
ああ姫お嬢様 この愚かな愚者に教えようと思いましてスパーテレ
何ですかだから 僕は言葉を遮り言った
山猫さん知らないんですかノーベルベル賞をもらってやると言いながら緊張のあまり毎回欠席している偉い方です
、、、、、、、
君よく聞きたまえ これは従来の毛根やら体温やら指紋やらなんやらかんやらと違い
血液ひとつですべてわかるんだ
、、、、どうしてそんなことを
、、、、そっそれは 博士後ろをびくつきながら振り返ろうとした瞬間
何かの調音光線がその白一色の人間を消す
博士はテレポートでおかえりになりました
ウソこけ 第二の被害者を無視して第一の被害者を改めてみる
美しい雪国の女性特有の白い肌 そしてその幻想的な顔
あながち固有人種というのも間違っていないのかもしれない
こんな隔離されたとこだし テレポート(3D投影機)だってあるんだからと思ったとき
チェスト 誰かが本物の戦いを僕の眉間に打ち付けた
こいつチェスというのが頭脳戦だというのを知っているのだろうか
とにかくここは危険です
よっぽど危険な生物に言われ僕はすごすごと
ゲームの理不尽な立ち入り拒否のごとくその場を後した
今考えれば現場にいた方が良かったのかも知れない
なぜなら犯人は現場に現れる物だから
しばらくモンキーパンチしてくる大日本帝国青森ゴリラと戯れながら森を歩く
正直腹が減り待ちまで歩いているのだ
「は~らが減た はら~がへた 隣の町の娼婦を食べた とうふをたでた ゲロはいた~~
良く分からない歌を後ろから姫が歌って歩いていた
ウボ ウボ 突然大人しい雌ゴリラの大智が叫び逃げ出すと36頭の子大日本帝国青森ゴリラが
蜘蛛の子を散らすように逃げ出した じっ地震
不幸大好き人間姫が叫びながら言う
しかし違った そこには死体があった
真っ白な大地に不気味に真っ赤に染めた床の上にポニーテールの女が倒れていた
キャ―-―死体~~~ 姫がアイドルの追っかけのような速さでカバンを抱き
脱兎のごときエンジンでもついているんじゃくらいのクラスのスピードで
走り寄った
結果 死亡時間昨日 獄S リンゴ好き ニート 鍋焼き梨焼き(ナベヤキナシヤキ) ひとり
しかし問題は 初めて姫の顔が曇る
どうしたんだ 久々に喋る俺 声がかすれる そんざいが、、、、
DNAが先ほどの家の死体と、、 「っ一致したんです
なっばかな
私は名探偵冥利に尽きるとその時ほくそ笑んだ
君はこの死体がいどうしたというのかね
無駄に偉そうな髭の(ヒゲ)の村長が
怒鳴る まーまー
僕は赤子を無だす母親のように言う
そうです移動したんですよ歩いてね
っと気取って言った
ちょっどういう事ですか
村人Aが僕に言う 僕はそのおばさんにこう言い放った
まんまですよ
昨日の晩そこまで歩いて行って殺されたんです
ちょ ちょとまってくれ
そこの娘さんがさっき白神様
(白髪を見間違えて神にしてしまう健康な黒髪人
と一緒に自慢してた神ノ機械ではあの女(寿限無)の家に死体があったそうじゃないか、あれはどういうことだ
色々なもの(大日本青森ゴリラ大31匹小3200000匹 トマトジュース2000カン コンスープゼロ 鍋焼きトマト鍋ゼロ個 他多数 ハガキ一枚
が彼女と僕と博士に襲う(博士は早々ゴリラが当たる前に幻影を消した)
ちょっちょっと待ってください
そこに一人の少女
それは死んだはずの少女ではないだろうか
目を丸くする街人たち
ゴリラたちはその恐怖に一目散に山に逃げる
故郷にお帰りと春香時価が言う
えー―とにかく
僕は説明する
皆 震える目で三人を見た
今回の事件はこいつのみょうちくりんなハイテク機器(穴有り)と彼女の狂言のせいでややこしくなってしまった 夢遊病者のように歩き回る僕に
街人の顔がさっきより恐怖で青くなる
ガタガタガタガタガタガタ、、exr
さてなぜに死体が一瞬にして一本しかない道から我々の前に姿を現したのか
事実を言いましょう 鈍い山猫の眼球がキラリンと光った。
回答編
見るの?
