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*1*

鈴木拓郎。

本来なら普通の高2だが・・・・・・。

2年前、入試に私立受けずに、公立一本でいったら

見事に落ちたという結果に終わってしまった。

本当に何で私立を受けなかったのだろうか。

すごく後悔している。

いや、あの高校の入試が難しかっただけなんだ!

きっと!



そんなことで今は、

ニート・・・・・・ではないんだ残念ながら。

定時高校に通っている。

もちろん夜間。

昼間に行くのは眠いしだるい。

定時高校は、3年では終わらない。

卒業までに約5年かかるらしいじゃないか!!

他の同級生が大学1年目でも、俺は高4。

ひどすぎる。

しかも年齢もさまざま。

ばあさんやじいさんもいれば、おっさんおばさんもいる。

幅広い年齢層が通う。

昼間は年老いた人が多い。

だから俺は夜間を選んだ。

もちろん働いてはいない。

朝~昼はかなり暇だ。

その間は外に出ず、ひたすらゲームに浸る・・・・・・。

俺はゲームをしているとき、どんな顔をしているのだろうか。

きっとこの世のものとは思えないくらい気持ち悪い顔をしていることだろう。


しかしいい加減5ヶ月前に買ったゲームもクリアしてしまい飽きた。

「聖なる騎士 邪悪ヴァロンの冒険」というなんとも中二病くさいRPGものなのだが、

これがかなりハマる。

俺はRPGものが好きだ。

毎日世話するものとか、オシャレ系とかには全く興味がない。

「さて・・・・・・そろそろ新しいの買わないとなあ・・・・・・。」

正直外に出るのは面倒だが、

古いゲームをやっていても仕方がないし、俺の精神が持たない。

スウェットに着替えて財布をポケットにしまう。

下に降りようとしたときに、突然机から何かが落ちた。

携帯か?とも思ったが、それにしては音が小さすぎた。

机の傍を見てみると、テレビゲームIJのソフトが落ちていた。

パッケージを見ると、「主人公は君♪」と書かれているだけで、

後は絵も何も説明すらなかった。

「俺、こんなソフト買ったかなー・・・・・・?」

そう言いつつも、IJにソフトをセッティングする。

しかし主人公は君ってどういうことなのだろうか。

というか、それ普通だよな?

しかし内容が女子ものだったら、新しいゲーム買いに行くついでに

売ろう。

ソフトが起動した。

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