さてはて単純明快なことはなかなかいいずらいしかし私は動機以外言わなければなりません
それは嵐熊の銀爺がクマを撃たなければ
ならなかったように 私も無駄にうろつきながら言わなくてはなりません
ブ---- 文句を言う姫の口を押さえつけ無理やり席に座らせて舞台に戻る
さて(今現在住民150人が極寒の白い原っぱでイスを集め僕の謎解きを聞いていた) 演歌か
さて(早くも椅子に縛り付けたガムテープを噛み千切って蜜柑姫 脱走 その時間 未知数) 毎回早くなってるな
さて()さて()さて()さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーって
明後日
「度重なる「さて」妨害工作の末
さて疲労に限界を感じながらなんとか日頃の「さて」練習の成果か僕は血にまみれた体で言った
さて
さて簡単なことです寿限無さんは双子なのです
ですよね
昨日の第一〇一時扨大戦で深手を負った彼女は白いベッドで
黄色いコンスープかと思ったらキノココクーンを出しながら言う「はい」 と
僕は連れ去られる病院のそりを見ながら ありがとうと言う
さて次にさて
さてさてうるさいんじゃぼけーー
と姫が檻の中から叫ぶ これは奇跡だった 次も同じことができるとは到底思えない
ハハハ と奴に向けカラ笑いしながら進める
さて その時に気ずいていればよかった
奴が異常な人間だと
つまりあとは単純です
ウソのつまり彼女の姉妹の殺された方の血を家の床にばらまき
偽装、発見されたときにその上に横たわればいい
幸い彼女の依頼できましたから
僕たちが死体を触ると死んじゃう病なのをご存じで
わざわざ東京沖縄市西ざぶん三六〇の事務所にかけたのでしょう
さらに書かれた地図は残念なことに彼女が無くしてしまいましたが幸い僕が憶えていた(その時に気ずいていればよかった彼女がいないことを
そして指定された手順で先に家に着くと
そのあと僕たちは仕方なくあなたの家に何もない食料に気ずき
さらには空腹のあまり
一緒に依頼料なんかと送られて来た旅の情報雑誌宙美の特集
隠れた秘境絶対零度マイナス三一〇度で食べる逆火傷鍋その名も鍋焼き梨鍋
に釣られいい感じにその屋敷にはその宣伝ポスターもあり
まんまと町につづく一本道に
まるで右はクレバス左は月の山ですよ 月の山(世界のどこかにあるという世界最高峰の山脈)そこにはブルブルさまという生き物がいるらしい」
あの道
とにかくそこで昨日死んでいるあの人の姉妹の生きている方の逆の人が発見される
これがこのテレポートまがいのあるいた死体の推理です
しかし死体には温度差で死亡推定時刻が
生意気な舞の木こりの息子Cが言う
フフフ残念ながら無駄に高性能の機会のせいでそれだけは正確だ
少年C「でも もししたいじゃないほうの生きてる死体に傷をつけて調べたら
神様たちが言ってた血液だけだとDNAに引っかかるんじゃ
まーその時は大丈夫だろう だいたいぼくら触れないし それに
「それに と街人全員が聞く
一卵性双生児はディーエヌエー同じですから
へ―――ーっと聞こえるつまらなそうな声 なら聞くなと言いたい
さてこれでなぞは終わった鍋焼き梨鍋でも食べて帰ろうか姫、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、そこにはいなかった
壊された檻
僕は自分自身の第二の事件を予感した
数分後
きゃーーーーーーーーーーーーー
能書き
寿限無は能書き好きの少女です
そんな彼女は純愛に生きる妹から妬たまれます
だって理屈好きじゃないんですもの
その異論のもと
理屈ではありえない探偵を見つけ
理屈ではありえない大冒険を東京で犯し
蜜柑姫化学科の機密を知り彼女が持っていることも知った。
全ては理屈じゃないというそれもまた理屈
暴言
手に張り付いた鍋を僕はさっきの二倍以上のけがをした躰で彼女の横で船を待ちながら食べた
それは舌の周らないほどの美食である。、、
不意い彼女が言った
あの子ここまで導くの大変だったのよね
真っ黄色のキノココクーン色の船が遠くに黄色い煙をまき散らしながら漂いながらこちらに来る
分かれの際
彼らへ盛大にトマトジュースを口からまき散らし
いつまでも
その極寒秘境ではゴリラ達が鳴いていましたとさ
「さらば街人さらば大日本青森ゴリラさらば五琉語琉五の大地
僕は彼女と共にトマトのせいで赤く染まる海としずみ始めた夕焼けに叫んだ 終(終わり)
後がないから先がない